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ワンコのトイレでお悩みのあなたへ~第11章~

「トイレの場所が覚えられない馬鹿犬」のなかにもいろいろなパターンがあることは先日説明したとおりだが、現実に多くの飼い主さんが頭を悩ませる問題はじっさいは2のパターンが多いのだと管理人は思っている。何しろ失敗の頻度が多いし、場所もタイミングも予想がつかないのはじつはこのパターンだからだ。

抗議行動の一環としての「あてション」も、飼い主にかまってほしくてやる「見てション」もすべて2の中に含まれる。そして、これは犬が本来やる行動ではなく、元はといえば、飼い主が犬に間違ったことを教えてしまった結果なのだ。

うちの犬は「トイレの場所を覚えられない馬鹿犬」だと信じこんでいる飼い主さんにはお気の毒だが、たとえあなたの犬がトイレの失敗を繰りかえすとしても、それは犬が「トイレの場所を覚えられない馬鹿犬」だからではなくて、あなた自身が、犬に「トイレの以外の場所でしたほうがお得」だということを教えてしまった結果なのだ。

で、間違ったことを教えてしまったのならば、それを正しいことに置き換える作業は必ずできる

なぜならトイレの失敗という悪癖は人間がつけてしまったもので、飼い主が犬に接する態度を変えれば、別の良い癖を付け直すことができるからだ。

「あてション」も「見てション」も、犬自身が、自分は飼い主から十分注目されていないと不満を持ったときに出る行動だ。この場合、犬にとっての褒美は、いかに派手に飼い主が喚くかにかかっているので、失敗する場所もベッドの上、高級じゅうたんの上、革張りソファの上とどんどんエスカレートしていく。犬にとっては、飼い主が騒げば騒ぐほど嬉しいのだから、飼い主が「ここだけは止めて」と思う場所が集中攻撃を受けるのはとうぜんだ。

だから飼い主がリアクションを変えれば直るのだよ。

これを直すには、まちがった場所でしたときは完全無視を徹底して続けるしか方法はない。そのためには以前の記事に書いたように、家中どこにされても無視できるように、室内を徹底防糞尿状態に保つことが重要だ。

我が家の姫も、居候だったすみれさんも、見事なぐらいにこの「あてション」「見てション」癖がついていた。あまりに癖が強すぎて、姫の場合は、ほぼ本能の域にまで達していた。不愉快なことがあると、やつは必ず困った場所で排泄する。我が家ではそれをやっても何のメリットもないとわかったあとでも、やっぱりやつはその行動をしつこくとり続けたのだ。

犬が悪い行いをしたときに、叱るということはどんな人間にも自然にできることだ。だが、悪い行いをしていないときに、褒めるということは、意識しないとできない。良い犬飼いになるには、じつはこの悪い行いをしていないときに、褒めるということが大切だと思うのだ。良い犬飼いというのは、じつは犬を褒めるチャンスを、常に虎視眈々と狙ってる人間なのだと、管理人は思う。

ちょっと論点はずれるが、犬の吠え癖を例に説明しよう。

吠え癖がついている犬の飼い主は、ふつう犬が吠えたときだけ「止めなさい!!!」と喚く。そして、犬が吠えていないときに褒めるということをしないのだ。じっさい、犬が吠えているときに一緒に飼い主がご唱和するのはかえって逆効果で、ますます吠え癖を増徴させる。たとえば散歩の途中でほかの犬に吠え掛かってしまうようなコの場合、一言でも吠えてしまったら、その後飼い主がとるべき行動は、その場から犬を引きずって逃げるだけだ。興奮して吠えている犬に止めろと言ってもまず効かないし、かえって飼い主がご唱和すると犬は応援してもらっていると思ってますますいい気になるからだ。

吠えるという悪癖を止めさせたければ、吠えていない時に誉めてやって、吠えないという行動が飼い主の好みに合った良い行いだということを、まずは犬に教えてやらねばならない。そして、良い行いと悪い行いの両方が目の前にある状態で、犬にどちらを選択するか決断させるのだ。良い行いをしたほうが自分にメリットが多いと思えば、犬は自ら吠えないという行動を選択する。

それが、いま流行の陽性強化の極意なのだと管理人は思う。

同じようにトイレの失敗でも、まちがった場所で失敗しないという状況を誉めてやることが大切なのだ。極端なことを言えば、トイレを失敗した瞬間以外は、1日24時間「良いコだねぇ~Goodだねぇ~」を繰りかえすくらいの気構えが欲しい。年中、飼い主が笑顔で良いコだ、良いコだと可愛がってくれているのに、ある場所で排泄したとたんに飼い主がムッとした顔で自分を無視したら、自分のやった行いが飼い主の意にそぐわないものだったということは、どんな犬だって気づくだろう。

これは極端な例だが、ともかく、何かをしたことに対して叱るのではなく、何かをしていないことに対して誉めてやるということを意識的に続けていけば、じつはしつこい「あてション」「見てション」だって意外に簡単に直せるのだ。とくに「見てション」の場合は、十中八九即座に状況が改善される。
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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

Comment


何もしていない時に褒める。
トイレの失敗をしてない時に褒める。
吠えていない時に褒める。
わかっているのに何と難しい事か。
当り前の事を褒めるべきなのに。
当り前の事が出来ていてもそれが当り前で、なかなか褒めてあげられないんですよ。
人も(大人も子供)一緒ですね。


誉めるってところは、ホント、飼い主側が意識しないとできないですよね。あっ、子どもの場合は親だけど(笑) ガチャガチャのラブのパピーみたいな子どもを飼ってる持ってる友人がね、やっぱり子どもがなんか悪さをするたびに喚いてるのを見て、思いましたわ。あっ、問題犬の作り方と一緒(爆)

いま誉めなきゃ!っていうタイミングをつかめれば、トイレだけじゃなくて、犬飼い生活全般がものすごく楽になる。その部分が、じつは飼い主側の修行なんだよなと犬飼い生活が長くなるにつれ思う管理人でございまする。

先日いただいたコメ返に
>変える環境のなかには、飼い主の態度も含む
とありましたが、今回のエントリと合わせて、
やはりそうだな~と思いました。
怒らないように…と思っていても、こちらも人間が出来ていないんで、
目の前でこれ見よがしにされるとカチンときます。で、コラ~ッ!
すると敵もさるもの「そんじゃ、お・ま・け」って
もう一度スプレーなんてこともありましたっけ(笑)
エントリの内容を犬から猫に読み替えるのは
管理人様にとって不本意かとは思いますが、
猫の不適切排泄問題に悩むものとして、こちらを拝見させていただくとことが
本当に参考になりますし、ありがたいです。

ここだけの話ですが(ってブログで公開してるぞおまえ!)管理人も無駄に年とってるだけで人間ぜんぜんできてませんから、偉そうに言いつつも喚きます。喚いたあとで、あっ、これが状況を悪化させてるのよねと反省しつつ、条件反射のようにやっぱり喚いてしまうことがあるのですよ。いまだに(^_^;)

犬についてまとめて書きつつ、猫と戦いつつでいろいろなことがわかってきましたわ。だから猫に読み替えていただくのはぜんぜんOK。犬も猫も、もしかしたら2本足の子どもだって共通する部分ってあるかもと最近ますます感じマスです。
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