猫の不思議
2008 / 03 / 13 ( Thu ) 犬猫屋敷の管理人を自認しているものの、じつは管理人、猫に関してはまったくもって初心者だ。もう四半世紀近く猫どもと暮らしてはいるものの、猫担当の責任者は妹であり、管理人は餌をやったりトイレを掃除したり、遊んだり撫でたり、その程度のことしかやってない。ゆえに、天が犬部屋で暮らすようになってからというもの、目から鱗の新事実が次から次へとわかってくる。
そして犬飼いは毎回思うのだ。猫ってやっぱり不思議だわ。 先日、天のためにハーネスを買った。天ちゃんはお外には出ない我が家の大事な箱入り息子なのだが、陽に当てないのは良くないので、ベランダや庭やできれば散歩にも連れて行きたいと思っている。最近、室内飼いが推奨される猫社会では、猫も犬のようにハーネスとリードをつけて飼い主と共にお散歩に行くのがトレンドなのだ。なので我が家もさっそくハーネスを買った。ところが、グッズは揃ったし、これで明日から天ちゃんとお散歩♪という犬飼いの安易な目論見は絵に描いた餅で終わったのである。 なぜなら、犬とはちがって猫という動物は、ハーネスをつけるだけでたいへんなのだ。むろん、犬だって慣れていないと最初は首輪やハーネスをつけるだけでも難儀だが、それでも、ここまでたいへんな騒ぎにはならない。ちなみに、子犬に初めて首輪をつけてお散歩デビューしたときのことを思い返した管理人は、猫責任者の妹に、陽性強化のトレーニング方法を提案した。 「ハーネスをつけると良いことが起こるって覚えさせるために、最初はハーネスをつけた時だけ、おやつをやるのが良いと思ふ」 ところが、この提案は猫飼いの失笑を買った。 「猫は犬とはちがうの! おやつをもらえるから何かやろうなんてことは、猫は考えないんだから」 なるほど。で、けっきょくどうやってハーネスを装着させたかというと……2人がかりで力づくで押さえつけ無理やりハーネスをはめたのだ。 猫飼いしか知らない秘策があるのかと思いきや、力業かい?! ご想像どおり、天は鳴いて喚いて、引っ掻いて咬みついて、力一杯抵抗し、ようやくハーネスをカチッとはめたとたん、恐怖と不快感と怒りのあまりその場でうずくまって動かなくなった。さらに火に油を注ぐように、見慣れないものを装着した猫に興奮した犬どもが、一斉に突進してきたからさあたいへん。 天はパニック、飼い主は絶叫、阿鼻叫喚の地獄絵図とはまさにこのことだった。 天ちゃんにとって、ハーネスの第一印象、さ・い・あ・く (。_ _) 何とか天を犬どもの魔の手から救い出し、高いところにある天の安全地帯に避難させた。ところが、何だか身体がふらふら揺れて、巧く歩けないようなのだ。ただのひも状のハーネスのしておけば良かったのに、このほうが抜けにくいからとベストタイプのものを買ったのが失敗だった。 「そういえば、猫って服とか着せるとバランス感覚が狂ってふらふらしちゃうって聞いたことあるかも」 そー言うことは、大枚はたいてベストタイプのハーネスを買う前に言って欲しいo(;△;)o ちなみに、天だけの特有の現象かを確認するために、他のオバサン猫たちでも全員実験してみたところ(←鬼のような飼い主)このハーネスを装着すると、全員同じようにふらふらになった。やっぱ、ダメなんじゃん、ベスト型のハーネス! だが、近ごろ世間では猫服なるものも売っておるぞ? と言うことは、慣らせば猫だって服を着れるようになるんじゃないの? ここらあたりで、我が家の猫のエキスパートはあまりあてにならないことが証明されたので、方針を犬方向に転換させることにした。犬のみならず会社のオヤジにも効く陽性強化である。哺乳類なら何だってこのやり方でできるはずだ! てなわけで、ベストハーネスをつけたままよろよろと不機嫌そうに揺れている天に大好きな棒だら(極小)を差しだしてみた。さすが、犬と一緒に育った猫である。彼は大好きなおやつのオファーは何があっても断らない。その後、大好きなミルクも飲ませてみた。これまた、何もなかったように飲み干した。ただし……その後バランス感覚が狂って船酔い状態の天が、わざわざ管理人に頭上からミルクを戻して管理人を嘆かせたのは言うまでもないだろう。ったく、猫って奴は3D攻撃があるから侮れん( ̄‥ ̄)=3 フン ともかく、今後は少しずつ慣らしていくことだね。毎日おやつをやる前にベストを見せて、ベストに好印象を持ってもらおう。ついでに糸のように細いたすきをかけるところから始めて、だんだんと布の幅を広くしていって、身体に布を身につけるということに慣れさせるほかないだろう。いったい、いつになったら天を犬たちと一緒の散歩に連れて行けるのやら…… こうして、猫を飼ってる犬飼いのチャレンジは続いていくのであった。 to be continue…… ![]() てんちゃん、へんなものまかれて、とらぬま |
|
| ホーム |
|


