すみれの近況
2007 / 06 / 12 ( Tue ) すみれの里親さんから、近況報告のメールをいただいた。
さてさて、今日のすみれですが、全く困ったちゃんな行動は取っていません。実は昨日から母が家を空ける時にすみれをキャリーに入れず出掛けています。 はぁ〜良かった(-。-) とりあえず、まだ嫌われるようなことはしていないようだ。それどころか、獣医さんでもおとなしく診察を受けて、よいコと褒められ、近所の人からも「可愛い!」と評判のとびっきりよいコにしているらしい。 おいおい、うちでのあの騒ぎは何だったんじゃい!? 何かやらかすのではないかというのばかりが心配で、すみれをお渡しする時に、くれぐれも最初は、目を離す時はケージかクレートに入れてくださいとお願いしたのだが、すみれさんったら1日目の夜に、あっさり2代目天功の技を駆使して、朝起きたら、同居犬たちと並んで犬ベッドで寝ていたのだそうだ。 すみれよりちょっとお兄さんのミニチュアダックスのあるくん(K家のイタズラ帝王なのだそうだ)のうしろにくっついて、色々おいたはしているようだが、犬を飼い慣れたK家の皆さんにとっては、笑い話で済まされるレベルらしい。もう1頭の同居犬、すみれとほぼ同い年の柴犬、純太くんはとてもフレンドリーな優しいコで、初対面の時からすみれとは巧くやっていけそうだったし、きょういただいたメールによると、一緒のベッドで添い寝する仲になっているとのこと。うちではカイとも姫ともつかず離れずでとくに仲良くなるでもなく、かといってもめるわけでもなかったすみれが、同居犬に可愛がってもらえるかどうかがキーだろうなと思っていた仮飼い主としては、ほっと胸をなでおろしている。 同世代の仲間がいて、一緒に走りまわっているお陰で、問題行動に使われていたエネルギーが良い方向に巧く発散されているのかもしれないね。 ともかく、K家の皆さま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。すみれのこと、末永く可愛がってやってくださいねm(_ _)m ![]() 新しい家で、すっかりくつろいでいる、すみれさん ![]() 同居犬とみんなでお昼寝……でもアンタ、しっかりセンターの席を確保かい!? |
巡りあい
2007 / 06 / 08 ( Fri ) すみれが、いきなりお試し生活に入った。
仕事が片づき、そろそろ本格的にもらってくれる人を探さねば、と思っていた矢先、動物病院にお願いして貼ってもらっていた迷子募集のポスターを見てくれたあるご家族が、もし前の飼い主の元に戻れないようなら、うちにおいでとお声をかけてくださったのだ。 願ってもないほどの良いご縁で、こんなぶっとい赤い糸を自力で掴んで引っ張り込んだすみれの運の強さに驚いて、管理人は現在放心状態に陥っている。すみれが我が家にいるうちに、宝くじを買っときゃ良かったぜ! すみれを迎えてくださったご一家は、全員が犬好きのすばらしいご一家だ。ほとんど留守番もなく、犬飼い歴も長いので、知識も経験も豊富で、またすみれと同じくらいの歳の先住犬が2頭いて遊び相手にも事欠かない。最初にメールをいただいた時点で、こんな良い話をいただけるなんて信じられないと思ったのだが、即座に「でも、すみれっていわゆる問題犬って呼ばれるコだし、実体を知ったらきっとご辞退されるんだろうな」とちょっとブルーになっていた(←強気の発言を繰り返していたわりには、思いきり小心者の管理人)。まあダメもとでアタックしてみっか、と屋敷のurlをお知らせし、評決を待ったところ、何と「是非一度会ってみたい」というお返事をいただいた。 