すみれの譲渡条件〜おわりに〜
2007 / 05 / 28 ( Mon )
☆☆☆☆すみれの家族になってみたい人、いない?☆☆☆☆
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里親募集中のすみれがどんなコか、知りたい方はこちらから

譲渡条件についてはこちらをご覧ください。
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長々と書いてしまったが、簡単に言えばどんな家庭環境であってもすみれをもらっていただく障害にはならないが、ただすみれをタンス扱いする人がもらいに来たら、管理人はこんな顔(¬ ¬)で見ちゃうよって、要はそういうことなのだ。

たかが犬、されど犬。犬は法律上はタンスと同じ扱いだが、タンスとちがって感情もあるし喜怒哀楽をきちんと身体で表現する。できれば、すみれのそういう気持ちをちゃんと理解してくれる人間に、管理人としてはすみれをもらっていただきたい。

古いタンスは表面の傷を削り落として、塗装をし直してもしょせんは古いタンスのままだ。ところが、犬はちゃんと手を掛けて世話をしてやればスーパードッグにも問題犬にもあっという間に変身する。飼い主のやり方しだいで色んな犬ができあがるのだ。特にすみれはまだ若い犬で学習能力も非常に高い。だからたとえばトレーニングを楽しめる人ならば、そうとう高いレベルまでコマンドが入れられるはずだし、アジリティーなどのスポーツも一緒に楽しめると思う。

いまの時点で、すみれは確かに完璧な犬ではない。要求吠えの悪癖がついているし、気をつけないとマーキングもする。たとえば、間違った飼い主に飼われてしまえば、おそらく近い将来要求吠えがエスカレートして、咬み癖までいってしまうタイプの犬だろう。だが、すみれのエネルギーを良い方向に向けてやって、知的好奇心を満足させてやれれば、ぜったいに問題は起こさない犬だし、その上驚くばかりのポテンシャルを持っているまさに犬好き垂涎の的の名犬予備軍だ。

すみれは体重5kgにも満たない小型犬だ。だが、小さいから飼いやすいなんて思ったら大まちがいだ。おそらく、前の飼い主はそう考えてすみれを家に迎え入れたのだろう。そして案の定大失敗した。いくら片手で持ちあげられても、やっぱり犬は犬なのだ。きちんと犬として扱い、犬としてのニーズを満たしてやらなければ、すみれのように犬らしい良い犬であればあるほど問題犬と呼ばれてしまう。

すみれは、おそらくコーギーの血が濃いコーギーMixだ。コーギーというのは元来一日中牛を追って農場を駆け回るように作られたハーディングドッグで、小さな身体ですばしっこく走りまわって自分の100倍ほどもある巨大な牛を追い立てる勇敢でタフな犬種なのだ。だから、小型犬でも大型犬並の運動量が必要だ。それにもともと気が強くアルファ志向も強いので、この群のリーダーは頼るに足りんと判断した場合は、飼い主を蹴落としてトップに立とうとする傾向がある。牛のかかとを咬んで威嚇するのはコーギーの仕事の一部なので、問題犬になると咬み癖が出るというのはそのせいだ。ただ人と一対で仕事をするコーギーのような犬種は、訓練性能の高さは抜群だ。いったんこの人がリーダーと決めたら、リーダーの言いつけにちゃんと従い、スーパードッグへの階段を一気に上り詰めることもできる。

この辺は、我が家にいるハウンド系の皆さんとは大違いだ。ハウンド系の犬は、よっぽど時間をかけてちゃんと訓練を入れないと、スワレマテをかけて飼い主がその場を離れたとたん、自分の趣味の世界に没頭する。戻ってきたら犬がいなかった、なんてことは日常茶飯事なのだ。その点、すみれのような犬は、飼い主が戻ってくるまで一生でもスワレマテができるタイプの犬だ。むろん、すみれはまだまだ好奇心旺盛な子犬(2歳前後)なので、落ちつきがなくてマテは何より苦手だが、これから毎日地道にお稽古していけば、すぐに最低限のことは覚えて実践するだろう。

