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大脱走

自分の愛犬のことをこんな風に言うのは飼い主馬鹿も甚だしいが、正直、姫よりも頭の良い犬はこの世に存在しないのではないかと管理人は思っている。どんなにきっちりしつけが入ったスーパードッグとて、しょせんできることはハンドラーの指示にしたがって、決められたルーティンをこなすだけだ。その点、うちの姫ちゃんはひと味違う。ハンドラーの指示にしたがって決まった動きをするなんてことは、おそらく100年経ってもできないが(正確には、管理人が100年経ってもそんなことはやらせられないのだが)何か目標を定めたら、独自の創意工夫でそれをやり遂げる才能たるや、たかが犬にしておくのは惜しい、と姫が何かやらかすたびに管理人は心の底から思うのだ。

現在の犬猫屋敷は、居候のすみれの話題で持ちきりだ。ゆえに、自分が犬猫屋敷のヒロインと信じて疑わない姫さまはすこぶるごきげんが悪いのだ。

「ちょっと、ちょっと、ちょっと。若いってだけでちやほやされるってどーいうこと!? 自分がちょっと可愛いと思っていい気になってんじゃないの? 主役を張るのは、やっぱり実力派本格女優のアタシでしょ? こうなったら、格の違いを見せつけてやるしかないわね」

と、姫さんが思ったかどうかは知らないが、昨日、管理人が犬たちの予防接種とフィラリアの予防薬とノミ除け薬代を稼ぐべく出稼ぎに行っているあいだに、またもや姫さんがおもしろいことをやってくれた。以下は、留守番の家人の談話を元にした事件の再現映像である。

すみれが来てから、我が家の犬たちには微妙に待遇の差をつけている。もともと我が家にいて、気が弱いせいで常に最下位に転落するわりには飼い主のえこひいきでいちおう犬の中ではトップの順位に座っているカイは廊下、キッチン、茶の間を含め基本的には屋敷の1階はすべてフリーで自由に生活させ、トイレ問題が100%解決していない姫さんは、管理人が一緒の時のみ廊下、キッチンはお出入り自由、居候のすみれは、別に問題はないのだがいちおう先住犬たちを立てて管理人の部屋のみ自由行動が許されている。で、管理人が出かける時は、すみれはケージの中でお留守番、姫は管理人の部屋の中で、カイは、家人がいる時は希望すれば管理人の部屋から出て過ごすのも許されているのだが、姫としてはこれがどうも気にくわない。

自分はカイとひとつの群だと思っているのに、カイは廊下でウダウダしていて、自分だけが新参者のチビと一緒に部屋に閉じこめられているという状況を非常に不愉快だと感じているのだ。

ゆえに、管理人が出かけて30分も経たないうちに(ちょうどもらったコングの中身を食べ尽くすころだ)何とか犬部屋から出ようと脱出を試みた。

長年の犬猫屋敷フリークにはすでに有名な事実だが、管理人の部屋の戸には姫が開けたペットドアがついている(過去のいきさつはこちらから)。で、最近は姫のみならず、カイも無理矢理そこから出入りするようになったので(おかげでペットドアの内径が一回り大きくなった)ふだんは部屋の入り口に柵を立て、勝手に出入りできないようにしているのだ(直せよという突っ込みは受けつけません。だって、面倒だからさ)。管理人が室内にいるときは、それで問題ないのだが、最近はうちのコたちとすみれを分けて散歩に連れて行くことが多いので、後追い姫ちゃんがその柵を何とかどけようと日々研究を続けている。で、管理人も何とかそれを阻止しようと色々画策しているのだが、最近、姫は、その柵を横にずらすと隙間ができて、そこを通路に使ってペットドアから出られることにどうやら気づいてしまったらしいのだ。

そこで、昨日は出稼ぎに行く前に、こんな工夫をしてみたのだ。

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ふつう犬は押すことはできるが、引くという行為は難しい。猫のように前脚を器用に使えれば引っぱることも容易にできるのだが、たとえばツチノコ兄弟などは押すドアはマズルを使って開けられるが、手前に引くドアや引き戸だと巧く開けることができないのだ。ところが、姫は前脚を猫のように使って押すことも引くことも器用にこなす。ちなみに簡単な鍵ならばすぐに開けてしまうので(そういえば、こんなことこんなこともあったっす)うちに来た当初から毎回人間との攻防戦に勝利してきた。

で、今回は入り口の幅ぴったりサイズのトイレシートをはめ込んで、柵を固定するという試みをしてみた。重量にはじゃっかん問題があるものの、この状態ならば、柵を手前に引いて通路を造ることは不可能と判断したからだ。

ところが、賢い姫さんは、この邪魔な包みをここから外せば、いつものように柵を動かすことができるとすぐに気づいたのだ。

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DSCF0467.JPG


通路にぴったりはまっている物を引きだすという行動を思いついただけでも姫の知能指数の高さに驚愕するが、ただ引きだしただけでは包みが邪魔になって柵を動かせないということにも間もなく気づいた。なので、引きだした包みを、せっせと運んで、邪魔にならない場所まで移動させていたのである。

DSCF0468.JPG

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家人が異変に気づいて部屋を見に行ったとき、障害物はこんな風に置いてあったらしい


部屋が狭くて巧く広角で写真を撮ることができなかったのだが、姫が2つの包みを移動させた距離は、約1mである。

もちろん、新品のトイレシーツの包みには、姫の悪戦苦闘のあとがしっかりついていた。

DSCF0465.JPG


創意工夫にあふれ、努力の結果目的を成就したとき、人間ならすばらしい偉業を成し遂げたと世間から賞賛される。だが、これが犬だと「問題犬」と呼ばれてしまう。これって変だなと管理人は思うのだ。人間の都合が悪いことをやる犬はすべて問題犬? そんなことはないはずだ。少なくとも、犬猫屋敷の住人のように姫のやらかすあれこれを「アンタの頭の良さは世界一だ」と賞賛するようなお気楽ご陽気飼い主のもとでは、姫のようないわゆる問題犬だって、天才犬と呼ばれるのだ。

要は飼い主と犬の相性の問題なのだと管理人は思う。だから、犬を飼おうと思ったら、見かけや犬種などには惑わされずに、自分に一番合った犬を選んで迎え入れて欲しいとつくづく思う。

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「主役は、アタシよ、アタシ!」

「姐さん、こ……怖いっす(汗)」
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スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


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