スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2周年

きょうは、姫が我が家に来て2周年の記念日である。

2年前のきょう、姫は保護団体のボランティアさんに連れられて犬猫屋敷にやってきた。その当時から読んでくださっている皆さんにしてみれば、もう2年も経ったのか、という気分だろうし、逆に最近読み始めたという方にしてみれば、2年も一緒に暮らしていて、まだあれかい、と思われることだろう。

最近、管理人が姫の問題行動に関しても、割と隠さずにあれこれ書いているのは、ようやく2年経って、ほんとうの意味で、姫が問題の少ない(まだゼロではない)飼いやすい家庭犬になってきたからなのかもしれない。

人間、ほんとうに問題を抱えているときは、「こんな問題があります」などとはおいそれと口に出せないものである。姫が来た当初、先住犬とも折り合いが悪く、また吠え声、悪戯、トイレの失敗と問題行動が山積みだったときには、とてもそんなことは言えなかった。言ってしまったらそれだけで管理人自身がめげてしまいそうだったのだ。だから、大丈夫、これくらいすぐに直せると自分を鼓舞して強がってみせるしかなかったのだ。

理論的には、成犬の躾なおしは可能だと知っていた。管理人が調べたかぎり、欧米のサイトにはそういう事例は山ほどあった。だが、管理人自身、成犬を引き取ったのは初めてで、ましてや姫のような問題山積みのコをほんとうに飼っていけるのか、ぜったいに大丈夫だという確信はなかった。

ただひたすら、失敗を繰りかえし、試行錯誤を続けた2年間だった。

いま思い返すと、とにかく忙しく、大変だったが退屈することのないおもしろい2年間だった。ようやく姫が落ちついてきて、問題行動もほとんど気にならないくらいになったから、初めてこう言えるのかもしれない。

姫に初めて会ったのは、2年前の夏の終わりだった。前々からいつでも里親募集中で見かけて気になってはいたのだが、勇気を出してお問い合わせのメールを出すまで、じつに3ヶ月ほどの時間がかかった。当時はレスキューが何たるかもまったく知らない、ただの犬好きオバサンだったので、けっこう条件がうるさそうだし「あなたなんかには、あげられません」と断りのメールが来るのではないかとドキドキしたのを覚えている。

幸い、アンケートの審査にも通り、預かりさんのお宅のそばで姫とお見合いの段取りができた。初めて会った生姫(当時はペコと呼ばれていた)の第一印象は、写真で見るより小さいし、体つきもバセットxビーグルMixというよりは猟犬タイプだし、どちらかというと神経質そうに見えて、ちょっと好みの犬とはちがうな、というのが管理人の正直な第一印象だった。

姫のことで一番気になったのは、目だった。何がどうとは巧く言えないが、とても不思議な目をしていた。パピーのころから蝶よ花よと大切に育てられたツチノコ兄弟の底抜けに明るい笑顔を見慣れていた管理人にとっては、すべてを諦めたような姫の表情が気になってしかたがなかった。

公園を歩きまわりながら、姫についていろいろと話を聞いた。引っぱりがきついという話だったが、ツチノコ兄弟を独りで操る管理人には問題ではなかったし、コマンドがまったく入っていないというのもとくに気にはならなかった。身体を触られるのを嫌がらないか。攻撃的になるところはないか。臆病なところはないか。2時間弱のお見合いだったが、いちおう自分のなかでのチェック項目はすべて確認し、9月18日に我が家につれてきてもらってお試しスタートということで話が決まった。

その後の騒ぎは、当時の日記を読んでもらえれば判るのだが、じつは何があっても、どんなに大変でも管理人が決して姫のことを諦めなかったのには理由がある。

当時の姫は決して外で座らない犬だった。オスワリのコマンドが入っていないだけではなく、座るということじたい、家の外では決してしない犬だったのだ。たとえば里親会やフリマの会場でも延々3時間以上立ちっぱなしはふつうだった。それが、会って1時間も経たないうちに、姫は管理人の脚のあいだにからだを預けて、当たり前のように座り込んだのだ。「めったに座らないペコが珍しい」と預かりさんが声をあげて驚いたほど、それはめったにないできごとだった。

そして、そのとき管理人の気持ちが決まった。
このコはうちに来るべき犬なのだ。うちで一生飼っていこう。

管理人は犬が欲しかったわけではない。ビーグルMixが欲しかったのでも、保護犬を引き取りたかったのでもなかった。管理人は姫に一目惚れしたのだ。姫を我が家に迎えたかった。姫の飼い主になりたかった。

だから、何があってもがんばれたし、決して諦めることはなかったのだ。

姫との暮らしは、これからもいろいろ騒ぎの連続だろう。今後も新たな問題が起こって、また頭を抱えるじたいになるやもしれない。それでも、管理人に身体を預けて、安心しきった表情で日だまりに目を細めていたあの時の姫の表情を、管理人はずっと忘れずにいたいと思う。

いつのまにか姫の表情は、変わってきた。ご陽気脳天気なツチノコ兄弟と同じように、天真爛漫にニカッと笑うようになったのだ。

姫の天真爛漫な笑顔こそ、この2年間の苦労に対する最高のご褒美だ。

犬との出会いは飼い主を成長させる。そういう出会いがあって幸せだった、あのときお問い合わせメール出しておいてほんとうに良かった。2周年の記念日を無事迎えて、つくづく思う管理人である。

RIMG0706.JPG
関連記事

テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

Comment

非公開コメント

プロフィール

犬猫屋敷の管理人


Author:犬猫屋敷の管理人
スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


Lc.ツリーカテゴリー
管理人のマーキング先
最近の記事
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
最近のコメント
管理人にひと言いいたい!

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最近のトラックバック
QRコード
QRコード
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。