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想定内

先日の記事を書いていてもう一つ、まったく対照的な話をつい最近聞いたことを思いだした。

管理人の幼なじみの一家が、やはり1年ほど前に猫を新たに飼いはじめたのだ。ちなみに、こちらはペットショップで買ったのではなく、保護している人から個人的に譲渡してもらった猫である。もともと、彼女は保護されて処分になる犬猫がたくさんいることを知っていたし、ゆえに猫を飼おうと決めたとき、レスキューされた中からもらおうと最初から決めていたのである。

んでもって、そういう形で猫を手に入れる場合のお作法を教えて欲しいと、新しく猫を迎え入れる前に電話してきた。

とうぜんのことながら、管理人は頼まれてもいないのにペットを飼う心得についてあれこれ話をしたのである。保護団体からもらうのなら、もちろん同じような話を聞くことになるわけだし、別に管理人が言わんでも良いことなんだけどね(-。-) ぼそっ

んでもって、くどくどくどくど管理人が言い聞かせたのは、四つ脚の生き物と暮らすということは、素人さんが思っているよりずっと大変なことで、運が悪いときには最悪の事態も起こりえるんだぞということだった。

この場合の最悪の事態として、我が家の歴代四つ脚が巻き起こした数多くの騒動を引き合いに出したのはむろん言うまでもないことだ。

自慢じゃないが犬猫屋敷に来る犬猫は、飼い主似のちょっと難ありの奴らばかりなので、こういった体験談には事欠かない。何せノンフィクションですからね。リアルにガツンと心に響く。んでもってさんざん脅したあとに、それでも良いという覚悟があれば、とっとと行って気に入ったコをもらってこいと言ったのだ。

けっきょく、その一家はその直後に運命の一匹を見つけて、新たな生活がスタートした。最初は、かなりぎこちない感じだったが、時間が経つうちに次第にいっぱしの猫飼い風の発言を繰りかえすようになり、しばらくすると、管理人も呆れるほどの典型的な飼い主馬鹿に成り下がってしまったので、まっ、もう大丈夫ねと一安心していた。

その彼女と、数週間前に別件で話していたとき、何となく猫の話になったのだ。

「そういえば、やつは、その後元気にやってる?」

「うん、元気よぉ~ ただ、家中にシッコかけまくってるけど(笑)」

「え゛っ!?」

あまりにとうぜんのことのように言われて、管理人のほうが焦ってしまった。彼女とは、ソックタッチが剥がれていないかどうかが人生最大の関心事だった頃からのつきあいだが、ここまで太っ腹なやつだったとは知らなかった(-。-) ぼそっ

「こっ……困って……ないの?」

「困ってるよ。きょうも、前回被害に遭った布団をクリーニング屋さんから受けとってきたとこ。あんまり何度も繰りかえすから、アンタに対処法を教えてもらうために電話しようと思ってたとこよ」

「そっ……そうなんだ……」

「ねえ、これってやっぱ猫がストレス感じてるからだよね?」

「たぶんね」

「やっぱりねぇ~そうじゃないかと思ってたのよ。さて、どうしたら良いんだろう……」

この家の猫がやっている行為は、まさに天がしてきたことと同じだったので、とりあえず管理人はいくつかの対処法を教えた。まず被害に遭いそうな布団類がある場所には猫を入れないか、入れるときはされても困らないよう防水シートや防水シーツをフル活用すべし。猫がたとえ粗相をしても派手に叱るのではなく、逆に無視して、そんなことをされてもこっちは痛くもかゆくもないということを、とにかく猫にわからせること。そして猫が退屈しないよう夢中になれるおもちゃを与えてやって、ずっと室内飼いでも外にいるのと同じくらい刺激的な体験ができるよう色々配慮してやるべきだということ。

