散歩はいったい誰のため?
2008 / 05 / 07 ( Wed ) GWがようやく終わった。
「連休はどうだった? どっか行ったの?」 この季節お約束の挨拶をされるたびに、顔に線が入っている管理人である。今年のGWは天気が悪くてざまーみろだ。Uターン渋滞にはまった連中も、ざまーみろなのである。 はいはい、他人の不幸を喜ぶあたり、管理人は性格ねじまがってますとも。何とでも言ってちょうだい。人間、非人道的な仕事を押しつけられると、悪魔に魂を売った気分になるものだ。 で、天気が悪かったGW前半だが、どこにも行けずに缶詰でも、やはり天気の良し悪しは犬飼いライフに直接響く。だって、何が何でも毎日散歩は行かねばならぬわけで、行楽ならば、天気が悪いからきょうは止めましょってこともできるが、犬どもの散歩はそうはいかない。 で、GW半ばのある日、夜の散歩に行こうとしたら、外はご大層な雨が降っていた。それでも行かぬわけにはいかぬので、犬たちに服を着せて玄関に行った。我が家の(飼い主から見れば)世界一優秀なスーパードッグたちは散歩に行く前に玄関でオスワリをして、首輪とリードをつけてもらうまで待つという芸ができる(←芸か?)。ついでに最近は、OKと言われるまで庭に飛びださないという高級な技まで身につけつつある(←現在進行形なところが哀しい)。その日も、いつものように玄関先にオスワリをさせ、首輪とリードをつけると、管理人はドアを開けて高らかに叫んだ。 「OK、出て良いよ」 し〜ん 誰も、ぴくりとも動かない。 「OKだって、出て良いよ。散歩行きましょ♪」 やっぱり、し〜ん。微動だにしない犬たち。 管理人が独りドアから出て、おいで、と叫んでも誰も動きゃしない。ふだんは、先を争って庭に飛びだそうとするくせに、その完璧なまでのsit stayはどういうこと?! けっきょく、多数決でその日の散歩は中止になった。だって、誰も行きたがってないわけだし、だったら1日ぐらい休みにしたって良いじゃん? ところが、「じゃあ、きょうはお散歩なしね」と服を脱がせて首輪を外したら、犬たちのようすがどうもおかしい。おろおろしながら、恐る恐る人の顔を上目遣いに見ているのだ。つまりあれだね、彼らは管理人に叱られると思っているのだ。 「管理人さんの趣味につきあわなかったから、もしかするとご飯なしかもしれませんよ、姫さん」 「ええぇ〜だってこんな雨の中、誰だって散歩なんて行きたくないじゃない?」 「でもやっぱり、毎日楽しみにしてるみたいだから、嫌でもつきあってやったほうが良かったんじゃないでしょうか?」 「嫌よ。だって雨じゃない。大事なコートが濡れちゃうわぁ〜」 その証拠に、おろおろしている犬たちを無視して、いつものごとく彼らの夕飯の用意を始めたら、とたんにいつもの活気が戻った。 「やったわぁ〜、ご飯よぉ〜ご飯よ、ご飯よ、ご近所の皆さん、うちはこれからご飯よぉぉぉぉ〜♪」(←あいかわらず姫はご飯前に歌ってる(^_^;)) 散歩は、犬たちが楽しみにしているから行くものだと管理人はずっと信じていた。だが、うちの犬たちは飼い主の趣味だから、毎日つきあってやってると信じている。 人と犬が、果たしてほんとうにわかりあえる日は来るのだろうか? ソロモンの指輪が欲しいと思うのはこんなときだ。 |
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