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ワンコのトイレでお悩みのあなたへ~第12章~

最後にもう一つつけ加えておきたいのは、あらぬ所にシッコを垂れ流すワンコのなかには病気を抱えているコもいるという事実だ。

たとえば人間でもよくある膀胱炎。これは犬でも猫でもわりとよく罹る病気だ。やたらと排泄の頻度が増えるのだが、じっさいに出る量は少しだけ。こういう行動が続くときは膀胱炎にかかっている可能性がけっこうあると管理人は思う。たとえば、寒くなってくるとやたらと失敗が増えるというときも、膀胱炎を疑ってみると良いだろう。

膀胱炎か否かは尿検査をしてみればすぐにわかる。薬ですぐに直せる病気だし、おかしいなと思ったら即獣医さんに相談してみるのが良いだろう。

膀胱炎よりもう少しやっかいなのは腎臓がらみの疾患だ。歳をとれば内臓が弱ってくるのは犬猫も人間とどうようで高齢犬猫になると腎臓の機能低下はけっこうよくある疾患だ。ただ若い犬猫でも出ることはあるのでいちおう疑ってみるのも良いだろう。腎臓の場合は、あまりはっきりした症状が出ないので気づいたときは手遅れというケースも多いのだが、これも尿検査や血液検査である程度わかる。完治させることは難しいが、薬や療養食で症状の悪化を遅らせることはできるものだ。

すみれが我が家にやってきた当初、排泄の頻度が多すぎるのが気になって、通常の血液検査以外に尿検査とエコー検査も念のためやってもらった。躾の方針を決める前に、病気ではないことをきちんと確認しておきたかったからだ。血液検査でも尿検査でも腎臓の数値は良かったし、膀胱炎の徴候もまったくなかった。エコーで膀胱の形状を確認してもらったところ、こちらも花丸つきの正常だった。

つまり、すみれのシッコ垂れはマーキングと「あてション」「見てション」が混ざりあった悪癖だということが科学的に証明されたわけだ。検査結果を見て、

「っつぅことは、コイツのシッコ垂れは甘やかされて育った証拠ってことっすね。なら、バシッと躾けて直します」

と宣言したら、医者は笑っていた。

じっさい、我が家に来て1週間足らずで排泄の回数は半分以下になったし、その後新しい飼い主さんのもとで半年もしないうちにすみれの悪癖はすっかり姿を消した。だが、もし病気が原因だったとしたら、いくらやっても改善どころか状況はどんどん悪くなっていたにちがいない。

ディーはトイレの失敗がほとんどないコだったのだが、病気が発覚する数ヶ月前から下痢が続いてとんでもない場所で失敗することが多くなった。出た便を病院に持ちこんで検査してもらったところ、何らかの理由でストレス性の下痢を繰りかえしていることがわかった。その後の検査で、けっきょく体内にできた腫瘍のせいで体にストレスがかかっていたことがわかったのだが、残念ながらそれがわかった時点ではもう手の施しようがないほどまで腫瘍は大きく成長してしまっていた。ちなみに下痢の連鎖が始まった最初の時点ではまだ、血液検査からは異常は何も見つからなかった。ディーの場合はまず何より先に下痢という形で体の異常を訴えていたのだ。

シッコやうんPという排泄物は、ふつうの人にとっては単なる汚物にしか見えないだろう。だが、言葉で体の不調を訴えることのできない動物と一緒に暮らしている人間にとっては、家族の体調不良を知る唯一の手段なのだ。だから単に汚いと思うだけではなく、それが伝えてくるメッセージをきちんと読みとって欲しいなと管理人は思うのだ。

シッコの色や臭いや量や頻度。そこに変化が見えるようなら、それは何らかのメッセージだ。食べたものとうんPの相関関係をちゃんと把握しておけば、なにかがおかしいということは比較的すぐわかるようになる。

たとえば我が家には柵つきの庭があるので、そこでうんPをさせてそのまま放置しておいても害はない。だが、管理人は必ず毎日2頭分の糞を拾う。その日出たものの色や形や重量感をちゃんと把握しておかないと1日が無事に終わった気がしないからだ。公園などに落ちている放置うんPを見るたびに、管理人としては思うのだよ。犬がせっかく出してくるこんな大切なメッセージをなぜ吟味せずにこんなところに置き去りにできるのかな……と。

シッコやうんPが大好きという人はかなり特殊は趣味の持ち主だが、犬猫が好きでペットと一緒に暮らしたいと思うのなら、排泄物にも慣れなければならない。慣れるどころから、それをじっくり観察してそこからメッセージを読み解く術を会得しなければならないのだ。それが巧くできないと、大切な愛犬や愛猫を早く気づけば治せた病気で失って、一生後悔することにもなりかねない。

単なる汚物も犬猫飼いにとってはとても大切なものなのだ。逆に言えば、シッコやうんPと十数年しっかりつきあう覚悟がないなら、最初からペットとの暮らしなんて止めておいたほうが身のためだ。
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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

Comment

排泄物が伝えるメッセージをきちんと受取ることって、
相手は動物に限らず人間でも同じように大切ですよね。
言葉で意思を伝えられない赤ちゃんの体調を
知る大切なバロメーターですもの。
私もとにかく異常な様態の排泄物や排泄パターンでないかのチェックはかかしません。
臭くたってちゃんとチェックです(笑)
第12章を迎えたこのワンコのトイレ講義って
やはり犬にも猫にもヒトにも通じるものだなと
思いました。

人間は、排泄物とのつきあいはせいぜい2~3年だけど、4本足の場合はそれが20年近く続くっていうのだけが、ちがいなのかなぁ~いずれにせよ排泄物を甘く見ちゃいかんですよね。大人になっても尿便検査でわかる病気ってあるしっ♪

こうやって平気でウンシー連発するせいで、犬猫子ども飼ってない友人からは変人扱いされてしまふ(^_^;)

犬のウンチを拾って確かめる重さと固さ・・・充実感ありますよね。
いいウンチだと「おぉ、イイウンチだぁ!」とか声出して独り言。
今日も女子中学生相手に「droppingsはウンチ。犬のウンチもそう言うよ。ウンチね」と連発して、苦笑されてしまいました。「ごめん。あんまりウンチって言っちゃダメか。え~と・・あっ、フンだ。フン。」とまたまた連発。。。

うんPの感想、言っちゃうよねぇ~大声で(爆)

汚物、排泄物、みんなに嫌われるうんPシッコも犬猫飼いにとっては大切なブツっす。

っつうか慣れるよねぇ~だって犬猫の一生で何回排泄物の処理するか。うちみたいな多頭飼いだと軽く年間1000コですからね、拾ううんPの数(^_^)v

汚いなんて言ってらんないのよねぇ~愛でなくちゃ、う・ん・P、シッコ♪
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スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


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