ダメ飼い主の自慢話
2008 / 02 / 24 ( Sun )
最近、姫は犬とすれ違うとき、歌って踊るのを完全に止めた。

これ↑管理人にとっては長年悩みの種だったのだ。なにせ、一時姫は遠くに犬がいるのを見つけただけで、吠えて暴れて大騒ぎだったのだから。町内中に響き渡る声で絶叫している大型犬を引きずってその場から逃げるのはとても恥ずかしい。一瞬、こいつ絞めたろかい、と思ってしまう(←管理人は犬を誉めてしつける陽性強化の信奉者です、念のため)。これは犬飼いとしては由々しき事態である。なのでこの3年間、あれこれ試行錯誤を続けてきたのである。

犬とすれ違うときときに吠えてしまうコの矯正方法は、オスワリをさせて、相手の犬が視界から消えるまでマテををさせることだと、しつけ関連のサイトや躾本にはかならず書いてあるものだ。だが、再三書いているように、犬とすれ違っただけで愛犬が吠えだしてしまうような飼い主の場合、いくら「スワレ!」と叫んでも、犬は言うことを聞いてはくれない。そこで「スワレ」と言ってオスワリしてもらえるような優秀な飼い主は、最初からこんなことでは悩んだりしないのである。

では、どうやってそれを克服したのか?

管理人はあいかわらずダメ飼い主道まっしぐらなので、もし姫が吠えはじめてしまったら、そそくさとその場から逃げだすしか方法はない。だが、吠えはじめる前ならば、姫はオスワリのコマンドが効くのだ。姫が近づいてくる犬に気づく前に、ベイトで釣って姫の意識を管理人に集中させればいい。そんな単純なことに気づいたのが上昇気流に乗るきっかけだった。

以前の記事書いたように、最初は姫の鼻におやつを突っ込むという妙な技を使うことからはじめた。同時に、おやつのグレードを変えるというこれまたどこの躾本にも書いてある方法を試したのだ。ただ、グレードを変えると言っても、数種類のおやつを毎日持って歩くのは面倒だ。管理人のようなおマヌケ飼い主の場合、忘れて出かけることも多々ある。そこで、内容を良くする代わりに、量を増やすという方法を思いついたのだ。姫が吠えてしまう苦手なタイプの犬が近づいてきたときは、それこそ手一杯におやつを握りしめて「どうだ、これが全部欲しけりゃ座りやがれ」とやってみたのだ。

これは姫には効果的だった。ふだんならほんの一かけしかもらえないおやつが、山ほどもらえるというのは姫にとっては非常に魅力的なベイトになる。そうやって次第に、嫌いな犬が来る=山盛りのおやつ進呈という構図を作りあげていった。これまたどんな躾本にも書いてあることだが、犬に成功した経験を積ませてやることで、良い行いを刷り込んでいく。そして、管理人が今回実体験として学んだのは、飼い主のほうもまた、成功した経験を積むことで、どの程度の距離までなら姫の意識をこちらに向けさせることができるのか、タイミングや声のかけかたを次第に身体で覚えていくということだ。

なぁ〜んだ、こんな簡単なことだったのね!

一度できるようになると、なんだ、と思うほど単純なことなのだ。そしてタイミングを巧く計れるようになると、たしかにベイトを持っていなくてもちゃんとできるようになる。いまや、ギャン吠えする犬を引きずって通りすぎる飼い主さんに「きちんとしつけしてあって、良いワンコちゃんですね」と誉められて鼻高々な管理人なのだ。

半年前まではうちも似たり寄ったりだったんですけどね(^_^;)

むろん、この程度ならいけるかな、と思った距離が近すぎて惨敗することもまだあるし、管理人が気を抜いていて、うしろから自転車に伴走している犬に気づかず、赤っ恥を掻くなんてことも未だある。だが、姫の中に、犬が来る=吠えなければ嬉しいことが起こるという公式は、たしかにできあがったと管理人は思うのだ。同時に、犬が来る=巧くやれば鼻高々という公式も管理人の中に成立した。

失敗を繰りかえさせない。成功した経験を積ませてやる。これは陽性強化のしつけの基本だが、失敗ばかりで成功したことのない飼い主と犬のペアにとっては、最初の成功を掴むまでがじつは一番難しい。だから、たいていの飼い主は、最初の一歩を踏みだす前に、何もやらずに諦めてしまうのだ。うちの犬はバカだから。小さな頃にちゃんとしつけをしなかったから。思いつく言い訳はいくらだってある。だが、せっかく犬と一緒に暮らしはじめたのなら、諦めちゃうのはもったいないよ。なぜなら、どんなにゆっくりのペースでも、周りに呆れられるような妙な方法であっても、いろいろ工夫して、試行錯誤を続けていくうちに、どんな犬と飼い主であっても、いつかはちゃんとできるようになるのだから。ある程度できるようになれば、犬も飼い主も成功の味を覚えれば、また次の一歩をちゃんと踏みだせるようになるのだから。
20080224a

テーマ:わんことの生活 - ジャンル:ペット

13:48:47 | しつけ | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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