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赤い首輪の犬

満月さんのところに、センターの記事が載っていた。

この記事が上がったのは、けっこう前のことである。先週は体力、気力とも萎えまくっていた管理人は、RSSリーダーでタイトルは見ていたものの、けっきょくスルーしていたのだ。

いまは無理。こういう精神状態の時には、ヘビーな記事はきつすぎる(-。-) ぼそっ

週末を迎え、ようやく一息ついたところで読みに行ったところ(←おせぇ~よ!)一頭の雑種犬の、土壇場の救出劇が起こっていた(何があったかは、こちらに詳しく載ってます)。

ああ、良かったな。一頭でも命を無駄にしないで済んで、ほんとうに良かった。←これ、最初に記事に目を通した時の、管理人の素直な感想だ。だが、続いて、ちょっとちがった方向に思考が行くのがへそ曲がりの管理人の特徴だ。本来ならば、いい話ですよね、皆さん! と書くのがふつうなんだろうが、以下は、偏屈者の、へそ曲がり解釈ってことで……

こういう記事を見た時、多くの人は、赤い首輪の犬を見て、単純に良かった、良かったと思うだろう。赤い首輪の犬が、そのまま動物愛護の象徴に見える。処分寸前に、多くの人の善意によって死を免れた美談。なんて良い話なのかしら! 動物愛護の活動ってすばらしい!

じっさいそう勘違いして、保護活動に一瞬手を出す人は多い。可哀想なワンコちゃんをわたしも助けてあげたい。一時の感情にまかせて突っ走った挙げ句、しばらくするとフェードアウトしていくのだ。厳しすぎる現実に直面して、息切れして、最悪のケースだと反動物愛護活動家に鞍替えしていく連中もいる。

何やってんだかねぇ~?

管理人に言わせれば、赤い首輪の犬は、動物愛護の活動のシンボルでも何でもありゃしない。確かに美談は美談だが、こうして書きたくなるということは、それがめったに起こらない非日常的なできごとだからだ。ほんとうの愛護活動の象徴は、じつはガス室のなかに追い立てられていく犬たちのほうなのだ。なぜなら、それこそが保護活動をしている人たちが、毎日目にしている現実だからだ。

たかが四つ足の畜生とはいえ、その命を救うという活動は決して甘いものではない。ところが、人は、すてきな話、カッコイイ話にばかり目を奪われて、それが愛護活動だと思いこむ。

かつてあった某ドッグパークの話しかり、崖に取り残された犬の話しかり。そう言えば、ちょっと前には袋に入った犬の話もあったっけね(-。-) ぼそっ

瞬間風速的に美談に踊らされた一般大衆が大騒ぎをする。可哀想なワンコちゃんを助けたくなっちゃう人が山ほど出てくる。それはそれで良いのかもしれないが、へそ曲がりの管理人は、微妙に背中がムズムズする。

犬を飼っている人と話をしていると、「殺処分は良くない! なくなるようにしなくちゃ!」と息巻く人はけっこう多い。だが、次の瞬間「そろそろ、うちのコにも子犬を産ませようと思うのよ」なんて言われた日には、管理人は目が点になる。

うちのコの子孫を残してやりたいという単純な飼い主のエゴが、回り回って殺処分の増加に荷担しているなんて事実に、多くの人は気づかない。

うちのコは、わたしのとっては子どもみたいなものだから、孫の顔を見たいのは当たり前。

そう言う人も多いのだ。だが、こういう人の多くが、生まれた数頭の子犬の中から、1頭か2頭だけ手元に残して、あとはペットショップに売ってしまったりする。

あんた、孫を売るのかい?

売られたそのコたちがどうなるか、考えたことあるのかい? ちゃんとした飼い主に飼ってもらえれば良いけど、いい加減な人に買われて、飽きたら捨てられたら、ドリームボックス行きですよ。

殺処分反対を唱える人は多いが、じゃあ、その数をせめて減らすために何か活動をしている人はまだまだ少数だ。極端なことを言えば、自分が何かできるとは思っていない人も多いのだ。

だって、預かりも引き出しもできないし、でもわたしはうちのコを決して棄てたりしないから♪

犬を物のように扱って、飽きたら捨てる酷い人は確かにいる。ごく一部の、そういう罰当たりな人間のせいで、可哀想なワンコちゃんが殺されるのだと思っている人はまだまだ多い。

でも、ほんとうにそうだろうか?