うっそぉ〜ホントに、ホントにこのままのすみれで良いんですか? メールのやりとりをしていた時点ですでに、とてもしっかりした常識のある立派な社会人という印象は受けていたのだが、いざお会いしてみたら、ご家族皆さんがほんとうにすばらしい方たちばかりで、管理人としてはもう涙が出るほど嬉しかった。 こんな方たちに家族として迎えていただけるなんて、すみれって前世でよっぽど徳を積んでいたにちがいない。シッコの染みだらけになった管理人の布団も、引きちぎられたUSBケーブルも、このための過程だったと思えば、何も惜しくない。 それでも、やっぱり小心者の管理人はくどくど、くどくどすみれの問題行動について説明し続けた。 「こいつ、あんなこともやります。こんなこともやります」 おそらく、先方さんは管理人がすみれを手放したくないのだと思ったにちがいない。何でここまですみれの悪口ばかり言うのだろう、と呆れられたかもしれない。でも、ほんとうにいまのすみれをそのままで受けいれて頂けるのか、やっぱり確かめておかずにはいられなかったのだ。 すみれは、仮飼い主の欲目ぬきに、ほんとうにすばらしい犬なのだ。問題行動は確かにあるが、すべて治すことができるレベルのものばかりだ。だが、それを治して飼ってやろうという人が、ほんとうに出てきてくれるとは思っていなかった。そういう人も、もちろん世間にはたくさんいるが、その人がたまたますみれに目を止めて、引きとりに来てくださるという確率はほとんどないに等しかったし。 だが、世の中に奇跡はじっさい起こるのだよ。すみれのような強運の持ち主は、自力でしっかり運をつかみ取る。 現在、すみれは新しいご家庭で、巨大な猫を被ってとりあえずよいコで暮らしているらしい。引きとって頂いた初日に、仕事から帰ってきたお父さまを侵入者と勘違いし、思いっきり吠えまくるという失態を犯したが、その後はお得意の悩殺すみれスマイルを振りまいてパパの心をわしづかみにしているそうだ。そうそう、その調子だよ、すみれ。これからたぶん山ほど色々やらかすんだから、とりあえず群のリーダーに可愛がられるように頑張るんだよ。我が家で培った必殺へそ天上目遣いを駆使して(←そういうことしか教えない仮飼い主)ともかく皆さんに可愛がられるよう精進したまえ。 お見合いで、お父さまを除くご家族の皆さんにお会いした瞬間、管理人としては、ぜったいにこのご家庭にすみれをもらって頂きたいと心密かに決めていた。だが、何があってもこのご一家なら大丈夫と確信したのは、2頭の先住犬たちの顔を見たからだ。飼い犬にこんな良い笑顔をさせられる人たちなら、何があってもすみれはこの家で幸せに一生暮らしていけるにちがいない。 すみれが卒業する時には、号泣すると言い張っていた管理人だが、不思議と涙は一滴も出なかった。たぶん、すみれの旅立ちは別れではなく、新たな出会いの始まりだとわかっていたからだろう。少なくともすみれの寿命が続く限り、末永くおつきあい頂きたいという管理人の我が儘を快く受けいれてくださったKさまご一家に感謝すると共に、すばらしいご縁を運んできてくれた、台風娘すみれに心からありがとうを言っておきたい。 保護犬の譲渡とというのは、金銭のやりとりが絡まない分、面倒なことや煩わしい部分ももちろんあるが、姫をもらってみて、そして今回すみれの飼い主捜しをしてみて思うのは、犬がそれに関わった人間たちにも新しいステキな出会いを運んできてくれるということだ。いま、管理人がおつきあいしている人々の多くは、姫をもらわなければ知り合うこともなかった人々だし、今回すみれを通して、また新たな輪が広がった。 やんちゃで手がかかる我が儘娘ではありますが、K家の皆さま、どうぞすみれを末永くよろしくお願いいたします。 そして、すみれのことで色々ご心配頂いた皆さま、応援してくださった皆さま、ほんとうにありがとうございました。心より御礼申し上げます。 |
犬のファッション、最新トレンド!?
