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保護活動のスタンダード

最近思ってることなんだが、保護犬に新しい飼い主探す活動って、そろそろ曲がり角に来てるんじゃないかな?

あっ……すごい唐突ですよね。でもちょっと前からずっと考えてたのよ。世の中ペットを捨てる人ってまだまだ多くて、最近はペットブームとやらで猫も杓子も癒された~いって犬猫買いに走るから、ますます捨てられる数はすごいことになってるじゃないっすか。ところが、処分数に関してはここのところ下降傾向なんですわ。保護される数はあんまり変わってないんだけどね、要は引き取り手が見つかってるわけだ。

で、それじたいは喜ぶべきことで、ちょっと前に姫さんブログで記事にしてたように、厚生労働省から通達が出たおかげで、いまのトレンドは殺すよりも生かす方法を模索しろって自治体のほうもなってきてるし。で、捨てられた動物に新しい飼い主見つける活動って、いちおう各自治体でも細々とはやってるんだが、あとは地域によっては獣医師会がそういう活動をやっている。だが、メインはNPO法人をはじめとする個人ボランティアの活動なのね。つまり、有志がいないと成り立たない活動なわけだよ。いまはね、少なくともそうなのね。

動物の保護活動って個人がやってるのが基本だから、じつはスタンダードってないんだ。極端なことをいえば、アタシが保護した犬猫だから、アタシが気に入らない奴にはやらないって、じっさいはそれでも良いんだと管理人は思うのだよ。事実、すみれを新しい家に送り出す時はそうだったしね。管理人の嫌いな奴にはやらね~からねってそういう空気がプンプン臭ってたと思うのね。

ところが、なぜか保護活動にはいつの間にかスタンダードができている。不妊去勢手術はマストだとか、留守番の多い家はダメだとか、例のあれなんですけどね。

それを見てて管理人としては思うんだな。これって20年ぐらい前に里親探しっていう活動が始まった時に、どっかの誰かが最初に言いだしたことが、そのままスタンダードになってんじゃない?

これは管理人の想像だが、最初はこれで良かったんだよ。捨て犬猫を拾って飼い主探しをしてる人なんてほんのちょっとしかいなかったし、条件にぴったり合うもらってくれる家もそこそこまだあったんだと思う。当時の日本はまだ景気も良かったしね。専業主婦のいる家もけっこうあったんじゃないかなって思うのだ。

ところが、時代は変わっていまの美しい国は格差社会だ。ヒルズだとかミッドタウンだとかにお住まいのすごいお金持ちの人たちと、住む家もなくてネットカフェに寝泊まりしている人たちが共存してる。いつリストラされるかわからないし、会社が潰れるかもしれないし、怖くてシングルインカムじゃやってられないという時代だ。管理人の周りを見回しても条件にぴったり合う家なんかありゃしない。おまけにペットブームのおかげで放棄犬猫は増えてるし、ついでにブリーダー崩壊やらペットパークの倒産なんかで大量の里親探しが日常茶飯事だ。

じっさいは、悪名高い保護団体の譲渡条件だって緩和されているのだよ。緩和せざるをえない状況だからね。たとえば成犬成猫であれば、留守番の多い家だってけっこうもらえる。犬の場合は、外飼い可っていうケースもけっこうある。

ところが、世間の皆さんはあいかわらず「うちみたいな条件じゃどうせもらえないし」と最初から応募とか問いあわせすらしてくれないのだ。保護団体(個人も含めて)からもらう時は○○でなければならないってみんな思いこんじゃってるからね。なんだかなぁ~って管理人は思うのだ。だって、もらってくれる人が増えないと、センターから次のコ引きだしてくることもできないんだもん。

保護活動というとひとつの枠にはまった何か、と世間は思っているのだが、管理人はそうじゃないと思ってる。たとえば犬と猫だけ比べてみても、同じには論じられない。管理人はいつも犬の話ばかりしているが、別に猫はどうでも良いって思ってるわけじゃないんだな。じっさい猫のほうが処分数は多いわけで、そういう意味では猫のほうが問題が大きいのだ。

ただ、猫の場合は犬より少しだけ解決方法が単純なんじゃないかと思うのだ。具体的にいえば、猫の場合は不妊去勢手術を徹底してやれば、確実に処分数は半減する。最近は地域猫の活動も活発だし、少しずつでも生まれる子猫を減らせれば、確実に処分される数は減っていくはずなのだ。犬には狂犬病予防法という法律があるので、野良犬がウロウロしていればすぐに保健所の担当者が飛んできて捕獲する。だが、猫の場合は、すべて飼い主もしくは見つけてしまった人による持ち込みなのだ。つまり、不妊去勢手術をちゃんとして、これ以上個体数を増やさなければ、野良猫は野良猫として(できれば地域猫になって欲しいが)とりあえず寿命をまっとうできるのだよ。ついでにいえば、猫の問題行動に悩んで猫を捨てたってケースはあまり聞かない。サイズの問題もあるし、声もそれほどでかくないし、猫はわりとどんな状態でも飼っていけるものなのだ。

犬のケースはもう少し問題が複雑だ。不妊去勢手術をしないために、どんどん増えてしまったというパターンがひとつ、その他に躾ができなくて飼いきれなくなったというケースもけっこうあると管理人は思う。

おそらく地域差が出てくるんだと思うのだ。たとえば東京、大阪など都市部のセンターに保護されているコの多くは、飼ってみたら大変だったんでもういりませんっていうパターンが多いように思うのだ。具体的にいえば、すみれのケースみたいな奴ね。それに対して地方では、まだまだ生まれちゃったけど飼えないからっていうパターンが多いように思う。じっさい野良犬もまだまだ多いし、こういう地域では猫と同じように不妊去勢手術を徹底させることが、処分数を減らす一番の近道だと思うのだ。

逆に都市部では不妊去勢手術よりも、躾をちゃんとしましょうって呼びかける方が効果があると管理人は思っている。たとえば、すみれの里親さんに対しては、管理人は不妊手術はとくにお願いしなかった。先方が自主的にやってくださったのだが(説明するまでもなく手術の効果はよくご存じのご家族だった)もししなくても、管理人としては何も意見するつもりはなかったのだ。だが、躾に関してはきちんとやってくださいと何回もしつこくお願いした。これは管理人個人の考えだが、都市部で、室内飼いできちんと犬を管理して飼えるのなら、不妊去勢手術は必ずしなければならない義務ではなく、できればやっておいたほうが良いオプションだと思っているからだ。

世の中には色んな考え方の人がいる。住む環境によっても、色んな意見があるだろう。だから、保護活動に関しても全国一律で同じスタンダードっていうのは逆に弊害があるんじゃないかなと管理人は思うのだ。それぞれの地域で、なぜその場所で放棄動物が増えるのか、その理由をきちんと吟味した上で、どうしたらそれをなくせるか考えて作った地域ごとのスタンダードがあっても良いと思うのだよ。

同じように、せっかくなら保護犬保護猫をもらってやろうと思う人たちに対しては、条件や考え方はそれぞれの保護団体、個人によってちがうのだから、里親募集イコールこういうものとは思わずに、自分が納得できるようなやり方をしている人を見つけて、そういう人から1匹でも引きとってやってくださいねって、管理人としては言っておきたいなと思っている。
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