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広報活動

ハードな話三連チャンは営業的にどうかな、と思いつつも、きょうもちょっぴり厳しい話。

今回の子猫殺し騒動を眺めていて、管理人が思ったのは、これは一夕一朝で片づく問題ではないな、ということだ。世の中にはさまざまな意見を持つ人がいるわけだし、すべての人が、殺される子猫は可哀想だと思うわけではない。せっかく生まれてきた命を安易に処分するのはまちがいだ、そういう人間は鬼なのだ、という議論をしたい方は、まあ勝手にやってもらってかまわないのだが、世間のすべてがそう感じる人ばかりではないし、今後もそういう人ばかりの世の中になるとは思っていないというの管理人としての見解で、これが、管理人の意見の大前提である。

で、ぶっちゃけた話、この国の殺処分の現状はそうとう酷い状況である(処分方法の見直しを求める署名はこちらから)。統計的に見れば処分に回される犬の数は少しずつ減ってはいるものの、昨日も書いたように猫の処分数は横ばいだ。じっさいはペットブームで犬猫を購入する家庭がどんどん増えていることから考えるとそうとう改善されていると思うこともできるのだが、ともかく、ノーキルを実現するまでにはまだまだ時間がかかるだろうというのが管理人の考え方だ。

で、ノーキルを実現するには今後何をしなくてはならないのか?

じつはここが難しいところなのだ。なぜなら、昨日の記事でも書いたようにペットの殺処分の問題は、勧善懲悪で片づけられるほど単純な問題ではないからだ。

たとえば、地方のセンターと都心のセンターでは犬猫を持ち込む理由が大きくちがう。犬猫を避妊し、病気予防をして、プレミアフードを食べさせて飼うというのはごく一部の大都市に住む人間たちの常識であって、いまだにペットのご飯はぶっかけ飯、避妊去勢手術はせずにほとんど外で放し飼いという地域はいくらでもある。そういう地域で処分される犬猫の多くは望まれずに生まれてくる命なのだ。

だからそういう地方では、避妊去勢の費用を安くしたり、手術のメリットを訴えることで処分される命を減らすことができるかもしれない。かたや都会では、流行の犬を買ってみたら吠えるし言うことはきかないし、散歩もけっこう面倒くさいし、近所からの苦情もでるし、もう飼いきれないから捨てちゃいましょうという飼い主がけっこういるのではないか、と管理人は思っている。「いつでも里親募集中」などのサイトを覗いてみるとわかるのだが、ブレークして半年から1年ほど経つと、流行犬種の里親募集が軒並み載るようになるのだ。一時期、センターの檻に入っているのはゴールデンばかり、ハスキーばかりだったという話もあるように、流行犬種と処分される犬種にはある程度の相関関係があるらしい。こういうケースでは、流行ものの犬種というのをつくらないことが大切だろう。たとえば小さければ飼いやすいと勘違いしてテリア種がブレークすれば、とうぜんながら飼いきれなくなる犬も増えてくる。テリアは決して楽に飼える犬種ではない。もともと気が強く、判断力があってしつけを入れるのに時間がかかるように作られた犬種だからだ。そういう基本的な情報を多くの人に広めるだけでも、たぶん状況は変わっていく。

ちなみに、管理人はべつにテリアが悪いといっているわけではない。じっさい管理人はテリア種がけっこう好きだし、飼えると思う人にはおもしろい犬なのだ。ただ、小さいから簡単に飼えると思ったら大まちがいだということは、なるべく多くの人に伝えておきたいな、と思うのだ。

では、いつこの国でノーキルが実現できるのか?

管理人の生きているあいだは無理だろうな、というのがじつは率直な感想だ。いまはまだ処分される犬猫をゼロにするには、全体の数が多すぎる。ペットブームのおかげでどんどん人気犬種が製造され売りさばかれている現状では、いくら捨てられた犬猫を救い出して飼い主を見つけたとしても、堂々巡りが続くだけだ。捨てられる動物に新しい家を見つけるのと平行して、捨てない飼い主を増やすこと、捨てられるであろう犬猫を増やさないこと、ペットの大量生産を止めさせることがきっと必要なのだと思う。

じゃあ、そのために何ができるだろうか?

