|Posted:2010/09/05 17:25|Category :
カイザー|
カイの熱はいったん下がったものの、まだ日に何度か、いきなり体温が急上昇することがある。食べた直後とか、歩きまわったからというような具体的な理由が何も見あたらない以上、様子を見ていて、体温が上がってきたなと思ったら、すぐさま対処するしかない。保冷剤で冷やしてやると、比較的すぐにまた体温が下がるので、今後は1時間以上目を離すのは危険だなとつくづく思う。
とはいえ、一か八かの賭けに出て、管理人も夜はちゃんと寝てるんだけどね。こうなってくると飼い主のほうも体力勝負。しっかり寝て、ちゃんと食べておかないと身が保たない。
高熱がひいたあたりから、クールベストも首の保冷剤もいったん全部とることにした。つけておいたほうが安全だとは思うのだが、カイにとっては不愉快な状況なら、なるべく嫌な思いはさせたくない。ゆえに、今は体調が良いときはマッパで、ちょっと熱が上がってきたら保冷剤を上に乗せられて、カイはサンマのようになっている。
いずれにせよ、部屋自体が今や冷蔵庫と同じだし(-。-) ぼそっ
もしかしたら、冷やすのはかえっていけないとか何かあるのかもしれないが、少なくとも低温を保ったほうがカイは快適でいられるようだし、カイ自身が辛い思いをしないことが、何よりなのだと思うのだ。
そういえばこの部屋、ずっとクーラーの効きが悪いのは古い日本家屋であるせいだと管理人は思いこんでいたのである。何しろ空調つけても鉄筋コンクリート造りのオフィスやマンションに比べるとぜんぜん効果が感じられない。てな話をしていたところ、カイの病気がわかってしばらくしたとき、唐突に妹が掃除機をぶら下げて部屋に入ってきた。
「何するつもり?」
「アンタ、このクーラー、ぜんぜんフィルターの掃除してないでしょう?」
「してないけど、まだ買ったばかりだもん。それに自動お掃除機能っていうのがついてるし♪」
「自動お掃除機能なんかじゃ、この部屋の毛の量に対処できるわけないでしょう? 掃除機かけたって、翌日にはポン毛が舞ってるんだから!」
たしかに、一番ひどいのは柔らかくて細いポセの毛の害なのだ。ふわふわ宙を舞う上に、なぜかポセは今ごろ独り換毛期を迎えているので、抜ける量が半端じゃない。前の飼い主が泣こうが喚こうが、本気でスポーツ刈りにしたろーか、とマジで思う。
「フィルター掃除すれば、少しはクーラーの効きが良くなるから!」
「んなことないもん。ぜったい汚れてないもん。だって、自動お掃除機能付きだもん( ̄з ̄)」
そう主張していた管理人だが、クーラーのふたを開けてびっくらこいた。なんとフィルターにはポセの毛がこびりついて絨毯のようになっていたのだから(。_ _)
わざわざ高かったのに自動お掃除機能付きを買ったのに……だからお掃除しなくて良いって思ってたのに……犬猫の毛が舞っている家では効果はありませんって書いといて欲しい(-。-) ぼそっ
ほら見たことかと勝ち誇った顔で妹はフィルターの掃除をし、満足げに帰っていった。そしてクーラーがぜんぜん効かないはずだった管理人の部屋は、その日からとても寒くなった。
ええ、半端じゃなく寒いんざんす。クーラーの真下に座って、反対側からカイ用の扇風機2台の風をまともに食らっている管理人は頭の先からつま先までフリースで全身を覆って熱いうどんをすすっている。
もう一度、部屋を模様替えしたほうが良いかも(-。-) ぼそっ
だが、これもすべてカイお坊っちゃまに快適にお過ごし頂くためには必要なことなのだ。ならばヒートテックにゴジラの着ぐるみで耐えようじゃないか!
ただし、極寒仕様の服装を忘れ、ついつい脱ぎ忘れてうっかり部屋から出てしまうと、あまりの暑さにその場でぶっ倒れそうになるのでじゅうぶん注意が必要だ(^_^;)

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