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高齢化社会だからこそ

例の外飼い希望の友人のために、あちらこちらの保護団体の譲渡条件をじっくり見ているうちに、面白いことに気づいた。

年齢制限の枠って、一昔前に比べるとずいぶん緩和されてんのね(-。-) ぼそっ

緩和……というか、この点に関しては、保護団体によってすごくばらつきがあるのだ。姫をもらった7年ほど前は、55歳制限というのがあった。どこもかしこも一律に55歳以上のかたには犬を譲渡しません!と言い切っていた時代がある。なんで55歳? 若すぎねぇ? と正直管理人も思っていた。単純に、犬の寿命が15歳として、55歳で飼いはじめれば犬が天寿を全うするときは飼い主のほうは70歳だから、まあ最期まで面倒見られるだろうということなのだと思う。誰が言いだしたんだか知らないが、ホント、一時はどの保護団体もやたらと55歳制限を掲げていた。

基本的に当時は、譲渡される犬の大半が子犬だったから、たぶんこういう規定ができたのだよね。成犬をもらおうなんて人間はほとんどいなかった頃の話だ。

ところがここ数年で成犬譲渡が多くなった。1つには、使えなくなった繁殖犬の放棄が増えたせいだと思う。ペット大国を自称するこの国では、子犬製造工場の機械として、人気小型犬種の繁殖犬を山ほど抱えている自称ブリーダーがいる。そういう連中は、使えなくなった繁殖マシンを「もういらないから処分して」とセンターに持ちこむのだ。センターの引き取り費用すら惜しんで、どこかの公園に捨てていく輩もいる。そういう犬たちを保護して譲渡している団体も多いので、今は7~8歳のダックスやチワワが山ほど里親市場に出てくるようになった。

小型犬は一般的に寿命が長いとはいえ、10歳弱のダックスをもらうのに55歳以下じゃなくちゃいかんというのはあまりにも理不尽だろう? ということに保護団体側が気づいたのかどうかは知らないが、いわゆる年齢制限をつけている団体でも「子犬に関しては」と注釈をつけているところがほとんどだし、年齢自体もいまは50歳から70歳まで千差万別だ。

さらに、高齢者は一律お断りという団体はほとんどなくなった。高齢者の場合には万が一飼えなくなった場合に代わりに飼ってくれる後見人がいれば譲渡しますよというケースが大半だ。この後見人に関しては、親族であることと規定している場合もあるし、親族以外にも、近所の人や友人でも可となっている場合もある。

たしかに高齢者の枠に入ってしまうと、保護犬を譲渡してもらうにはほんのちょっと敷居が高くなるのは事実だし、たとえば70歳で子犬を飼いたいと思ったら、譲渡を受けるのは難しいが、かと言って年寄りだから犬はもらえないかと言うと、決してそうではないのだよね。

だが一般ピープルの多くは、歳をとると保護団体からはもらえないから、とペットショップに行ってしまう。

この国は今高齢化社会で、年寄りが沢山いるのだ。それもやたらと元気な年寄りが。定年になる60歳という年齢を高齢者の目安として、60歳以上を全部年寄りと呼ぶとしたら、この年寄り層の飼い主としてのポテンシャルは計り知れない。だって定年直後の60代前半の人たちって、めったやたらと元気じゃねぇ? 体力も時間も有り余っているし、経済的にも恵まれているから優雅な毎日を過ごしている。

はっきり言って、管理人たちの世代より下のほうがずっと弱っていると思うのだ。経済的にも常に苦しいし、仕事はすごくキツイし。休みの日なんて、死んだように寝て体力を回復しないと無理だもの。

一昔的な思考でいうと、30代40代は理想的な里親さんだと思われるかもしれない。だが、現実問題としてこの世代には自由になる金も時間もほとんどない。管理人の周りを見渡しただけでも、専業主婦なんてほとんどいないし、みんな子育てと生活苦で疲れはてている。そのうえ犬を飼う余裕? 正直言ってないと思う。もっと若い20代になると、それにさらに輪をかけて余裕がなくなる。さらにこの世代には、将来の不安が常につきまとう。年金はたぶんもらえないよなぁ~。一生必死で働いても、老後の貯金……できないよなぁ~。

ペットを飼うにはある程度の余裕が必要だ。で、その余裕がある世代はどこにいるかというと、この国では高齢者がそれにあたる。

どうしても犬を飼いたいという高齢者に対して、「最期まで面倒見られないのなら、飼わないのも愛情です!」というのは正論なんだが、でも現実問題としてもらい手の見つからない高齢ワンコもたくさんいる。センターには常時歳をとった犬が収容される。最期に、辛い苦しい思いをさせるのは忍びないと思っても、10歳以上の犬をもらいに来る人はあまりに少ないので、ボランティアさんも涙を飲んで見殺しにせざるを得ないのが現状だ。

ニーズがあって、シーズがあって、それを巧く結びつけられないことが残念だと思うのだ。極端なことをいえば、今は元気で犬を飼いたいけど、5年後は自信がないというお年寄りには、シルバーワンコ専門の預かりさんになって欲しいとすら思うのだよ。預かりといっても、高齢の保護犬にはほとんど新しい飼い主は見つからないし。だからうちのコと変わらんし(-。-) ぼそっ

