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犬が育むコミュニティー

来る来ると言いつつ、足踏みしている台風を尻目に、いつも通り犬どもを連れてウロウロしていたらトトちゃんのお父さんにばったり会った。

トトちゃんは、ツチノコ兄弟がまだバリバリのパピーだったころ、河原で毎日会っていた犬友だ。まだカイが元気だったころだから昨年の冬場だったと思うのだが、やっぱり散歩の途中に声をかけられて四方山話に花を咲かせた。とうぜん、今回も第一声は互いの犬の安否確認だ。ご承知の通り家は昨年カイを見送ることになったが、トトちゃんも残念ながら1ヶ月ほど前に逝ってしまったのだという。

いい歳した、おまけに目一杯強面の角刈りのオッサンが、涙目になりながら語る愛犬の最期のようすを、こちらも同じように涙目になりながら聞いているさまは、ペットを飼ってない人から見ると妙な世界ではあるけれど、でも犬飼いの世界ではごくごくふつうの情景なのだ。近所に顔見知りはたくさんいるけれど、ほとんど誰も互いの氏素性も職業も知らない。犬を覚えているために、交代で散歩にやって来れば家族構成は何となくわかってくるが、もし一切犬の面倒を見ない家族がいれば、その存在はわからない。歳とったゴルを飼ってるオバサンとか、吠え癖がとれないチワワのお父さんとか犬飼いにしかわからない識別子はついているが、犬飼いコミュニティーの核になるのはやっぱり犬だ。

家は常に多頭飼いで、たとえカイがいなくなっても、他の連中を引き連れて散歩を続けているけれど、ほとんどの家は1頭飼いで、飼っていたコがいなくなってしまうと、散歩に出ることもなくなってしまう。

トトちゃんのお父さんも、「トトがいなくなって、散歩に行く必要もなくなっちゃったからさ。退屈だから、栗拾いに来た」と寂しそうに笑っていた。

せっかくできた犬コミュニティーだから、また新たな犬を家に迎えて散歩に日参する暮らしが戻ってくれば良いなとやはり思わずにはいられない。管理人より年上のご夫婦なので、おそらく60前後だとは思うのだが、どうするのかなとふと思った。定年退職したから犬でも、と無謀にパピーを買ってしまう人も多い年代だが、逆に長く犬と暮らしてきた人は、もう最期まで面倒を見られないかもしれないからと諦めてしまう歳でもある。

皮肉なことだが、犬の将来を思って諦めてしまう人たちにこそ、管理人としてはじつは犬を飼い続けて欲しいのだよね。そこで犬のためを思って諦めちゃうような犬バカは、きっと頑張って最期まで飼ってる犬の面倒を見る。確かに高齢者の放棄犬というのはよく聞く話ではあるんだが、でもそういう人は高齢だから犬を手放したんじゃなくて、けっきょく最初から何かあったら犬を手放すタイプの人だったのだ。

高齢になればなるほど、やはり子犬から飼うのは無理がある。その年齢にあった、ある程度の歳の成犬を飼うならまだあと数年は犬と一緒に暮らせるケースもあるのだが、残念ながらその年代は犬を譲渡してもらうのがすごく難しい。たぶん年齢が上になればなるほど、犬をもらいに行って断られるとそのショックも大きいのだろう、いまは「断るかもしれないけど、御相談ください」と書いている保護団体も少なくはないのだが、やはりなかなかその年代の人は犬をもらいに行ってはくれないのだ。

現実には、もらえるケースも多いんだけどね。じっさい、年齢が60歳以上であっても、ついこの前までずっと犬を飼ってました。14歳で亡くなるまで毎日散歩に元気に行ってました、なんてケースなら、ぜったいに子犬じゃなきゃ嫌!って言わない限り、ほとんどの保護関係者なら喜んで譲渡すると思うのだ。もちろん高齢者にはリスクはあるが、ちょっとしたことですぐ飼えないって犬を手放す若者と、リスクの大きさを比べたら実績のある高齢者のほうがずっと安心安全だからだ。むろん譲渡する側の中には、何が何でも30代って高齢者を一律色眼鏡で見る輩もいるけどね(苦笑)

せっかく保護した以上なるべく条件の良いリスクの少ない家庭にもらって欲しいという保護するほうの気持ちもわかる。だが現実にまだ飼えるのに諦めてしまう潜在的なマーケットがあって、かたやもらってくれる人がほとんどいないために殺処分になってしまう犬がたくさんいることを思うとね、やっぱり何とかならんもんかと思わずにはいられない。

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テーマ : 飼い主の日常生活
ジャンル : ペット

Comment

まったく

おっしゃるとおり。
そういう、分別のあるかたならこそ、しっかりと責任をもって犬と暮らしてくださるに違いないのよね。
そういうかたに迎えて欲しい。
あきらめないで、5歳前後の子ならまだまだ元気だし、できたらそういう子を迎えて欲しいね。

先日70代のご夫婦が犬を。パピーじゃなくてもいいって言ってるからという相談がきたけど、70代っていっても、79歳。
よくよく聞いたら、1歳ぐらいまで。せいぜい2歳ぐらいまで。

それって、パピーと変わらんし、79歳で70代っていうなっと沸騰した。

あら。

うちに水曜日に来た新人。
アクティブでないご家族にお勧めよ。
5歳の男の子。
あらドンピシャ♪

NoTitle

トトちゃんのお父さんには、ぜひもう一度犬を迎えてほしいわ。
15歳のワンコを見送った近所のおじさんちに、最近5歳のワンコがやってきたの。
おじさん、すっごいうれしそうだよ。

高輪台駅横の怪しげなコンビニで、なんど泣きながら
見送ったワンコたちの話をしたことか。
見送ったワンコの話ならどこでも泣ける。
それが犬飼い。

コメントありがとうございましたm(_ _)m

★★ゆかさま江★★
高齢者は毛嫌いする保護団体のほうも問題だが、高齢者に限って若い犬を欲しがるっていうのも問題なんだよねぇ~(ため息)。小さいころから飼わないと犬はなつかないって信じている人がやっぱり多い。両者の歩みよりだよね。まだまだ成犬から飼ってる人は少ないからさ、犬は何歳から飼っても新しい飼い主になつきまくるってことを、やっぱり伝えていかないとね。

★★赤名リカさま江★★
トトちゃんちは、家と同じでデカ犬の雑種愛好家なんで、ちょっと好みとは違うかもしれないが(たぶんサバティーヌのほうが好きっていうタイプ)、でも5歳以上の成犬いまはほんとうにたくさん出てるから、そういう中から是非選んで欲しい。5歳だと寿命考えるとあまり一緒にいられないって思われるかもしれないが、姫も推定5歳で家にやってきて、そろそろ8年目に突入ですからね。成犬でもたっぷり楽しめるよって、今後もせっせとお伝えしていかねば!

★★しおのすけさま江★★
今回はさすがにまだ1ヶ月だったんで、次の犬の話をするのもはばかられたんだが、今度会ったら色々お薦めしてみるつもり! せっせと普及活動よね。だってまだまだ犬飼えるのに諦めちゃう潜在里親さんと、誰も迎えに来てくれないから殺処分になっちゃう犬とどちらもたくさんいるんだから。

5歳以上のあまり人気のない成犬は、今後強力プッシュだわ(^_^)v
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スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


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