おかゆが嫌いなわけ
2008 / 06 / 30 ( Mon ) 管理人はおかゆが嫌いだ。
あの白いおかゆってやつがね、大、大、大っ嫌いなのだ。嫌いなだけで食べられないってわけじゃない。管理人の辞書に、喰えない食物という文字は存在しない。他になにもなかったり、お腹壊しててそれしか食べられないときは、そりゃしかたなく食べるけど、ただ自ら好んで食べようとは思わないんだ。 先日も、友人と飲茶ランチを楽しみに行ったら、セットの〆が中華粥となっていた。どこの国の粥だろうがおかゆはやっぱりおかゆである。で、最近はダメ元で何でも訊いてみる図々しさが出てきたんで、いちおう、お店のおねえさんに訊いてみたのね。 「おかゆ、ダメなんですけどチャーハンとかに替えられます?」 追加料金はとられたが、ちゃんと変更してくれた。やっぱ訊いてみるもんだわね。大嫌いなおかゆにわざわざ金を払うなんて、管理人的には許せない。 で、なぜ白いおかゆが嫌いかっつぅと、70万光年くらい昔に、おかゆにまつわる嫌な思い出があるからなのだ。 管理人は2歳ぐらいの時に腸の大きな病気に罹ったことがある。ものすごく痛くてたいへんでパトカーに先導されて病院に担ぎこまれてとかいろいろあったらしいのだが、そこら辺のことは、もちろんなにも覚えちゃいない。だって2歳だからさ。もう70万光年ぐらい昔の話だし。 で、そんじょそこらの病院では対処できない大病だったので国立の小児病院に入院させられたのだ。おそらく1週間ぐらいそこにいたんだと思うんだが、そこら辺の事情も、病室のことも、むろん何一つ覚えてはいない。 だが、なぜか食堂の風景だけははっきりいまでも覚えているのだ。そして、来る日も来る日も白いおかゆしか出てこなくてすごく哀しかったことも。 たぶん、毎日ってわけはないとは思うんだが小児病院のメニューにはカレーが出る。食堂に入っていってね、臭いを嗅いで「あっ、今日はカレーだ♪」と思ってワクワクしたのに、けっきょく前にいつもの白いおかゆが出てきて泣きたくなった(ほんとうに泣いたかもしれないが)ことを、なぜかいまでもはっきり覚えているのだよ。そしてじゃっかん2歳の管理人はその時心に誓ったのだ。 もう一生涯、アタシャ白いおかゆは食わんぞε-( ̄ヘ ̄) 食事の不満が原因だったかどうかは知らないが、その後管理人はお気に入りの毛布(わざわざ家から持ってきてもらった)を引きずって病院から脱走を企て大騒ぎになったらしいのだが、むろん、そこら辺のいきさつも、何一つ覚えてはいない。 記憶にあるのはただ一つ、白いおかゆがすごく、すご〜く嫌だったってことだけだ。 姫には嫌いなもの、怖いものがけっこうたくさんある。子ども、サッカーボール、雷、柔道着など、一緒に暮らしはじめてから、ほー、これもダメなのかというものがいくつか見つかった。たとえば子どもに関しては、犬って比較的子どもが嫌いなコが多いのだが、姫の場合は完璧なにかトラウマがあるなとわかるくらいの嫌いようだ。 たぶん、過去になにかあったんだろうね。子どもがらみで、ものすごく嫌な体験をしたにちがいない。 だが中途採用犬の姫の場合、その事情が何なのか管理人にはわからない。少しずつ子どもに慣らす練習をして、いまは以前に比べればずいぶん平気でいられるようになったが、それでも姫の子ども嫌いは完全に直ることはない。 でも、それでも良いんじゃないかなって管理人は思うのだ。だって70万光年前のトラウマで未だおかゆが嫌いな人もいるわけだから、子どもが苦手でも良いんじゃないの? そういえばあれほど食いしん坊のくせに、姫は生肉にも頑として口をつけない(こんなことがあったっす)きっと生肉にも苦い思い出があるんだろうね。 管理人の知らない姫の過去をいろいろ想像して、あれこれ考えてみるのも、考えようによっちゃあ、パピーから飼っているのとはちがう犬と暮らす犬飼いの楽しみかたかもしれない。 ![]() |
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