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発情期

には発情期というものがある。数ヶ月に一度(通常は半年ごと、年に2回が一般的)1ヶ月程度の期間、交尾が可能となり子孫を残すことができるのだ(雌発情期についてはこちらをどうぞ)。

年に2回しかないチャンスとなれば、雌は必死でパートナーとなる牡を探す。ヒートの時期にはマーキングが多くなる、落ち着かなくなる、飼い主の言うことも聞かなくなる、ついには脱走してしまうこともある。

そりゃとうぜんだ。の一生は長くても十数年、毎年2回しか繁殖期がないのだから、子孫を残すためにはそのチャンスを最大限に活用しようとするのが動物としての本能だ。妙な言い方だが、年中発情期の人間とちがって、発情期は真剣勝負なのだ。

姫はいま、ヒートの最終段階に入っている。おそらくここ数日が一番妊娠の可能性が高い時期なのだろう。さかんにカイザーを誘う仕草を繰りかえす。

むろん、カイはすでに去勢手術を済ませているので、いくら誘われても何のお役にも立てないのだが、それでも牡犬を誘わずにはいられない。これは子孫を残したいという、姫の動物としての本能なのだ。

早い時期(思春期が来る前の生後半年くらい)に去勢手術を済ませておけば、牡犬はヒート中の雌犬の臭いにもまったく反応を示さないのだそうだが、ツチノコ兄弟の場合は1歳過ぎて手術をしたので、姫の良い臭いに敏感に反応してしまう。ゆえに、我が家ではじっさいの交尾はしないというだけで、繁殖期の興奮状態が毎回ヒートのたびに繰りかえされる。

その激しさは、ふだんの遊びのレベルを超えている。家具はひっくり返り、床が抜けんばかりの勢いで大型犬が家中を組んずほぐれつ走りまわる。じっさい、交尾をさせる場合、興奮した犬たちが咬みあって怪我をするケースもあるのだという。

発情期に目的を達成できない姫のストレスも、そうとうのものがある。イライラと落ちつきがなくなり、ふだんの姫とは別の犬のようになる。

管理人は、もともと不妊去勢手術推進派だ。我が子のように可愛い愛犬の子孫を見てみたいという気もないわけではないが、たとえそれが血統を残すべきすばらしい犬であったとしても、世の中には飼ってくれる人がいないというだけの理由で殺される犬があとを経たないのだから、犬を飼える余裕があるときには、そのなかから気に入った1頭を連れてきて、我が家の一員に迎え入れる。これが管理人の方針である。ゆえに、我が家に来るコは基本的に全員手術してしまうのだが、姫の場合は健康上の理由からそうすることができなかった。

だから犬の発情期というものを身近で体験したのは今回が初めてである。

何ごとも百聞は一見にしかずとはまさにこのことだ。不妊去勢手術は犬のストレスを軽減させるために推奨されるものと知識として知ってはいたが、じっさい目の当たりにしてみて、やはりそのとおりだと思うのだ。たしかに手術をすることで、子孫を残す可能性は完全になくなってしまうのだが、じっさい交尾をさせる予定も、産ませるつもりもない以上、無駄に発情期のストレスを犬に感じさせるくらいなら、手術して穏やかな一生を送らせてやりたいと管理人は思っている。これは、譲渡を受けた保護団体にやれといわれるからではなく、周りの人間にそうすべきだといわれたからでもなく、純粋に飼い主として、それが我が家の犬にはベストの選択だと管理人自身が考えるからだ。

むろん、飼い主の考え方にはいろいろある。管理人自身、子どもを持たないし、子孫を残すということについてのあまり重きを置いていないという価値観が影響しているのかもしれない。だから、ともかく何でも良いから手術をしろ、とすべての飼い主に押しつける気は毛頭ない。

だが、中途半端な知識で、変に犬を擬人化して「可哀想」というだけで殺されるためだけに生まれてくる命を増やすことだけは止めて欲しいと思うのだ。

愛犬の産んだ子犬が見たい。我が子のような愛犬が産んだコは孫のようなものだから、という人がいるが、もしそうならば、生まれてきた子犬全員をきちんと自分の手元で育てるか、ちゃんと最後まで可愛がって育ててくれる飼い主さんを自分の責任で見つけて欲しい。気に入った子犬だけとって、あとはペットショップに売るようなことは、止めて欲しいのだ。ふつうの人間は、孫をペットショップには売らないよ。ちがいますか?

生まれてきた子犬責任が持てないのなら、ぜったいに妊娠させぬようきちんと管理をして欲しい。しっかりトレーニングを入れた犬でも、発情期のコントロールは難しい。本能に突き動かされた動物は、ふだんは思ってもみないような行動をとるし、雌は年に2回で済むのだが、牡の場合は、それが一年中続くのだ。万が一の事故を防ぐための苦労は、並大抵のものではないのだから、それをきちんと覚悟して欲しい。

犬はいまや野生では生きてはいけない動物だ。飼い主がいて、飼い主の管理のもとでしか生きられない。であれば、飼い主の都合で犬の生殖までコントロールすることも、やむを得ない決断なのだ。

犬は人間にとっての最高のパートナーだが、犬と人間は同じではない。そこのところをよく考えたうえで、すべての飼い主がきちんとした判断をくだしてくれることを管理人は願って止まない。

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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

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