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夕立

今日は夕方からいきなり雨が降り、雷がゴロゴロ鳴りだした。

これから夏にかけて、姫さんにとっては受難の季節である。姫は心の底から、ほんとうに雷が大嫌いだ。人間の耳には聞こえない微かな音であってもすぐに反応して騒ぎ出す。音に敏感な犬というのはいるもので、雷などの大きな音に必ず反応して怯えるのが常なのだが、そういう犬はふつう花火などにも同じような反応を示す。

姫の場合は花火やトラックの騒音など他の音にはまったく反応しないので、おそらく大きな音が苦手というより、雷というもの自体にとても嫌な記憶があるのだ。

雷はたいてい雨を伴うものだ。姫はうちに来た当初、ほんとうに雨の日の散歩が嫌いだった。いつものように大はしゃぎで玄関までは行くのだが、ドアを開けて外が雨降りだとわかったとたん、尻込みして玄関から出ようとはしなかった。苦労知らずで脳天気なツチノコ兄弟が雨が降ろうが槍が降ろうが1日2度の散歩は欠かさないのとは大ちがいだ。

そう言えば、うちに来た最初の年は、雪あそびも嫌がった。これまたいつでもお気楽脳天気なツチノコ兄弟がドロドロになって庭を駆け回っているのを横目で見ながら「何やってんのかしら、あの馬鹿」という顔をしていたのを管理人は今でもよく覚えている。

独り暮らし時代の記憶がまだ鮮明だったころの姫にとって、濡れるということはおそらく命取りだったのだろう。保護された時期から見て、姫はたぶん冬の間に独り暮らし生活を送っていた。冬場の寒い時期、暖かいねぐらのない犬にとって身体が濡れるというのはまさに命に関わる問題だ。丁寧に身体を拭いてくれる飼い主を持たず、暖かい部屋でぬくぬくすることのできない野良犬にとって、身体を濡らさないということは生存し続けるための本能に根ざした行動だったのだろう。

今年は雪が積もらなかったが、去年の冬は姫も他の2頭と一緒にドロドロになりながら庭で雪あそびを楽しんだ。雨の日でも喜んで散歩に出かけていくようになった。今は身体が濡れても、家に帰れば乾いたタオルで拭いてもらえて、そのあと暖房の入った部屋で暖かい布団にくるまってぐっすり眠ることができる。それがちゃんと理解できれば、身体を濡らすことへの恐怖がだんだんと薄らいでいく。

あいかわらず雷が鳴ると姫は仕事机の下に潜り込み、管理人の足元で小さくなって震えている。雷嫌いは完全には治らないものの、最初のころのようにパニックを起こして家中を駆け回るようなことはしなくなった。そろそろ落ちついてきたことだし、こんどは雷が鳴るたびに、とびっきり珍しい美味しいおやつを姫の口に放り込んでみようかな、とも思っている。

すごく嫌なことが起こるたび、同時にめちゃくちゃ良いことが起こるようにして、だんだんと嫌いなものを楽しみにするようにしていくのは、犬のトレーニングではよく使う手だ。ただ、冷静さを失うぐらいパニックしていしまっている時には、目の前に美味しいおやつをぶら下げても、犬は見向きもしてくれない。

でも今の姫の状態なら、おやつにちゃんと反応を示すかもしれない。

一度刷り込まれてしまった「恐怖心」を完全にぬぐい去るには時間がかかる。だが、どんな犬と飼い主でも、時間をかければ良い状態に持っていくことはできる。雷が鳴らないようにはできないが、雷が鳴ってもそんなに怖くないと思わせることは可能だ。少なくとも管理人は常にそう思っている。

あいかわらずマイペースでお昼寝中のカイさんは、むろん雷が鳴ろうがまるで知らん顔だ。雷が怖いものだとか良くないものという感覚自体を持ちあわせていないので、外がちょっと騒がしい程度にしか感じないらしい。外で盛大に雷が鳴っていても腹を丸出しにして仰向けで寝てる姿は平和そのものだ。

カイちゃん、そんなかっこで寝ていると、雷さんにおへそを採られちゃうよぉ~

どんな犬でも苦手なものはそれぞれ違う。また苦手を克服できるペースも、そのやりかたも犬と飼い主によってそれぞれだ。うちはまあうちのやりかたでのんびりやっていけばいいかな。

ようやく雷が遠ざかっていつもの寝床に戻って寝ている姫を見ながら、そんなふうに考えている。

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テーマ : ♪♪成犬万歳!!
ジャンル : ペット

Comment

同じ兄弟でも・・・

グレちゃんは雷に恐怖心があるので、今も私の足元で震えています。
きっと、1歳前に富士スピードウェイでキャンプした時に一晩、雨、雷の中、山の中をさまよった記憶がよぎるのでしょうか?
可哀相ですが、私には雷を止める力がありませんので、やはり抱っこしたり、何かしら気をそらすようにするしかありませんね。。。

同じ兄弟でも・・・カイ君・・・大物だわ(笑)

うちのお坊っちゃまたちは、ほんとうに苦労知らずのボンボンなんでねぇ~(^_^;)ディーも雷はぜんぜん平気で、稲妻が見えるとぼーっと窓の外を不思議そうに眺めていたもんです。

それにしても、グレちゃんずいぶんとサバイバルな幼少時代を過ごされたようで!?こんど会ったとき何でそんなことになったのか、ぜひ聞かせて!
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スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


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