子猫や子犬はアロマじゃない
2007 / 11 / 09 ( Fri )
管理人は、「動物が家にいると癒されるわぁ〜」みたいなことを言う輩が嫌いである。

っつうか、いやね、別に動物に癒されてもいいんだ。じっさい、管理人だってうちのコたちに癒されてるし。だが、動物に癒されてるって部分だけを前面に押し出して、ペットを飼う=癒されるみたいに言うのってどうかなって思うのだ。

率直に言って、子犬や子猫を飼ったとき癒されるより血圧が上がる方が多い。部屋中に糞尿をまき散らすわ、家具や壁や床をボロボロにするわ、うるせー、黙りやがれといくら言ってもギャーギャー喚くわ。落ちつくまではぜったいに癒されるよりいきり立っている時間のほうが長い。むろん、世の中には最初からぜんぜん手のかからない子猫や子犬を飼って、一生癒されるだけで終わる人もいる。だがそれは、宝くじに当たるより幸運な、ほんの一握りの人たちだけの話で、ペット飼いの大半は、たいてい最初はこめかみに井桁マークがついている。

たとえば、すばらしく穏やかな落ちついた犬を飼っている人に「お宅のわんちゃん、最初からそんなにおとなしくて良いコだったんですか?」訊いてみるといい。ほぼ十中八九「とんでもない。いまはこうですけど、うちに来た当初は……」と延々苦労話が始まるはずだ。

それがふつうなのだ。だが、世の中には勘違いする輩が多い。

以前、子犬を飼うと家をボロボロにされると書いたら、そういう言い方をするのはまちがいだ。ちゃんときちんとしつけをして飼えば、子犬だって家を破壊したりはしないと文句を言いに来た人がいた。姫がドアをぶち破った話を自慢気に書いていたら、そういう問題行動を嬉しげに書くのはいけないと言いに来た人もいる。どちらも、きっとご立派な犬飼いさんなんだろう。だが、世の中には、管理人のように犬にあれこれやられてしまうマヌケな飼い主もたくさんいる。こいつら、読解力がないな、とつくづく思った。管理人が言いたいのは、犬猫を飼うときは最悪の事態をいつも予測しておけということなのだ。最悪の事態を想定しておけば、多少のことがあってもペットを手放そうなんて思わない。

管理人は、1000年後でないと、とても競技会に出られないようなマヌケなふつうの飼い主である。これと言って誇れるほどの技術も知識もないし、名犬を育てたこともなければ、カリスマ飼い主でもない。だが、これだけは自信を持って言えるのは、管理人は犬や猫がたとえなにをやったとしても、驚くことはほとんどないし、多少の問題行動で犬や猫を捨てようなどとは死んでも思わないということだ。それというのも、犬や猫という動物が、とくに子どもの頃にはどんなことをやらかすか、長いペット飼いの暮らしのなかで身に染みてわかっているからだ。

天はいま、やんちゃ盛りの悪魔である。管理人の手足はひっかき傷だらけで、たまに顔にも咬み跡がついている。人が仕事をしているのに、勝手にPCを強制終了されたこともあるし、朝起きると、棚に置いてあった物がすべて床に散乱してるなんていうのは日常茶飯事だ。だがそれはすべて、子猫を部屋でフリーで飼っていればあってもおかしくないことばかりで、どれも想定範囲内の行動なのだ。だから別にたいへんだとも思わないし、怒る気にもならないし、ましてや天を捨てようなんて思いもしない。

ペットを飼うということは、そういうことなのだ。世話がたいへんで、手がかかってお金がかかって、一日中糞尿の処理をして、ときに咬まれたり引っ掻かれたりしながら、動物に翻弄され、物を壊され、部屋を荒らされ、それでも可愛いから、まっいいか、と一緒の暮らしを続けていく。要は動物が好きでなければぜったいできないことなのだ。癒されたいからお店で買って、必要なときだけ出してくる癒しグッズとはわけがちがう。

それでもね、たしかに動物たちを見ていると癒される。そりゃ、これだけあれこれやられてるんだから、それくらいのメリットはないとやってられんでしょう? 動物が与えてくれる癒しというのは、彼らのためにあれこれやった人間へのご褒美であって、なにもやらない人にはご褒美は出ない。ご褒美をもらうために手間をかけるのが嫌ならば、ペットショップよりもアロマショップに行きなさいよ。癒されたいからペットを飼いたいという人に会うたびに、管理人はいつもそうひとこと言いたくなる。

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寒くなってきたので、オジサンに添い寝する天ちゃん

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オバサンとは、あいかわらずビミョーな距離

テーマ:わんことの生活 - ジャンル:ペット

17:21:07 | うちのコたちの話 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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