たとえば、我が家に来てすぐすみれには、これはやってはダメ、ここは入っちゃダメという犬猫屋敷の基本的ルールを教えたのだが、管理人が部屋から出ていっても、すみれはちゃんとダメだと言われた場所には入らずじっとフセのポーズで部屋の入り口で待っている。姫にやらせるのに2年かかったことを、すみれは1週間足らずでちゃんと覚えた。

ただ、定期的にさまざまな方法で管理人に挑戦してくる。たとえばダメだといった場所にわざわざ上がってみて、もしかして今回はOKが出るのでは? とやってみるのだ。ここでまあいいや、とルールがなし崩しになれば、あとは自分の天下だと常に下克上を狙っている。

管理人はそういうすみれの性格をおもしろいと思っている。コーギーの血が濃いすみれにとって、こんどの飼い主が言うことを聞く価値があるほど立派なリーダーなのかを確かめずにはおれないのだ。ちなみに一生こんな下克上の戦いを続けていかなくてはならないわけではない。ただすみれが納得するまではおそらく不定期にこのチェックは続けられる。

だからすみれには、ルールをきちんと守らせられる立派なリーダーになれる飼い主さんがベストなのだ。すみれのチェックをくぐり抜け、この人の下で一生ついていきますとすみれが思った瞬間、バラ色の犬飼い生活が待っている。

すみれの場合、初めて犬を飼う初心者飼い主さんであってもじつは十分巧くやっていけると管理人は思う。できれば、初級コースだけでも良いトレーナーさんについて正統派の犬のハンドリング方法を学ぶことをお薦めするが、独学で勉強するだけでもとりあえずはやっていけるだろう。問題行動があるだとか、飼い主に挑戦してくる犬と聞くと、難しい、面倒な犬と思いがちだが、じつはすみれのようなコは一番扱いやすい犬なのだ。正統派のトレーニング方法だけで、まず問題なく楽しく飼っていくことができる。

ただ、いわゆる「癒されたいから犬を飼いたい」タイプの人や、犬をやたら猫かわいがりするタイプの人には、すみれは向かない。そういう飼い方をすると途端に問題犬に変身する。

最後に、すみれの譲渡条件〜序文〜に書いた3つの譲渡条件について少しだけ説明しておこう。

1.すみれを最後まで可愛がって大切に一緒に暮らしてくださる方。最期の瞬間は一緒にそばにいてやって、すみれが虹の橋を渡っていくのをきちんと見送ってくださる方。

これはどんなときでも、ペットを飼う場合の大原則だと管理人は思う。明るく楽しいペットとの暮らしの最後には、どんな場合でも例外なく哀しい別れが待っている。だから、それが耐えられないと思うのなら、最初から犬なんて飼おうと思わないほうが身のためだ。ペットを飼う人間がぜったいにやってはいけないことは、飼っている動物より先に自分が逝ってしまうことだ。どんなときでも、何があっても、飼っている犬の最期をきちんと見届ける、これができない人にはやっぱりすみれはお譲りできない。

2.すみれとの暮らしを、これから長ければ15〜6年のあいだ、ずっと楽しんでいってくださる方。

この国には「わんちゃん大好き!」という自称犬好きはたくさんいる。だが、十数年の犬の一生に渡って、ずっとコンスタントに犬との生活を楽しめるほんとうの犬好きはあまり多くない。タンスやバッグや服は買って数年経てば飽きてしまうが、犬がタンスとちがうのは、彼らが日々変化し成長していく生き物だからだ。その変化を見逃さず、日々の暮らしを楽しめる方なら、すみれはどんな環境の家に行ってもおそらく一生幸せに暮らせる。5歳のすみれには5歳のすみれの良さがある。10歳になれば、またそのときのすみれの良さがある。その時のすみれを、その時々に合わせたやり方で精一杯慈しんでいただければ、管理人としては本望だ。

ちなみに、保護動物を譲渡する際「いままで苦労してきた犬ですので、幸せにしてやってください」と言う人が多いが、管理人はすみれをもらってくださる方に、このコを幸せにしてやって欲しいとは思わない。ただ、すみれと一緒に幸せになっていって欲しいなとは心から思う。