年間十数万頭も殺処分になるほど、この国は鬼ばかりが住んでいるのか?

けっきょく、多くの犬飼いにとって、殺処分も放棄犬も対岸の火事なのだと管理人は思う。まさか、自分がその火を煽ってる原因だとは、誰も思わない。

もしかすると、思いたくないのかもしれない。

だがね、知らないうちに扇ぎまくっているごく一般の善意の飼い主がいなければ、状況はここまで酷くはならんのだよ。

軽い気持ちで自家繁殖して不幸なペット予備軍を増やすこと。ペットショップで安価で売られる子犬を供給して、結果、純血種の価格競争に荷担したり、保護犬が入りこめる枠を奪ってしまうこと。ペットの生体販売をしているディスカウントペットショップでふつうにペットグッズを買って、そういう悪徳業者をもうけさせること。そういう店がスポンサーになっているマスコミの話題に踊らされることだって、そうだ。

○○という純血種はすばらしい、頭が良いと豪語するのも単なる飼い主馬鹿の自慢話で済めばそれで良いが、言い方によっては、純血種なら良くて雑種はダメだという変な誤解を無知な人々に植えつけることになる。逆に雑種を飼っている人のほうもそうなのだ。うちのコは、雑種だから何もできなくて当たり前と基本的な躾もせずに飼っていると、それを見た人々が、やっぱり雑種はダメだと思いこむ。

ダメなのは、飼い主のほうなんだがね(-。-) ぼそっ

雑種に基本的な訓練を入れられない飼い主は、警察犬や盲導犬の資質が高い超優良ブリードの純血種を飼っても、やっぱり単なる馬鹿犬にしか育てられない。

まだまだ数えあげればきりがない。たとえば「子犬から飼わないとだめよ!」という一言が、成犬の保護犬譲渡の妨げになるって、知ってますか? 子犬からしか飼ったことないくせに、こういうことは言わないで欲しいのだよ。たとえば子犬から10頭、成犬から10頭、それも色んなパターンの犬を飼ってみて、やっぱり子犬から飼わないとダメだと思うのなら、それは個人の意見として尊重するが、そうでないのなら「わたしは子犬からしか飼ったことがないが、やっぱり子犬から飼ったほうが飼いやすいと個人的には考えている。あくまでも、わたし個人の思いこみと偏見に基づいた意見ですけどね」ぐらいの但し書きはつけて欲しいのだ。

「うちの犬は吠え癖がひどいが、もう3歳だから直らない」これも、同じパターンの不用意な発言だ。管理人に言わせれば3歳の犬の吠え癖がとれないのは、飼い主のやり方がどこか間違っているからだ。だが、それを犬のせいにして自己弁護に終始するその姿勢は、回り回って成犬でもらわれていくはずの犬たちのチャンスの芽を摘み取ることになる。

思いあたる節、ありませんか? 管理人は、あれもやってる、これもやってると恥ずかしくなるよ。

殺処分の問題は、決して対岸の火事ではない。ゆえに、もし本気で何とかしたいと思っているのなら、やれることはいくらだってある。その結果は、赤い首輪の犬のように短期間で目に見える成果にはならないにしろ、長い目で見れば、必ず社会を変えていく。逆に何もやらずに、ただ嘆いているだけでは状況はきっと変わらない。

赤い首輪の犬を見て、良かった、良かったと喜ぶのは厳密に言えば保護活動の本来の姿ではない。それより、もう一度ガス室に追い立てられていく犬の数を減らすことが大切なのだ。あそこから1頭でも引きだすことも大事だが、あそこに入る犬がいなくなることのほうが大切なのだ。

そのためにふつうの犬飼いにできることは、たくさんある。たったひとりの優秀な保護活動家よりも、100人のふつうの飼い主にできることのほうが、じつは大きな力を発揮するのかもしれない。ああいうところに送られる犬を、とにかく減らす活動ならね。

そのためにできること、あなたも始めてみませんか?

何をすれば良いかわからないというかたに、こんなことも効果があるよという過去記事はこちら
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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

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