ほんとうに「年寄りだから犬はもらえない」と思っている人にはね、積極的に是非保護犬をどうぞとお薦めしたいと思うのだよ。ペットショップに行っちゃったら、子犬を買うしかないのだから。10年後が不安な人が子犬を飼ったら、将来の放棄犬が増えるのは目に見えているのだから。

保護されている犬の中には色んな歳の犬がいる。そういうコの中から、無理なく最期まで面倒みられそうな年齢の犬を選んで引きとってやって欲しいのだ。

ただもちろん、保護されている犬をもらうには審査というものがある。だいたい高齢者の定義……っていうのも、人によって開きがある。60歳は高齢者? 管理人はそうは思わないが、二十歳そこそこの若造にとっては、50近い管理人だってきっと高齢者だ。審査があって、相性を見てから譲渡というシステムがある以上、むろん、せっかくもらいに行ったのに断られたなんてこともあるだろう。だが、どれほど理想的な飼い主だって、欲しいと思った犬に合わなければ、やっぱり断られることはあるのだよ。年齢が上だから断られるわけじゃない。そういう時はご縁がなかったと思って、とっと忘れて次に行けば良いことだ。

同時に保護団体のほうでもさ、積極的にこの市場を開拓していくべきだと思うのだ。たしかにリスクはあるけれど、人間って不思議なもので世話しなきゃならないコがいると思えば、それだけで生きる気力が出てくるものなのだ。毎日散歩に行ってるだけで、自然と飼い主の健康維持にも役に立つ。人は誰だっていつかは歳をとる。でも歳をとって、身体の節々が痛くなってる人だって、できる範囲で犬を飼いたいというのなら、そういう人に合った犬を託していけば良いと思う。とくに7~8歳以上の成犬を多く抱えている団体は「高齢者歓迎! シニア世代Welcome」の看板を掲げるくらいの気概を持って臨んで欲しい。

じっさい保護活動に直接関与していない人にも、この点では力になれる部分もある。犬を連れて歩いていると、けっこう犬好きの人に話しかけられることってないですか? うちはけっこうあるんだよね。60代~70代くらいのご夫婦とか、お友だちどうしで公園を散策しているおばさんとかが、犬を撫でたくて近づいてくることがよくあるのだ。そういう人と話をしていると、「ずっと好きで飼ってたんだけど、いまはもう歳だから、最期まで面倒見られる自信がないから飼わない」って話をよく聞くのだ。これぞまさに千載一遇の広報機会だ。だったら成犬をもらうのはいかがですか? 一緒にいられる時間はやっぱり短くなっちゃうけど、老犬をもらうってオプションもありますよってお薦めしてみるのはどうだろう? 成犬をもらうという選択肢の存在を知らない人に、そういう活動があることをお伝えして、そのうち1割でも保護犬をもらってくれるのなら、それに越したことはないと思う。

管理人は犬好きだから、犬を飼いたいという人の気持ちはわかるのだ。ずっと犬と暮らしていて、できるだけ長く奴らと一緒に暮らしていきたいという気持ちもよくわかる。そういう人に限って、逆に最期まで看取れる自信がないとなると、やっぱり諦めてしまうのだよね。だが、犬を飼いたいと思っている人には、やっぱり犬を飼って欲しいと思う。色々工夫して、飼い主にも犬にもハッピーな状況で、そういうチャンスをあげたいと思う。

単純に犬が足りなくて取り合いになるような状況あれば、わざわざ飼えとは言わないが、現実にはこの国は犬余りの状態なのだ。飼ってくれる人がいないというだけの理由で、税金を使って殺しているのだから。だったらそのうちの1頭でも、飼ってくれる人を見つけたい。人が好きな犬と、犬が好きな人間が、最期まで一緒に暮らせるように知恵を絞りたい。

要はマッチングなのだよね。マッチングが巧くいって、犬とできるだけ長く暮らせる人が増えていって、同時に助けられないと見捨てざるをえない命が1つでも助かるのなら、それは良いことだと思うだ。

会社に人を斡旋する人材斡旋業なるビジネスがあるけれど、同じように飼い主と犬の出会いの機会を作って、あいだに立ってネゴったり、アフターケアをしたり、色々お節介を焼く飼い主斡旋業でも始めようかとわりと真剣に考えてしまふ(-。-) ぼそっ

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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

Comment

最近、60代後半の両親が犬をまた飼い始めました(笑)80代の親戚が施設のお世話になることになりましたので。犬はいつから居たか誰も覚えていないですが、多分17~20歳です。昔々じーさまが拾った雑種の白い犬は、当然その名はシロで(笑)犬も両親も楽しそうです。まったりゆっくり過ごせる時間と経済力は30代40代より余裕でありますから。

でも後見人の方が70歳近いって高齢化ですよねぇ。

犬も人間も老々介護が当たり前の時代、なんですかねぇ~。っつうか、60代、70代だってぜんぜん元気だし(-。-) ぼそっ うちの両親とか見てるとね、お散歩して、まったり犬と暮らすにはけっこう良い年代って気がします。何より、お留守番の少ないご家庭だし(笑)。健康維持にも良いし、何より気力がさ、世話する相手がいるってやっぱり大きいんだなって。子犬はやっぱり止めといたほうが無難だけど、老犬ならぜんぜんいける!

じっさいは高齢者でももらえるケースって沢山あるんですけどねぇ~だから管理人としては、もっともっとシニアの皆さんにシニア犬をヨロシクってお勧めしたい!
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スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


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