|Posted:2012/11/28 13:25|Category :
姫|
「オバサンのようすが変!」
という妹からのメールを受けとったのは、1週間前のことである。
管理人が会社帰りの電車の中で、いつものように惰眠を貪っていたときの話だ。とりあえず、まだ開いている近所の病院に連れて行く算段をして、家路を急いだ。
妹は非常にあたふたしていたが、それほど大ごとじゃなかんべ……と管理人は当初、思いきり軽く考えていたのだよね。だが、家に戻って姫の姿を一目見ただけで、笑いごとじゃないな……と観念した。
間違いなく、姫の中で、大幅にどこかのパーツが壊れている。表情もないし、口元に食べものを近づけても興味を示さないし、足腰は立たないし、音にも臭いにも反応を示さず、ただひたすらぐったり寝ているだけ。
その日は、とりあえず応急処置をしてもらって、翌日いつもの病院に連れて行った。その時点でも、かなり状態は悪かったので、診察室は、まるでお通夜のような雰囲気だった。医者も飼い主も、こりゃ安楽死しかないなと頭の中で確信していたが、この医者に姫が見放されるのはいつものことなので(いままで、少なくともすでに5回は覚悟を決めろと言われている(^^;))、心の隅でほんの少しだけ、今回も逆転満塁ホームランを管理人だけは期待していた。
それから1週間、紆余曲折はあったものの、とりあえずまだ姫さんは無事でいる。今日は調子が良いらしく、自力で立ってトイレにも行ったし、ほんの一口だが皿から流動食を自分で食べた。
全身くまなく検査して悪いところを探しだし、手術でもなんでもして、また新品のように生まれ変わらせる……という選択肢は管理人の中にないので、今後姫の状態がドラマチックに良くなることは、たぶんないと思う。っていうか、明らかに頭の中が問題だから。
脳外科手術の技術は、確かに日々進歩しているが、いまの姫の状態を新品のように再生できる技術があれば、日本にこれほど多くの寝たきり老人がいるわけがない。
だから元の状態には戻らないのだが、それでもいまの状態は、決して悪くはないと思う。少なくとも、第何回目かに姫を見限った医者は、今回もまた舌を巻いていた。
姫に生きる力が残っていれば、たぶん期限が来るまでは、姫は無事に生きていける。
それが犬猫屋敷流の四つ脚との暮らしかただ。
おそらく大きな発作を起こした直後で、意識だけはあるが、自力では立てないし、刺激に対する反応もなかった最初の夜、それでも姫は、差しだされたグリーニーズを銜えて決して放さなかった。

これが何かはわからないけど、大事な気がするから、ぜったい死守!まだ本犬はやる気があるみたいだから、とことん、おつきあいしますかね(^_^)v
きょうもヨロシクm(_ _)m→
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