スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

食の安全

先日姫さんがブログで取りあげていたのだが、アイムス、ユカヌバ、ニュートロなどの日本でも有名なプレミアムフードを受託生産している提携製造工場で問題のフード(缶詰、レトルトパックなどのウェットフード)を食べた犬猫に腎障害が起こるという騒ぎがあって、飼い主のあいだで波紋が広がった。けっきょく原料に使われた中国産の小麦グルテンに殺鼠剤が混ざっていたとかで、その後も、同じ原料を輸入して使っていた犬用おやつのメーカーがリコールを発表し、アメリカでは飼い主が集団訴訟を起こすほどの騒ぎになっている。

当初(3/18)CNNなどでニュースが配信されたときには、動物に対する無差別テロか!?とも思うような仰々しい見出しが踊り、日本でも多くのサイトでパニック状態になった飼い主さんが大騒ぎをしていた。多くが愛用するペットフードのブランドが出てきて、なおかつ日本の総代理店がきちんとした対応をとらなかったこともあって、正式の販売ルートだけに限って言えば、対象製品は米国内のみで販売されているもので、よっぽど運が悪くなければ日本でこの製品に当たることはないのだが、にもかかわらずあちらこちらのペットコミュニティーでこの世の終わりのようなパニックが広がっていった。

管理人にしてみれば、たかが犬の食べ物に日本で言うところの厚生労働省であるFDAが関与してくるアメリカはすごくない? という気分だし、いち早く予防措置的リコールを発表したペットフード会社の対応は十分すぎるほど良心的だと思うのだが、「やっぱりペットフードは信用できない!」「一部でこういう事故が起こるのなら、他の製品も疑ってみたほうがいい!」「やっぱり手作り食じゃないとダメ!!」てな議論が巻き起こっているのを目にすると、何だかなぁ~と思うのだ。

いや、別に管理人は手作り食が悪いといっているわけではないのだよ。ただね、ペットの手作り食というのは経済的にも時間的にも余裕がある人しかできないことであって、あまり一般的な犬猫の飼い方ではないと思うのだ。ただ単に人間の食事を作るのと一緒のものを別の鍋で煮ればいいというだけなら誰でもできるが、犬猫に必要な栄養のバランスというのは人間のそれとはちがってくる。だから、彼らに必要な栄養素をすべて取り込んできちんとした食事を手作りで与えようとしたら、そうとうの勉強が必要だし、手間もお金もかかるのだ。ゆえに、たいていの獣医さんは手作り食に否定的だ。それが悪いといっているのではなく、じっさいきちんとできてる人があまりにも少ないからなのだ。

じっさい、うちではドライフードを切らした一時期泣く泣く手作り食にしていたことがある。で、うちのデカ犬たちに必要なタンパク質を肉や魚だけでとらせようとしたならば、週に数キロの肉を買ってこなくてはならないのだ。これはドッグフードに比べるとそうとうの出費だった。どんなに安い肉を買ったとしても、プレミアフードの1月分の金が1週間で吹っ飛ぶのだ。おまけに作るのにも手間がかかる、大量の肉と野菜を切り刻み、そのうえ油だ酢だごまだと身体に必要な良いといわれるものを混ぜ混ぜして、野菜も煮た方がいいものと生で与えたほうがいいものとわけて調理しとなると人の食事より手間がかかる。

けっきょく我が家では1週間ちょっとで「もう止めた、やってられん!」ということになったのだが、そのとき身に染みてドッグフードのありがたさを感じたのだ。

手作り食推進派の皆さんは、ドッグフードは何が入っているかわからないから不安だといっている。たしかにそれはそうなのだが、管理人のような一般人は手作り食にしてみたところで、素材からすべて吟味して作るほどの金も時間も持ちあわせていない。けっきょくは輸入品の安い肉を使い、そのとき安価に売られている野菜を買って混ぜて煮るだけなら、添加物の入っていない評判のよいプレミアフードでもさしたるちがいはないと思うのだ。だから、手作り食をちゃんと作れる人たちは、勝手にやってもらえばいいのだが(管理人は他人が自分のペットに何を喰わせようがどうだっていい)この先手作り食を作れない人間は犬を飼うべきではないなんていう方向に行ってしまったら、ただでさえ行き場がなくなって困っている多くの犬たちにどうやって飼い主を見つけりゃいんだと暗い気持ちになってしまう。

で、それはともかく今回の妙なパニックの一因は、日本におけるペットフードの輸入元というか総代理店がきちんとしたアクションを即座にとらなかったせいだろう。たしかに必要な情報はすべてサイト上に出そろってはいたが、いかんせんすべてが英語であって、読んでもちんぷんかんぷんという人たちにとってはけっきょく不安を煽ることにしかならなかった。

日本でもメジャーなフード会社のなかでは、サイエンスダイエットのヒルズ社だけが、いち早くニュースが出た翌日にサイト上に安全宣言を出していたし、ニュートロの正規代理店でも同じような記事を上げていたが、アイムスなどの他社のサイトを見てもこれに関する記事は数日経っても上がってこなかった。今回リコール対象になった製品は、正規ルートでは輸入販売していないから知らぬ存ぜぬを決め込んでもかまわないと思ったのかもしれないが、やはり企業姿勢としては首を傾げたくなるのが本音のところだ。

いずれにせよ、評判のいいプレミアフードと呼ばれるペットフードは、決してベストではないかもしれないが、妥当な値段でペットの健康維持に必要な栄養素をしっかりとることができる経済的で良心的なよい製品だと管理人は思っている。たとえばスーパーで売っているようなものすごく安いフードに比べればむろん値段は数倍高いが、その分さまざまなメリットがあるものだ。とくに子犬の成長期によいフードを食べさせて将来医者いらずのきちんとした身体を作っておくことは、長い目で見るとジャンクフードを食べさせるよりずっと経済的なのだ。

だから管理人のような考え方の飼い主にとってはプレミアフードはなくてはならない。だから管理人は、こういう騒ぎが起こって風評被害でプレミアフードの市場が立ちゆかなくなったら困るなと心底憂いているのである。

DSCF0108.JPG
関連記事

テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

Comment

非公開コメント

プロフィール

犬猫屋敷の管理人


Author:犬猫屋敷の管理人
スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


Lc.ツリーカテゴリー
管理人のマーキング先
最近の記事
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近のコメント
管理人にひと言いいたい!

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最近のトラックバック
QRコード
QRコード
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。