管理人はとにかく情報発信をしていこうと思っている。ブログという形式だけにはこだわらず、周りの人に話すということも大切だと思うからだ。

管理人の周りでは、いまや「ペットショップで犬猫を買ったりしたら、奴にブーブー文句を言われる」と思われているのだが、ちなみにべつに管理人はペットショップでぜったい買うな、と言っているわけではない。たまたまペットショップ見かけたコと相性がバッチリで、一生そのコを大切に飼ってくれるというのなら、それはそれでかまわないと思う。逆に、可哀想だからと無理してあまり気にいらない犬猫を里親会でもらってきて、100%の愛情を注げないのだとしたら、どっちがいいのか、管理人としては首を傾げてしまうのだ。

だから、べつにペットショップで買いたいのなら買ってもいいと思っている。ただ、知っておいて欲しいのは、犬猫には繁殖期というものがあって、通常は春と秋に多くの子犬子猫が生まれるという事実である。ところがペットショップには年中人気種の子猫や子犬があふれている。真夏にみかんを売っている最近のスーパーどうように、年中品物を切らさないように子犬子猫を生産し続けるシステムが裏にあることは、できれば知っておいてもらいたい。犬猫はハウスでできるのか? 品種改良? 何でいつでも子犬や子猫がいるんだろう? そういう疑問は持って欲しいと思っている。ついでに言えば、子犬や子猫が賞味期限以内に売れなかったらどうなるか、大量生産の仕組みとしてそういうケースがどうなるかにも目を背けないで欲しいのだ。

管理人には子どもがいない。おまけに有名な子ども嫌いである。にもかかわらず、姫が来てからというもの、公園などで子どもに「あっ、ワンちゃんだ」と話しかけられたら、できるだけ愛想良く対応するように心がけている。むろん姫は子どもが大嫌いなので、近づきすぎると大変な騒ぎになるのだが、できるときには、なぜ姫が子ども嫌いなのか、きちんと説明するようにしている。姫が吠えるのは、恐ろしいからで、近づかなければ大丈夫だということも話して聞かせる。ついでに頭の上から手を出して撫でようとする子どもには、下から手を出すという正しい犬との挨拶のしかたも教えるようにしているのだ。

小さな子どもにそんなことを言っても意味はないかもしれないが、もしかすると大きくなって犬猫を飼おうと思ったとき、何かの役にたつかもしれない。気が遠くなるような地道な作業だが、それでも続けて損はないと管理人は思っている。

管理人の周りには子どもとレスキューされた動物を一緒に育てている友だちが多い。彼らの子どもを見ていて羨ましいな、と思うのは、その子たちにとって保護犬保護猫というのは特別の存在ではなく、日常生活に溶け込んでいることだ。彼らが大人になったとき、犬猫を飼おうと思ったら、おそらく当たり前のようにレスキューされた動物をオプションの中に加えることだろう。そういう人間が増えていけば、殺処分数は急激に減ることになるのだ。それどころか、そういう世の中になったならば、保護犬保護猫はほとんど見つからなくなって、1件の里親募集に何万件もの応募が殺到するような夢のような時代になるかもしれない。

そうなって初めて、ノーキルなのだ。社会を変えるには何世代もの時間がかかって当たり前だ。

先日、会社のオジサンが嬉しげに「新しい犬を飼った」と報告しに来た。以前ちょっとだけ記事にしたことのある、愛犬ダックスに噛まれまくっているオヤジである。

「へえ? 何を飼ったんですか?」

「ジャック・ラッセル・テリア」

「…………苦労しますよ。ご愁傷様です」

オヤジ、顔面蒼白……

管理人の広報活動もまだまだ足りないな、と反省した。せめて指が千切れるような大怪我をしないことを祈るばかりである。
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テーマ : 動物愛護
ジャンル : ペット

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