2007 / 06 / 06 ( Wed ) ☆☆☆☆すみれの家族になってみたい人、いない?☆☆☆☆ 里親募集中のすみれがどんなコか、知りたい方はこちらから 譲渡条件についてはこちらをご覧ください。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 管理人は、犬にチャラチャラ服なんて着せてんじゃねぇ〜よ、という硬派な犬飼いである。 だが、やはり雨の日のお散歩には、レインコートがあると便利だ。とくに、カイやすみれのような短足犬は、何も着せずに雨の中を散歩に行けば、腹に泥がこびりつき、散歩から帰るともれなく風呂にいれなくてはならなくなる。 これはちと面倒。 なのでツチノコ兄弟は、子犬の頃からユニクロの子供用Tシャツを雨具として愛用している。だって、何と言っても安くて丈夫なんですもの。150cmのサイズがあつらえたみたいにぴったりだし♪ 姫は以前お友だちからレインコートをいただいたので、これで良いとして、問題は人間用のTシャツではとても大きすぎるチビスケの居候だ。いちおう心優しいお友だちから、愛犬が着れなくなったレインコートのお下がりをちょうだいしたのだが…… ふつうの犬用じゃ、脚が長すぎて着れないのよ。とりあえず着せてみたら、松の廊下みたいになっちゃってさ…… で、現在のすみれさんの雨の日のお散歩ルックはこんな感じ↓ 貧乏くせぇ〜と家人に非常に評判が悪いすみれのレインウェアだが、管理人としてはこの庶民的な雰囲気、けっこう気に入っているんだがね。 「せめて、もう少し高級なスーパーの袋にしたら?」 ん〜すみれの服代わりに使うために、ふだん買い物しない店でわざわざ買うのもどうかと思うが…… とか言いつつも、最近は買い物に行くたびに、あれはロゴが横に出るとけっこうカッチョイイかもなどとレジ袋に妙に注目してしまう貧乏な自分が、ちょっと哀しい。 |
問題行動って問題ですか?
2007 / 06 / 04 ( Mon ) ☆☆☆☆すみれの家族になってみたい人、いない?☆☆☆☆ 里親募集中のすみれがどんなコか、知りたい方はこちらから 譲渡条件についてはこちらをご覧ください。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ この日記を読みに来てくれる人に中には、何で預かりのくせに、すみれの問題行動ばかり書くんだろうと訝っている人も多いことだろう。確かに、ふつう里親募集犬の預かり日記を読んでいると。 「可愛く元気な良いコ。人なつこく、誰にでも愛想が良いコです」 なんてことばかりが書いある。まっ、毎日それを繰り返しても良いんだがね。じっさい嘘じゃないし。でも、読んでる人も飽きるかなぁ〜と思ってさ。 すみれは事実、見た目もめちゃくちゃ可愛いし、元気はあるし、健康だし、人なつこいと言う点に関してはまさに100点満点花丸つきで、その上、学習能力が飛び抜けて高く、おまけに社会性もばっちりのまさに理想的な犬なのだ。 管理人に言わせれば、すみれぐらい優秀で、こんなに飼うのが楽ですばらしい犬にはめったにお目にかかれないと言うぐらいの掘り出しものなんですよ。ただ新しい家にいった最初は、一つ二つ問題が出ますよという意味で、いちおう吠え癖のことやトイレの問題もお知らせしておく、っていうまあそんな感じなのね。 で、何で平気でそういうことをするかというと、管理人自身が、問題行動ってものを別に問題だとは思ってないからなのだ。特にすみれの吠え癖やトイレについては、前の飼い主が強化してしまったためにいまは「癖」というレベルまでエスカレートしているだけで、新しい飼い主が対応をまちがえなければ、すみれはそんなことをしても無駄だと気づいて、じきに自らの意志でやらなくなる。なぜならすみれの吠え癖(要求吠え)もトイレの悪癖(抗議シッコ)も、飼い主が犬につけてしまう悪癖の典型だからだ。 だから敢えて書いておくのだ。新しい家に行った最初は、おそらくすみれは一通りのことをやらかす。なぜなら、それがまだすみれの中にプログラムされている人間との暮らしかたの初期設定だからだ。