我が家の防災担当重役
2008 / 06 / 18 ( Wed ) またもや大きな地震があった。
東北地方にお住まいのかた、ご実家があちら方面だとか、友人知人がいるという方も含め、被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げます。1日も早く、元の生活に戻れると良いけど……それより、何よりも余震が早く止んでくれることを祈るばかりです。 で、我が家の連中の話なんだが、近ごろうちの犬たちは管理人にくっついてしょっちゅうキッチンに出入りしている。以前はね、姫さんのシッコ垂れ癖のせいでめったに許可が出なかったんだが、いまは管理人のくっついてキッチンだろうが廊下だろうが、常時犬たちがウロウロしているわけだ。で、犬たちがキッチンに入る際に、必ずやらねばならぬことがある。キッチンに置きっぱなしになっているチビ姐さんのお食餌セットを片づけるという作業だ。 そのまま猫の餌を出しっぱなしにしておいたら、何が起こるかは、まあ言うまでもないだろう。 だから、犬たちは待たせて、まずは管理人だけがキッチンに入り、姐さんの皿を犬たちの背が届かない高い台に移動させるのだが、先日、またいつものように「ちょっと、ここで待ちんしゃい」と犬たちに待てをかけ、皿をどけて、「良いでがすよ」(←ゆるいが、これでもコマンドです、念のため)と解除したら、なぜか姫だけがキッチンの中に飛び込んできた。 あれ? 黒いかたはいずこに? たしか、管理人が部屋を出るときはカイのほうが入り口近くに陣取っていたのだ。なぜ最前列に並んでいたカイの姿が見えない? で、部屋の中を覗きこむと半分閉じてしまったドアの前で、カイが困った顔で座っていた。 「カイちゃん、最前列に並んでたはずでしょ? なんで、アンタだけが取り残されちゃうわけ?」 まじめにずっと前から最前列でお座りしていたカイは、おそらく、解除のコマンドが出たとたんに姫に思いきり突きとばされたのだ。キッチンに飛び込む姫の形相は、先着10名様限定の福袋のために開店前からデパートに並ぶオバサンのそれに酷似している。「走らないでくださ〜い、アブナイですよ〜」といくら注意されても、そんなことを聞く耳を持たない。目的に向かってまっしぐらに疾走するのだ。その途中で障害物となるものはすべて突きとばされ、踏みつけられる。 それが、たとえふだんは大好きな同居犬だったとしても…… 姫のあまりの勢いにひるんでいるうちに、オバサンはさっさとキッチンのドアを通りぬけ、その風圧でたぶんドアが閉まってしまったのだろう。そしてドアの向こうには、何が起こったかわからずにぼーっとしているデカ犬が残された。 まったく、あんたってどうしてそう要領が悪いんだろう(-_-) だが、カイはパピーの頃からこういうコだったのだ。姫とどうよう自己主張が強く自己中のディーにいつも翻弄され割を食っていた。ぼーっとしてるあいだにせっかくの○○を逃す、なんてことは日常茶飯事だったのだ。 鈍くさくて要領が悪いのは、生まれもってのキャラなんだし、それはそれでしかたがないか(-。-) ぼそっ でも飼い主としてはやっぱり心配になるのだよ。そんなことで鬼ばかりの世間を渡り歩いていけるのかと。まっ、ふだんはカイちゃんばっかりひいきするズルッ子飼い主がついているから良いけれど、いざというとき、ほんとうにこんなんで大丈夫なのだろうか? 東北での地震のニュースを見て、思わず姫に言い聞かせてしまった。 「姫ちゃん、いざというとき、もし管理人がいなかったら、忘れずにカイちゃんも一緒に連れて逃げてあげてね。アンタはきっと何があっても生き残れるけど、カイちゃんはあんな調子だから、ぼーっとしてるあいだに瓦礫に埋まっちゃうと思うから」 いつ大地震が起こるかわからないこのご時世。管理人が出かけるときには、カイに防災ずきんかヘルメットをかぶせてでかけようかと真剣に悩む飼い主なのである。 ![]() |
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