あと「頑張って一生大事にします」という人もいるが、じつはこれも管理人的にはアウトだ。だいたい犬なんて、もともと頑張って飼うもんじゃない、と管理人は思うのね。頑張らないと飼えないのなら、最初から犬を飼うべき環境ではないのだよ。

だから、寝て、起きて、食べて、仕事して、トイレ行ってみたいな生活の一部としてごく自然にすみれを可愛がって末永く愛情を注いでくださる方に、管理人としては是非すみれをもらっていただきたいと思うのだ。

3.この先、すみれが生きているかぎり、細く長く犬猫屋敷の管理人と何らかのおつきあいを続けていってくださる方。


こういう条件を出す預かりボランティアってたぶん他にいないけど(笑)別にすみれをもらったが最後、その後十数年に渡って管理人につきまとわれるわけではないので、そこのあたりはご心配なく。正式にお譲りした時点で、すみれに対する管理人の責任は終了するし、その後どんな飼い方をしようと、管理人は一切口を挟むつもりはない。むろん、お渡しする前に注意点や問題行動の直し方など必要な点はご説明するが、これはあくまでも我が家でのケースであって、飼い主や環境が変わればまったく同じようにはいかないのは犬飼いの世の常だ。だから、○○しろというのではなく、うちではこういうことがあったとき○○で巧くいきましたという申し送りであって、それを租借して自分なりにアレンジして応用するのは新しい飼い主さんがやるべきことだ。

ただ、短い間とはいえ、すみれは我が家のコとして暮らした、いわば管理人の隠し子である。だから、もし可能ならば数年に1度くらいは元気な顔を見せてもらえれば嬉しいなとは思っている。出不精な管理人だが、それでも年に何回かは犬友を誘ってふらふらとBBQやったりドッグランに行ったりもするので、そういう時にお暇でしたらすみれと一緒に参加してもらえるととても嬉しい。

保護犬の譲渡というのは、結局のところは相性が一番のポイントだ。犬と人間の相性もあるし、人間同士の相性もある。管理人自身、姫をもらった経験から言うと、やはり最初の頃は預かりボランティアさんと密に連絡をとって、色々聞き忘れたことを再確認したりすることも多いのだ。だから、犬猫屋敷の管理人が死ぬほど嫌い、という人だと、やっぱり巧くいかないと思う。それにおそらく管理人のほうも、こいつ、管理人に会うたびに緊張でハックル上がってるぞと思えば、やっぱりこいつにはすみれはやらん、と言うことになってしまうことだろう。

というわけで、ほんとうに長々書いてしまったが、管理人が思うすみれをもらっていただきたい飼い主さんの理想像はこういう方なのだ。ただ理想は理想で、現実には会ってお互い一目惚れ、ということもあるわけで、多少理想とはちがうことがあっても、もしかするとすみれにぴったりの飼い主さんがある日ひょっこり現れるかもしれない。

すみれは、幸い車に乗ってお出かけも大好きだし、新しい人に会ってグリグリしてもらうのは何よりの喜びだ。だから、ちょっとここのところはクエスチョンマークがつくけど、でもすみれと一緒に暮らしてみたいなと思われるようならば、どうぞ遠慮なくお問い合わせくださいませ。幸い今月いっぱいで仕事も片がつくし、そしたら管理人もせっせとすみれの新しい飼い主さん探しに精を出そうと思っているし。

けっきょく、犬と飼い主の相性なんて、要は会ってみないとわからない、と管理人は思うのね。だから、お見合いなんて堅苦しいことではなく気軽に合コン気分ですみれに会って頂ければいいと思うのだよ。

ただ、最初に書いたようにやっぱりすみれにはすみれに一番合う飼い主さんがいるはずで、せっかくご足労いただいて会っていただいても、やはりちょっと無理かなというケースは出てきてしまうのだ。かといって、それはあなたが犬を飼うのに適さないというわけではもちろんないし、ましてや人間性を否定されてるわけでもないのね。ただ単に、すみれという犬には合わなかった、それだけのことなのだ。そこのところはよくご理解頂いた上で、すみれという犬を是非そばで見てみたい、グリグリっとやってみたいと思う方は、メールフォームからご連絡くださいマシm(_ _)m

テーマ:里親探し - ジャンル:ペット

11:41:30 | 譲渡条件 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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