その時に「こんなはずじゃなかった。もう飼えない」と返されてきてしまうようなご家庭にすみれをもらってもらうよりは、ある程度覚悟して引きとって頂いたほうがいいかな、と管理人は考えているのだ。 保護された成犬をもらい受けることと、パピーから飼うことの一番の違いは、成犬の場合は、人と暮らすということがどういうことか、すでにちゃんとしたイメージをそれぞれが持っているということだ。すみれの場合は、吠えて要求を通すことや、糞尿をまき散らして人に注目されることが人との暮らし方だと思って、我が家にやってきた。いま管理人がやっているのは、初期設定で入っているそういう人との暮らしかたのプログラムとは別に、もう一パターンの人との暮らしかたのプログラムをすみれの中に入れる作業だ。かまって欲しい時は、ギャンギャン吠えて要求するのではなく、黙ってオスワリをして管理人を見上げれば褒めてもらえる。トイレは決められた場所ですれば、盛大に褒めてもらえて遊んでもらえる。そういう別パターンの暮らしかたを教えることで、新しい家に行ったあと、元の飼い主で成功した方法が巧くいかなかった時に、じゃあ犬猫屋敷でやってみたこのパターンはどうだろうか? とすみれが気づいて実践することを期待している。その時に、新しい飼い主さんが対応をまちがえなければ、やがてすみれの中の初期設定のプログラムが新しいものへと書き換わるのだ。そうなった時、初めてほんとうにすみれの問題行動は完全になくなる。 管理人の尊敬するアメリカの訓練士が書いた本の中には、「interaction」という言葉が頻繁に出てくる。辞書で調べると「相互作用」という難しい訳語が出てくるが、要は互いに影響しあうことで、互いの行動が決まってくるという意味を表す英語だ。犬の問題行動というのは、まさに飼い主の対応しだい、文字通りinteractionだと管理人は思っている。すみれのようにとにかく人の注目を集めたい犬の場合、飼い主が吠えて騒いだ時だけ見てくれるのなら、ギャンギャン吠えて見てもらおうとするのは、当然やるであろう行動だ。だが、吠えるたびに無視されたら? 逆に静かに座って飼い主を見上げた時(当たり前のことだが、静かに座っている時には吠えることはできない)には無条件で褒めてもらえるとしたら? どちらを選択するかはすみれの自由だが、ふつうどんな人間だって犬だって、同じ結果が得られるのなら、自分にとって楽な方法を選ぶものだ。 新しく犬を飼いたいという人と話すたび、あれ? と思うことがよくある。最近は純血種が一般的になったせいか、○○の犬種が欲しいと心に決めて犬を買いに行く人がすごく多いのだ。で、○○じゃなきゃ嫌! という人にその理由を尋ねてみると、じつに妙な答えが返ってくる。可愛いから、毛の手入れが楽だから、などの見た目だけで選ぶ人がほとんどなのだが、中には「友だちの家のチワワはすごく利口だったから」「テレビで見たボーダーコリーは頭の良い犬だったから」なんて驚くような理由を平気で口にする人がいるのだ。 そういうチワワが欲しいのなら、友だちの家のチワワを友だちつきで飼った方が身のためだよ。訓練の入ったボーダーコリーに憧れてるのなら、訓練士つきで飼わないと無理よ。 たいていの人はそう言うと何で?って顔をする。だが、これは事実なのだ。飼い主と犬は常にペアで1セット。問題犬がなぜ存在するかというと問題犬を作る飼い主がセットになっているからで、同じようにスーパードッグにはもれなくきちんと犬を訓練できる優秀な飼い主がついている。 たとえば、盲導犬になる犬だから頭が良いと世間一般に思われているラブだが、盲導犬になれる犬なんて、ラブ界の中でもエリート中のエリートだけだ。きちんと血統を選んで、盲導犬に向いている犬をわざわざブリードした上に、プロの訓練士が1対1で犬と寝食を共にして1年間みっちり訓練を入れた結果がいま働いているラブの盲導犬たちで、その数はラブの全頭数の1%にも満たない少数派だ。それ以外の99%のラブは、訓練もせずに放っておけば、身体がでかくて力が強い盗み食いの天才のただの破壊王になるだけだ。 