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継続は力なり

管理人はロマンス小説が嫌いだ。

ロマンスと名のつくものは、ドラマだろうが映画だろうがじぇ~んじぇん興味がないのである。なにせ、あのラブロマンスの名作「タイタニック」を観たあとに「やっぱ、人間生き延びるには体脂肪が必要ね!」と宣った女である。それもまだ、ぜんぜんイケてるはずの30代の頃に(^_^;)

とはいえ、仕事となれば好き嫌いは言っていられない。ロマンス系のものは、ある意味、不況に強いコンスタントな需要があるので否が応でも金儲けのためには、それに関わらねばならないこともある。むろん、好きじゃないので気分は真っ暗だ。だが、嫌だ嫌だと文句を言っていても埒があかないので、なぜ自分が、ロマンスという分野にここまで興味を持てないか考察してみた。

管理人に言わせれば、ロマンスというのは底が浅い。基本となるプロットは、男と女が出会って、好きだ嫌いだとグジグジ言って、最後はめでたく相思相愛でハッピーエンドと決まっている。それが太郎と花子だろうが、ジョンとメアリだろうが、アンドレとイヴォンヌだろうが、やってることは万国共通。ゆえに、根強い需要があるのだろうが、同時に、あまりにワンパターンすぎて、嫌いな人間には耐え難いものがある。

だいたいさぁ~ハー★クイ○に出てくるような主役の男女って、どうしてああいつもワンパターンなの? 男はぜったい背がすらっと高くて、筋肉質のマッチョ体型。胸毛があって、腹が割れてて、ついでに顎も割れている。女のほうは必ず華奢で色白で、目の大きな美人と相場が決まっている。いわゆる、絵に描いたような美男美女が「彼は、わたしのことが好きなのかしらぁ?」ってウジウジしている時点で、絵に描いたようなオバサンとしてはイライラしてしまうのである。

筋肉質で胸毛があって、顎が割れてる女が「彼は、わたしのことなんか好きになってくれるわけないわ」と悩むのなら、オバサンだって共感できる。そうだろうね、でも頑張れ!ぐらいは言ってやろうって気にもなるが……

延々ウジウジしているのが、むろん嫌な点ではあるのだが、管理人がロマンスに興味が持てない一番の理由は、そこに描かれている物語というのが、単に始まりでしかないからだ。「すっ……好きです(#._.#)」って告っちゃう部分は、一見、恋愛のクライマックスに見えるものだが、じつはあとで考えると、そこが一番簡単な部分だったりすることが、長く人間やっとるとだね、しだいわかってくるのだよ。

ラブロマンスの物語は、たいてい

「結婚しよう」

「おお、ジョン!愛しているわ」

「ぼくもだよ、メアリ!」

で終わるのだ。ところがじっさい大変なのは、そっから先なんだよね。そして、じっさい一番美味しいところは、じつはその先にあったりする。

年齢的に、同世代の友人たちは、早い奴だとすでに銀婚式がもう間近てな年代になっている。長年つき合っている連中が多いので、結婚前からそのカップルを知りつくしている管理人に言わせると、その変貌ぶりには目を見張るものがある。何しろ、結婚前のラブラブだった時代には、目にハートを浮かべて「がね○○って言ったのぉ~」と身体をくねらせていた奴が、四半世紀近く経つと「うちのあれが、○○とほざきやがった!」と平気で言うようになるのである。

かつては人間だった代名詞が、いまや物ですからね(-。-) ぼそっ

一世一代のラブロマンスのなれの果てなんて、しょせんこんなものなのよ……

だが、いまやタンスと見分けがつかないほど物化してしまっている古亭主でも、彼女たちのとっては、やっぱりかけがえのない相棒なのだ。インテリア雑誌でおしゃれなクローゼットの写真を見ると、あぁ~それに比べてうちの古いタンスときたら、とため息なんかは出ちゃうものの、でもやっぱり愛着があって捨てられない。臭いし汚いし、とか文句を言いながらも、夕方になると「そろそろ、アイツが帰ってくるから、ご飯の支度しなくっちゃ!」とさっさと古タンスのもとに当たり前のように戻っていく。そこにドラマチックな点など何もないが、船の舳先に立ってタイタニックごっこをしちゃうより、じつはそんな風に長年連れ添った夫婦のほうがよっぽどロマンチックかもと最近とみに思うようになった。

それはたぶん、いつまで経ってもフセも満足にできないちょっと難ありの愛犬たちと5年10年と連れ添って、なにもできないけど、でもやっぱりうちのコが一番だと思っている犬飼いの気持ちと同じようなものなのだ。

世間で言うロマンスの物語は、たぶん、犬を飼う前のわくわくした気持ちと同じだ。犬がやって来たら、あんなこともしてみたい、こんなこともしてみたいと色んな妄想が頭に浮かぶ。ところがじっさい犬を飼ってみると、手間はかかるし、排泄はするし、天気が悪くても散歩に行かねばならないし、餌代だ医療費だと信じられないほど金はかかるしという現実に直面して、ドン引きする人はけっこういるのだろう。だが、それでも最初の1年ぐらいはまだ良い。目新しさも手伝って、一緒にいるだけで楽しいのぉ~♪とまだ言える余裕があるのだから。問題は、3年、5年と時間が経って、新鮮さなどかけらもなくなり、人生の相棒がタンスに変身したあとなのだ。かつての彼が「あれ」に変わるのと同じように、ラッシーになるはずだった駄犬のなれの果てを見てため息をつきながらも、その見慣れたタンスのおもしろさを、それなりに楽しめる人なら、じつはその先に、陳腐なラブロマンスよりもずっと興味深い世界が広がる。

