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後悔先に立たず

すみれが我が家に来る直前、散歩の途中で徘徊している犬を見つけた。

中型犬の柴か柴雑種で、うちのコたちを見つけて尻尾をフリフリ寄ってきたが、姫とカイが猛然と吠えてしまったので、管理人は2頭を連れてその場からすたこら逃げだした。

1週間くらいたって、当時、動物管理センターの迷子ページに載っていたすみれのようすを覗いてみたとき、その犬がやはり迷子ページの載っているのを発見した。保護期限はあと1日で、24時間以内に飼い主が迎えに行ってやらなければ、その犬がどういう運命を辿るかは明らかだった。

東京都の動物保護センターは、原則として個人による保護犬の引き出しは許可しない。だから明日期限が来る犬を助けようと思っても、諦めなくてはならないのだが、むろん助ける手だてはじっさいある。譲渡活動のボランティア登録をしている団体なら期限が来た犬の引き出しは可能なので、そういう団体に頼んで、とりあえず救ってもらうことはたぶんできるのだ。むろん、保護団体にお願いできるのは、引き出し手続きの部分だけで、救ったコは責任持ってお願いした本人がその後保護して飼うなり飼い主捜しをするなりしなければならない。

とりあえず命を救うことはできる。保護された日付を見る限り、管理人が見つけた直後に捕獲されていた。つまり、近所にポスターを貼ったり、人づてに飼われていた家を探したりは一切していないことになる。元の飼い主が警察か保健所に届けを出していなければ、見つけようもない状態なのだ。

犬が脱走してしまって、そのうち帰ってくるだろうとのんびり構えてる飼い主がいる。じっさい、たいていの犬は自力で家に戻れるのだが、それは、途中で誰かに捕獲されていない場合の話だ。都内だと、ノーリードで歩いている犬がいたら、ほとんどの場合1日経たずして警察か動物愛護センターが捕獲に来る。自治体によって保留期間にはばらつきがあるが、東京の場合は管理センターに収容されたら残された時間は1週間だけだ。短いところだと3日なんていう自治体もまだまだ多い。だから、飼い主がよっぽどちゃんと探さない限り、迷子札も鑑札もつけていない、マイクロチップも入れていない迷子になった犬を無事連れ帰ることはできないのだ。

しばらくのあいだうちに置いて、近所にポスターを貼って探しまわれば、もしかすると元の飼い主が見つかるかもしれない。だが、もうすぐすみれが来るのにどうしたらいい? 我が家で4頭はかなり無理があるし、かといって今さらすみれを預かれないとも言えないし、ともかく引きだして、一時保護してくれる家を探そうか?

色々考えたが、けっきょく諦めてしまった。その後、その犬がどうなったかは知らないが、いまでも最初に見かけた時に保護していたら、どうなっていただろうと思うのだ。

独りで歩いている犬猫を保護することは誰にでもできる。うちに犬がいなければ、おそらく管理人は迷うことなく保護していただろう。元の飼い主が見つからなければ、うちで飼えばいいわけだから。だが、うちにはすでに医療費のかかる老犬でなおかついいかげんな躾しかされていないデカ犬が2頭もいて、その上近々もう1頭居候が来るという状況では、やはり見て見ぬ振りをせざるをえなかった。

迷子犬を保護して元の家に帰す難しさや、元に飼い主に戻すのを諦めて新しい飼い主を探す大変さを知っていると、やはり最悪の事態ばかり考えてしまうのだ。小型犬だし若そうだから、元の飼い主が名乗り出なくても、新しい家を見つけられると踏んで預かるすみれが、じつはなかなかもらい手が見つからないような病気持ちのコだったりしたらどうしよう? ちらっと見ただけでは年齢も性格もわからない状況で、保護した柴犬がじつはうちのコたちと同じぐらいの老犬だったらどうする? 最悪4頭飼う覚悟がなければ、やっぱり保護するのは無理だ。それが管理人の出した結論だった。

その直後、知りあいのあいだでちょっとした諍いが起きた。互いに立場がちがうので、いわゆるもめ事にまで発展したのだが、それを見ていて管理人は激怒した。

そんな下らないことでグダグダ内輪もめしてる暇があったら、てめえら保護センター行って、1頭ずつ犬を引きだして来い!!!

八つ当たりなのはわかっている。でもやっぱり腹が立ったのだ。譲渡条件がどうだとか、○○の里親会がどうだとか、そんな細かいことは処分される犬の数がいまの半分になってから議論すりゃ良いことだろうが。それよりも、毎日相当数の動物が税金を使って殺されてて、その傍らでどんどん新しい子犬が生産されてるほうが問題なんじゃないの?! そういう事実を知らない人がたくさんいる方が問題なんじゃないの?! ちょっとした工夫で問題なく飼えるのに、簡単に放棄しちゃう飼い主が山ほどいることが問題なんじゃないの?! 簡単な手術をすれば済むことなのに、それをしないで生まれた子犬や子猫を放棄する無責任な飼い主が大勢いることが問題なんじゃないの!?

最近、管理人が柄にもなく正式の犬のハンドリングのトレーニングを受けているのは、自分自身の犬扱いのキャパをもう少し増やしたいと思っているからだ。たとえば先住犬がきちんと訓練されたコたちであれば、居候がいても負担はもっと軽くなるはずだ。

経済的な問題や、時間的な余裕については、仕事をくださるクライアント側の問題で、管理人自身はどうしようもないことだし、だったらせめて自分にできることぐらいはやっておこうかなと思ったのだ。

諭吉さんたちが束になって去っていくレッスン料はやっぱり管理人のような貧乏人には大きな負担だ。だが、それでもせっせと続けるのは、次に徘徊犬を見つけた時に、こんどは後悔せずにいたいからだ。管理人は、愛犬にCDXをとらせたいのでも、みんなから尊敬されるカッコイイ飼い主になりたいのでもない。ただ、どんな犬でも必ず飼えると自信を持って言えるちゃんとした犬飼いになりたいと思う。

もしあの時○○していたら、といくら言っても消えていった命は戻らない。だからといって、しかたなかったのだと言い訳するのも好きじゃない。

亀の歩みの管理人が、とりあえずちゃんとした犬飼いに成長する頃には、保護した犬を「欲しい人!」って言ったら、はぁ~いと100人ぐらいが手を挙げる世の中になっててくれると良いなと思う。それより先に、保護される犬じたいがほとんどいない時代になってくれないかなとつくづく思う。
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テーマ : 日記
ジャンル : ペット

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