犬の世界で言うところの「頭が良い」犬というのは訓練性能が高い(学習能力が高い)ということだ。だからどんなに頭が良い犬を手に入れても、飼い主が訓練して育てなければスーパードッグにはならないのだ。逆に頭が良い犬であればあるほど、きちんと学習させなければありあまる情熱と知恵とエネルギーを破壊活動や問題行動に費やすようになる。 犬を飼うならトレーニングをする。これって管理人に言わせれば車を買ったらガソリンを入れないと走らないというぐらい、当たり前のことなのだ。にもかかわらず、世間の自称犬好きさんの中には、大枚はたいてベンツを買って、ガソリンは高くてもったいないから給油はせず、毎日ベンツを眺めて「あぁ〜癒されるわぁ〜」とつぶやいている不思議な人間が多くいる。最初から走らせる気がないのなら、別にベンツだろうが軽の中古だろうがどれだって一緒だろと思うのだが、やたら車種には詳しくて、ジャガーがいいのポルシェがいいの、やっぱり国産じゃだめだとか、そういうところにばかり妙にこだわっていらっしゃる。 それってやっぱ変だと思う。だってオートマしか運転できないのに、ポルシェ買っても意味ないじゃん。走らせなきゃポルシェの良さはわからないって管理人は思うのだよ。 すみれは、非常に優秀で、いわゆる「頭が良い」犬であったがために、たまたまそういう犬には合わない飼い主さんと当たってしまったせいで飼育放棄されてしまった犬なのだ。だから、すみれがいまは問題行動を抱えていても、管理人はそれを恥ずかしいことだとも隠さなきゃいけないことだとも思わないのだ。だって、すみれには何も悪いところはないんだから。唯一悪い点があったとしたら、それは運が悪かったというそれだけなのだから。 |
X-Files
2007 / 06 / 03 ( Sun ) ☆☆☆☆すみれの家族になってみたい人、いない?☆☆☆☆ 里親募集中のすみれがどんなコか、知りたい方はこちらから 譲渡条件についてはこちらをご覧ください。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ すみれのお屋敷ではときどき科学では説明がつかない不思議な現象が起こる。 以前の日記に書いたように、コングの中になぜかうんPが詰まっていたり、出口がないのに、すみれがハウスから出てきたり…… すみれは、寝る時と食餌時と管理人が出稼ぎの日以外は、デカ犬たちと共にほぼ1日中犬部屋フリーで暮らしている。だが、お散歩の助っ人が見つからない時は、うちの犬たちが散歩に行っているあいだだけ、ケージでお留守番をしなくてはならない。 だが、すみれとしては、何とかしていつもみんなと一緒にいたい。そこで、何とか置いていかれないよう、彼女はちっちゃな頭で一生懸命考えた。 ある日、管理人とデカ犬2頭が散歩に行こうと玄関で準備をしていたところ、すみれが鳴き止み、これは良い傾向と思ったとたん、ドアに開いたペットドアをくぐって、すみれが弾丸のように走ってきた。 おっとぉ〜、大脱走かい? ちなみにすみれさんは70cmほどの高さのあるケージやサークルをゆうに飛び越すジャンプ力を持っている。ふだんはNoと言われたことは決してしないよいコなのでおとなしくハウスの中で待っていられるのだが、どうしても欲しいおやつやおもちゃをデカ犬たちが持っているのを目撃したり、自分だけ置いていかれそうになると、たまらなくなって壁を越えてサークルから自力で出てきてしまう。 うちに来てすぐ、それはわかっていたので、すみれの部屋の寝室にはちゃんと蓋がついているのだ。ただいつも蓋を開けてトイレ掃除をするので、もしかしてまた寝ぼけた管理人が蓋を閉め忘れたかとすみれを連れて部屋に戻ってみると…… おいおい、こいつ2代目天功かよ!(初代天功についてはこちらをご覧あれ) どうしてうちに来る女の子たちは、皆さん頭がよくて身軽で、才能あふれる方々ばかりなのだろうか? もしかすると、初代が2代目にイリュージョンの極意を伝授したのかもしれない。 |