人間の言葉などわからないはずの四つ脚の畜生が、なぜか周りの人間たちよりずっと飼い主の気持ちをわかってくれて、ボロボロ涙がこぼれるときは顔をベロベロなめてくれて、嬉しいときには、こっちの数倍喜んでいるように派手に尻尾を振ってくれて。

そうなって初めて、これだよ、これと生粋の犬飼いは思うのだ。ここが犬と一緒に暮らす醍醐味なんだよねと。じつは犬を飼うおもしろさはこの部分にあるのだ。

だから、管理人はロマンスが嫌いだ。入り口の部分は、確かに色々起こるし、ドラマチックだし、エキサイティングかもしれないが、その部分はしょせん一過性のイベントとしての意味しかない。それより、延々続く心温まる日々のほうが、じつは何倍も価値があったりするのだよ。むろん、その価値を実感できるのは、それを体験した人だけだがね。

だから、継続は力なり。いま、どうしようもない問題犬に手を焼いている飼い主だって、そこを過ぎればバラ色の日々が待っているのだ。ただ、そこをなんとか乗り切れずにギブアップしてしまったら、一生その価値を理解することはできないけどね。
20091016a
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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

Comment

No title

そぉなのよ。
古くてガタのきて、大きいだけのタンス・・・
でも不思議と愛着があるの。
あぁ!それが夫婦なのね。

ロマンスから夫婦の実態、さらに愛犬にまでもっていくところはさすがです。

No title

うちのタンスも、ガタガタよ。
どうにかリフォームして、別の使い方考えようかしら。

ロマンスが成就したところから現実が始まるのよね。
現実をみつめて、そこから紆余曲折を経て楽しみを
見つける根性のないヤツがハーレ○インとかに
ハマるんだろうかしら。

はなさくさん、こういう文章を書く管理人さんって
私たちより年上だと思わないですか?

No title

結婚って大きな課題ですねv-237
私は訳も分からず若くして結婚(大恋愛?)して
途中訳あって離れ離れに、子供は私が育てて(周りの友人達に支えられて)

そんな私は最初は大嫌いで(主人が)不思議でしょ(笑)そんなこんなでこの年まで来ちゃったけど・・・。

夫婦は何でも私は五分五分と思います。なんでも2人で半分!愛だ恋だって時期はつかの間、
待っているのは厳しい現実・・・。
でも1度は結婚・夫婦とは何ぞや?と経験してみてもいいのでは?

これはあくまでも私の独断と偏見です(笑)
そういう私も今は主人とは離れて生活を余儀なくされています。でも20歳から今まで離れたことが何度も有ったんですけどずーっと一緒に傍に居る様で不思議です、(のろけになっちゃたかな?)

もしかして・・・

ハー◎クイ◎やってるの?
管理人さんには似合わない~(^m^)
けど、もっと似合わない人もやってたから・・・(^^;)
がんばてください。

No title

あらあら大変。
そういう分野でも、「身を入れて」心をこめて仕事しないといけないのよね?大変。

ロマンスものって不況に強いとは知らなかった。

私もロマンスもの、嫌い・・・というか、興味のかけらもない。
しかも20代のころから。当時流行ったトレンディドラマには、全然興味がわかなかったわぁ。
よく結婚したものだと思います(笑)

コメント大謝♪

★★はなさくさま江★★
夫婦の実体を知りつくしている理由は、すごくリアルな現実を見せつけてくれる良い友人がたくさんいるせいだと思うわぁ~ ここまで色んな秘密を知られていると知ったら、タンスの皆さんは、きっと恐怖におののくと思います。

デカイだけの古ダンスでも、大事にして、ますます管理人を笑わせて欲しいわ(-。-) ぼそっ

★★しおのすけさま江★★
年の功より亀の甲でございますよ。または、耳年増って噂もあるが。なにしろ、リアルな世界を明け透けに話して大笑いさせてくれる友人がたくさんいるのでねぇ~

古いタンスも使いようですよ。きれいに色を塗り直して、歪んでいるところをちょっと削れば、あっという間に新品同様! まだまだ、使えるって♪

★★ボタンママさま江★★
思いっきり、ごちそうさまでした(笑)

ボタンママさんのところのような夫婦関係というかパートナーシップが、じつは一番理想的なんでしょうね。法律上夫婦かどうかは、まっ、あまり関係ないんじゃないか……と。要は、犬を飼うのと一緒で、最後までそれなりに楽しく一緒にいられるかどうかっていうだけのような気がします。でも、管理人は良いわ(-。-) ぼそっ 現実にうちに古タンスがあったら……こんなに冷静に「夫婦とは」なんて分析できなくなっちゃうじゃない!

★★みぃさま江★★
いえいえ、ハー◎クイ◎のような一流どころのお仕事は管理人にはきませんよ。ハー◎クイ◎もどきの奴に関わっているだけ。

もどきでもじゅうぶん嫌だけど(-。-) ぼそっ

年内一杯これなのよぉ(T_T) あぁ~現実逃避して南の島に逃げだしたい!

★★ゆかさま江★★
身も入ってないし、心もこもってねぇ~よ(-。-) ぼそっ

屋敷のカルトファンの皆さんは、おそらくロマンスは苦手な方が大多数だと思うわ。リアルすぎるリアルワールドでちゃんと楽しんで生きている人が多そうだから。きっと、「なんてステキなの★ ロマンチック♪」と思う代わりに、管理人みたいに「この体勢じゃ、脚つるだろう?」とか思っちゃうタイプ。そういう超現実的な人には、ロマンスは絶対に向きません、はい。
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