スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

理不尽

最近買った1冊の本がある。

DSCF3241.jpg

飼育放棄された犬たちと、殺処分を扱った写真集だ。写真集……と言ってしまって差し支えないと思う。じっさいは、文字もかなり多いのだが、管理人としては映像のインパクトのほうが強かった。こういう現実をまったく知らない人に知って欲しいという意図があって作られたであろう本なので、きちんと説明がされるのはとうぜんだが、こういう現実を否応なしにすでに知ってしまった管理人のような人間にとっては、写真に映っている犬たちの表情のほうがぐっと胸にくるものがある。

ここに映っている犬たちのほとんどは、もうこの世にはいない。年間10万頭という殺処分統計の数字の一部になってしまったコたちだ。切ない、可哀想、やりきれない……人によって持つ感想はそれぞれだろうが、管理人の頭に浮かぶ言葉はただ一つだ。

理不尽。

辞書によると理不尽とは「物事の筋道が通らないこと。道理にあわないこと。また、そのさま。無理無体」と書いてある。何度も繰りかえし叫び続けていることだが、貴重な税金を使って一部の無責任な飼い主のために行う公共サービスほど理不尽なものはないと管理人は思う。いかなる理由があろうとも、飼えなくなったペットを、何もお上が公共サービスの一環として代わりに処分してさしあげる必要はないはずだ。これほど馬鹿馬鹿しい税金の使い方は他にないと管理人は思う。

ペットを飼うということは、命に最後まで責任を持つということだ。命が消える瞬間をちゃんと見届けるということだ。それができない人間は、最初から動物を飼おうなどと思わない方が身のためだ。

もし万が一飼っていたペットを飼い続けられない時は、責任を持って飼い主がその動物の命を絶つべきだと管理人は思う。いわゆる「持ちこみ」と言われるケースに関しては、処分の現場に飼い主を立ち合わせれば良い。必要書類を書きこんで数千円払ったら、そこで責任を逃れられるシステムはやはりおかしいと思うのだ。

むろん、賛否両論あるだろうし、じっさい、センターがいったん引きとったお陰で次の飼い主に巡り会えるケースもある。だが、その多くは現実問題として不安と恐怖の中で苦しみながら死んでいくのだ。最期に、犬にこういう顔をさせてはいけない。犬は人間の最良の友なのだから、友だちにこんな哀しい顔をさせるようなシステムはおかしい。いまの殺処分の方法は、ペットを放棄する人間にとって便利なシステムになってしまっている。ほんらいならば、一番の責めを負うべき者たちにとって利益になるシステムはやはり理不尽なのだ。

だから、同じ殺処分を行うにしろ、放棄した人間たちにとってはすごく苦痛で、動物たちにとってはもう少し苦痛のない方法に切り換える潮時だと管理人は思うのだ。

この写真を撮った華ママさんとは、じつはちょっとしたお知り合いだ。サイトを開けると、いきなり女装のポセが目に飛び込んでくる。なんで!? と知らない人は思うだろうが、じつは華お嬢さまは、ポセと一緒に生まれた同胎のきょうだい犬なのだよ。並べてみると、サイズが2まわりほど違うのだが、5、6頭(だったと思う)いたきょうだい犬のなかでも、ポセと華は一番良く似ている。ビビリで、散歩が怖くて、困った顔が初期設定なところもそっくりだ。生粋の野良のコで、ひとつまちがえば、この本に載っていたかもしれない華とポセ。確率論から言えば、このコたちが、いま生きているのは奇跡なのだ。

外ではあんなにオドオドしているポセだが、家にいるときはとことん脳天気。いまも、管理人のベッドに仰向けになって鼾をかいてお昼寝している。管理人が近づいてくる気配で一瞬目を覚ますが、すぐに安心して、お腹グリグリを期待してへそ天全開でまた眠りにつく。

ここに映っている犬たちとポセの違いは何だろう? と考えざるをえない。違いは、たぶん何もないのだ。ただ単にポセや華は運が良かった。たまたま今の飼い主に縁があった。ただそれだけのことなのだ。

この本の印税の一部は、今後の保護活動の資金として使われる。だから買ってね! と言うのが筋なのだとは思うが、あえて言うなら本屋さんで立ち読みでも良いから、なかに載っているコたちの姿を見てやって欲しいなと管理人は思う。映っているコたちの不安そうな表情と、自分のうちにいるコの顔を見比べて欲しい。巻末に使われている、センターから引きだされ新しい飼い主の元に送り届けられた犬たちとの表情の違いをちゃんと目に焼きつけて欲しい。そして何か感じたら、近所の図書館に購入リクエストを出してもらえればなと思うのだ。こういう本は、不特定多数の人の目に止まる公共図書館や学校の図書館にぜひ置いてもらいたいと管理人は思う。動物病院やトリミングサロンの待合室にも置いて欲しい。ドッグランやドッグカフェにも置いておいて欲しいと思う。それこそ、ペットショップに必ず1冊完備しろ、ペットを飼う前に、この本を読んだ感想文を必ず提出するよう義務づけて欲しいと言いたくなる。

これは可愛いワンコちゃんの写真がたくさん載っている、癒され系のステキな本では決してない。ハードな現実を伝える本だ。だからこそ、多くの人に見て欲しい本だと管理人は思う。

ご購入いただける際にはここここから買ってもらうと、保護活動費用の足しになる。これもささやかなボランティア♪

きょうもポチポチッとよろしゅうにm(_ _)m→ にほんブログ村 犬ブログ 元捨て犬へ にほんブログ村 犬ブログ MIX大型犬へ
関連記事

テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

Comment

非公開コメント

プロフィール

犬猫屋敷の管理人


Author:犬猫屋敷の管理人
スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


Lc.ツリーカテゴリー
管理人のマーキング先
最近の記事
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近のコメント
管理人にひと言いいたい!

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最近のトラックバック
QRコード
QRコード
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。