彼女との電話を切ってから管理人は考えた。

布団をシッコの染みだらけにされるという体験は、ふつうの人なら人生が変わるくらいショッキングな出来事だ。にも関わらず新米猫飼いの彼女は、世間話のついでにそれをさらりと言ってのけた。むろん、困ってはいるのだが、かといって彼女にとっては天地がひっくり返るような大騒動ではない理由は、猫が家中にシッコをかけて回るという騒動も、彼女にとっては想定内の出来事だったからだ。

犬猫と長く一緒に暮らしていると、どんなやつがうちに来てもとりあえずは飼えるなという自信だけはちゃんとつく。色んなケースを見ているうちに、動物だってそれぞれに個体差があって、手のかかるやつもいれば、優等生の良い子ちゃんもいるものだとわかってくるからだ。たしかに動物を飼っていて癒されるなと思う瞬間もあるけれど、リアルなペット飼いは、それだけじゃないということもちゃんと知っている。だから、おそらく新しい犬猫を迎え入れる前に、無意識のうちに最悪の事態をちゃんと予測して、覚悟を決めているのだ。

想定内の出来事であれば、人はそれほどあたふたしない。あっ、やりやがったと思うだけで、比較的冷静にその状況に対処できるものなのだ。そういう心の準備ができているかいないかは、その後のペット飼い生活を大きく左右する。ところが、そういう現実をまったく知らずに、単にバラ色の世界だけを夢見てペットを家に迎え入れると、リアルすぎる現実とのギャップにひどく幻滅してしまう。「ペットとの癒し系ライフ♪」みたいな小ぎれいな雑誌やブログを見ただけで、ペットとの生活に憧れるような愚か者は、悲惨な末路を辿ることになる。

長年のペット飼いとしてはっきり言おう。ウンPの香りが漂って来ないペット関連の雑誌やサイトなんて、しょせん嘘っぱちだ!

そう考えると、犬猫屋敷ってものすごく良いことしてんじゃん? だって、ここまで悲惨な思いを繰りかえしている飼い主って、他にはなかなかいないよぉ~(←単に、飼い主側の学習能力の問題)。それを、このブログを通して疑似体験できるんだから、ここに来る人たちは幸せもの♪

そう思わないとやってられんしのぉ(-。-) ぼそっ

どんなときでも前向きに、最悪の事態でもその中にメリットを見いだせるぐらいの脳天気さがないやつは、最初から可愛いワンコちゃん、ニャンコちゃんとの癒し系ライフなんて夢見ること自体まちがいなのだから。
20090907a
いつまたシッコ攻撃が復活するかわからない
活火山男、天スケ
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テーマ : 猫のいる生活
ジャンル : ペット

Comment

親の振り見て子は育っちゃう

 うちも散歩(二本足+四本足)に出かける際、ご近所(猫3匹飼い)から尋ねられたところです。
「娘たちが、犬が飼いたいって言うの。(リード引っ張りまくりの四本足を見ながら)やっぱり、しつけって大変なの?」
 なるほど、場数を踏んでる人だから、事前に悪い見本から情報を集めるのですね(爆)
 で。当方しばらく答えに窮して(猫飼ったことないし)、
「子供育てるよりは楽です」
と答えました。

 部屋がやけに静かになった瞬間は、必ずどこかで悪さを働いているサインである、とか、手が離せない時を狙ったように、膝にしがみついて遊べと催促する、とか…
 種族が違えどそっくりなのは、やっぱり育て方が同じだからですかね?(汗)

飼い主の振り見て犬も育つらしい

そこで手始めに現場の声を集める辺りに、リアルなペット飼いの経験者らしさが窺えますな。

ただし、両方飼った経験から言うと、猫を長く飼ってる人には犬(とくにパピー)はかなり面倒な動物に見えると思う。とくにトイレ周りのことが……あと、猫飼うのと同じノリで犬を飼うとやっぱり失敗する。その辺の使い分けが一番難しいかもね。

一番面倒なのはやっぱり2本足だと思いますよ。だって、パピーの時期が長すぎるもん!
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スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


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