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青山で犬小屋をつくるというレアなイベント

知り合いの実家が、福島の警戒区域にあるという友人から面白い話を聞いた。

その家で飼われていた犬は、無事飼い主と一緒に避難できたが、避難所では飼えないので同じ福島県内の知り合いの家に預かってもらっていたのだが、とにかく吠え声がすごくて困っているというこぼしているのを聞いて、友人が、「良かったら、うちで預かってあげようか?」と言ったところ

「だって、お宅は室内飼いでしょ? 室内飼いなんてとんでもない!」

ときっぱり断られたのだそうだ。

都会のスタンダードでは、いまや室内飼いが推奨されるので「外飼い」で犬をもらおうとすると断られるという話はよく聞くが、「室内飼いなんてとんでもない!」と言われたのは初めてだと友人は苦笑いしていた。

くだんの犬は広い庭を自由に駆けまわって暮らしてきたコだ。いまは庭で繋がれて保護されているのだが、それでもストレスが大きすぎて吠えが出る。大地震という恐怖体験に加えて、飼い主と離ればなれの生活はじゅうぶんストレスの原因になるが、さらに大きく住む環境が変わるとストレスがますます倍増するのは人間と同じだ。

巧くストレスマネージメントをして、新たな生活に少しずつ馴染ませていけば、いつかはクリアできる問題だが、いかんせん、いまは人間のほうに余裕がない。いまもなお、人が立ち入れない警戒区域に残されて飢えている四つ脚たちを底辺にして、今回の災害で恐ろしい数の動物もやはり大きな被害を受けているのだなと思わずにはいられない。

マリーなボラに言わせると、犬を外飼いする人間なんて飼い主の風上にも置けないって話になってしまうらしいが、現実問題として犬を室内飼いしている人間なんて、都会に住むごく一部の人々だけで、地方ではまだまだ外飼いの犬は当たり前の風景だ。自然がたっぷりあって、広い庭があって、自由に駆け回れるスペースを持っている犬たちと、わざわざ遠出してお金を払わないと自由にノーリードで走りまわることすらできない都会の犬たちと、どちらがより幸せかって議論は、まあ個人の考え方にもよるから答のでない問題だが、少なくともいまは、生き残っている四つ脚たちが、よりストレスの少ない環境で暮らしていければ良いなと思う。

で、いつも偉そうなことを言いながらも、外飼い経験のない管理人は知らなかったのだが、犬小屋は木製のものがベストなのだそうである。管理人なんて、知識がまったくないからさ。プラスチックのクレートで良いじゃん? って思っていたのだよ。ところが、あの飛行機にも乗れるっていうバリケンだと、夏は熱気がこもってしまって暑すぎて、逆に冬は寒くて暮らしにくいらしい。とくに東北の冬は厳しいから、幸い犬と一緒に仮設住宅に入れた飼い主さんがいま欲しがっているのは、寒さをしのげる犬にとって快適な木製の犬小屋なんだそうな。

木製の犬小屋も、買うとけっこうなお値段するからね。経済的に苦況に立ってる二足歩行動物にとっては手痛い出費になるだろう。

今週の土曜日、都会のど真ん中の青山で、そんな飼い主さんのニーズに応えるための面白いイベントがあるらしい。

2011.11.5 Do One Good PARK

毎週末、不定期にさまざまな個人団体が集まって譲渡会をやっているDo One Good PARKの会場で、東北の被災犬に送る犬小屋をつくるという試みだ。すでにできている犬小屋に色を塗ったり、材料を組み立てて犬小屋をつくる参加者を募集している。

管理人と同じように四つ脚を一緒に生活している人間は、被災した犬猫たちの現状にやはり目を向けずにはいられない。もしうちのコたちが同じ目に遭ったら! と思うだけでいてもたってもいられない気持ちになるのはペット飼いというちょっとイッチャッテル人種の性なのだ。

とはいえ、被災地のシェルターボランティアに行きたいと思っても、そう簡単にはいかないし、お金や物資を寄付してあげたいと思っても、こっちも生きてくだけで精一杯というこのご時世では心おきなく援助を申し出ることができる人など多くない。でも何かしてあげたい。何か自分にもできることはないだろうか? そう思っている人にとっては、なかなか良い企画……だと管理人は思うのだ。青山でイタ飯ランチのデザートがわりに犬小屋に色を塗る。なかなかできないよぉ~、こんな体験(笑)。

誰が決めたんだか知らないが、福島第一原発から半径○○キロ以内の土地に、いま入ろうとする人間は犯罪者になってしまう。ところがそうなるのを覚悟で、なかに入って餌をやってる人もまだ存在する。そういうある人のブログに書いてあったのだよね。

「何かしたい。何かお手伝いできることはありませんか? 何をしたら良いですか?」というメールをたくさんもらうが、いま何をしたら良いのか、何をすべきなのかなんて誰にもわからない。

こんな広範囲を破壊する自然災害が起こるなんて、誰も予想していなかった。そのせいで「安全だ」と思いこまされていた原子力発電所がこんな大きな被害をもたらすなんて考えてみたこともなかった。お役所言葉で言えば「想定外」の事態が起こってしまったわけで、誰も予想していなかったことが起こったとき、こうすべきだというマニュアルは、だからどこにも存在しない。

いま何をすべきか? 自分に何ができるか? をそれぞれが考えて、それを実行に移していくしかない、そんな時代なのだ。やったことが正しいか、正しくなかったかを判断するのは後世の歴史家の仕事だ。2111年頃の小学生が、教科書に載っている被災地に犬小屋を送るためにペンキ塗ってる人の写真を見て大笑いするかもしれない。なんでこんなことやってるわけ? ばかみた~いって言われるかもしれない。でも、それはそれで良いのだよ。

ある時代を生きざるをえなくなってしまった人間は、そのなかで、自分が正しいと思ったことやっていくことしかできないと管理人は思う。

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