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柵の中の妙な人々

この家、いったいどんな人が住んでるんだろう?

と、何も知らずに通りすぎた人は、我が家を見て考えるだろうなと、散歩帰りに犬猫屋敷を遠くから眺めていてふと思った。

何しろ、窓という窓に鉄格子がついているか、そうでない場合はしっかり柵がはまっているのだ。ピンクやブルーの、組み立て式のサークルを解体した板を柵代わりに使っているので、遠くからでもすごく目立つ。

家に対するこだわり……ないよな(-。-) ぼそっ

すてきなお家に住んでいる、ドラマみたいな家庭を目指しているわけじゃないことだけは、一目瞭然だ。むろん、中に住んでいる人々+動物たちは、それなりにドラマチックな生活はしている。下手な週一枠の連続ドラマ以上に次から次へと事件が起こるのは確かだが……

すべての窓に柵がはまっている理由は、家の中に、網戸を突き破って勝手に出て行こうとする猫軍団がいるからだ。猫は前脚を使って簡単に引き戸を開けるので、網戸にはすべて、簡易ロックもついている。だが、どうしても出たい場合、奴らはけっこう簡単に網戸を破る。ついでに言えばデカ犬たちも、興奮して網戸に飛びついて何度も網戸を破っている。

それを防止するためには開いてる窓には柵なのだ。

気がつくと、うちじゅうの窓に格子がついた刑務所みたいな家ができあがる。

近ごろペット用品のカタログを見ていると、インテリアにマッチする猫トイレとか、部屋に置いても気にならない犬用ケージとか、その手のものがやたらと目につく。要はいままでの生活をそのまま維持しつつ、ペットのいる癒され生活も満喫したいという人々のニーズがそれだけあるってことだ。

管理人に言わせれば、馬鹿なこと言うでないって気分になる。家の中に家族が増えれば、当然、生活のスタイルがまったく変わらないなんてことはあり得ない。

室内で勝手に排泄しないことで、壁や柱で爪を研がないことで、犬や猫はそれなりに人間の生活に合わせているのだ。なのに、部屋の中にやたらと目立つパステルカラーの柵があるのが気にくわない、完璧なインテリアを乱されて嫌だと思うのなら、最初から動物なんか飼わずにアロマオイルで我慢しとけ( ̄‥ ̄)=3 フン

しつこく、しつこく言い続けているが、ペットを飼うという趣味は、一部のイッちゃってる人たちだけのディープな趣味の世界なのだ。四つ足に合わせて一部暮らしかたを変えることが当たり前だと思えない人には、とうてい我慢できる生活ではない。

ペットと一緒に癒し系ライフ♪なんて平気で書いてある雑誌やブログを見て、そこに書いてることを額面どうり受けとるだけじゃ、きっとわからないと思うがね(-。-) ぼそっ でも想像力を、働かせなよ。

生き物は、どんなときだって互いに影響しあって、互いを変えていくものなのだから……

20090610a
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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

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スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


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