犬の世界も格差社会
2008 / 07 / 03 ( Thu )
いま、この国は格差社会である。格差社会になりつつある、とか言ってる人もいるが、完全にもう格差社会だね。ワーキングプアの、貧乏人の典型である管理人が言うんだからまちがいない。こんなに死ぬほど働いてるのに、なぜこんなに貧乏なのか? フランス革命を起こした平民の気持ちがよく理解できる管理人である。貧乏人から搾取反対ε-( ̄ヘ ̄)

で、人間だけではなく、犬の世界にも格差がある。これは主に地域格差だ。っつうか、人間の世界の地域格差がそのまま反映されてるんだがね。自治体に金がなければ、とうぜん、収容した犬猫の扱いにも差が出てしまう。地域福祉に予算が回らない自治体で、犬猫の福祉まで考える余裕などなくなるのは当然だ。たとえば、金のある自治体ならば捕獲後1週間から10日、飼い主が名乗り出るのを待っていられる。たとえば東京などは、犬を個別のケージに入れて保管する。これは、センター内で伝染病が蔓延することを予防する上では非常に有効な手だてなのだ。また自治体によってはボランティアの引き出しを積極的に行っているところもある。なかにはボランティア登録のない、個人の引き出しでも許可しているケースもある。逆に民間には完全に門戸を閉ざして、いったん捕獲したら飼い主以外には一切引き渡しをしないという自治体もまだある。子犬だけは里親募集に出すが、成犬の場合は一切譲渡をしないという自治体もかなり多い。

こういうこと、一般にはあまり知られていない。保健所という国の機関が犬猫の処分を一律にやっていると思いこんでいる人もまだまだ多いのだ。だが、動物行政に関しては、じつは地方自治体の専権事項なのね。だから、その自治体の財政状態によって、扱いに差があるということをまずは知ってもらいたいと管理人は思うのだ。

そして、できれば自分の住んでいる地域ではどういうことが行われているか、興味を持ってもらえればと思う。もし、改善の余地があると考えたら、住民の一人として声を上げてもらえればと思うのだ。たとえば保管期間が3日ならば、それを5日に伸ばすよう働きかけをしてくれれば、その地域の犬猫たちに少しでもチャンスを与えることができる。ボランティアを受け入れていない地域ならば、ボランティアによる里親探しを推進するよう働きかけてもらえれば、助けられる命も増えるのだ。

いつも言っているように、いらなくなった犬猫を引きとって処分してやるなどというサービスは、無駄な公共サービスの典型だ。ただでさえ財政難のこの国で、税金を使って一部の無責任な人間の尻ぬぐいをしてやる必要などないはずだ。無駄に殺す代わりに、不妊去勢手術を徹底して犬猫の譲渡を推進していけば、少しずつでも処分数は減っていくのだ。そうなれば、結果的には数年後には無駄な税金を使わずに済むことになる。これは、犬猫大好きという一部の人間だけではなく、全国民の利益になることなのだ。だって、税金の無駄遣いが減るんだから、みんながハッピーだと思いませんか?

で、こういうお堅い話題を取りあげた理由は、いつもの立ち寄り先にまたセンターに行ってきたときの記事が載ってたからなのね。ふつうなら、たぶんここで言うべきことは「この犬たちの悲劇を見てやってください!」なのだろうが、管理人は敢えてそうは言わない。むろん胸が痛まないわけではないが、ここで紹介されているセンターは、日本でもトップクラスの良い環境だということのほうを、敢えて強調しておきたいと管理人は思うのだ。

このセンターには多くの登録ボランティアが入っている。個人の引き出しさえ許可しているのだ。子犬も成犬も引き出しの対象となる。つまり、このセンターに収容されたコの多くには第二の犬生を生きるチャンスが与えられているのだ。こうして内部を公開できること。動画や写真を公開することに許可が下りること。どれも理想的な状況だ。それでも、処分犬猫の数はゼロにはならない。ましてやこういう情報公開すら許されていない、民間の目が届かないセンターではなにが行われているのかというほうが、管理人としては心配だ。

あなたの住んでる自治体は、大丈夫ですか? まだまだ改善の余地があるのに、無駄な税金の使い方はされてないですか?

現実から目を背けても状況はなにも変わらない。まずは知ることが第一歩だ。知って、そのうえでできることをそれぞれがやっていく。そうしないとさ、なにも変わらないと管理人は思うのだよ。
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明日につづく

テーマ:わんことの生活 - ジャンル:ペット

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