恐怖……流血……そして高いびき
2007 / 08 / 12 ( Sun )
ポセくん、犬猫屋敷ご滞在も早3日目である。

そういえば、飼い主はいつ迎えに来るのだろうか? 木曜日の夜中にいきなり現れてポセを置いていったきり、その後何の音沙汰もないのだが、もしかしてポセちゃん、このままうちのコになっちゃう?

20070812a

えっえぇぇ!? ぼく、この家にもらわれて来たんすか?

うちのコになるんならその飾り毛、暑くるしくてうざいから、姫ちゃん、カイちゃんとお揃いのスポーツ刈りにしたいんだけど……

見る影もないくらい斬新なカットにしたら、やっぱり飼い主は怒るだろうか?

てなことを考えつつ、きょうも朝から大騒ぎだった。

まずポセちゃん、今朝の散歩はビビリ度がなぜか倍増して玄関から出ることすらできなかった。ドアを開けると顔だけは覗かせるのだが、すぐに玄関の中に尻尾を巻いて逃げ帰ってしまう。オッサン、オバサンが散歩に行っているあいだ排泄を我慢させるのは可哀想なので、とりあえず庭でシッコだけはさせておきたいのだが、これまでは毎日大喜びで庭に駆けだしていったのに(ポセにとっては柵の中は準安全地帯)きょうはなかなか出てこようとしない。

おかしいなと思って門のほうまで行ってみると、公園の入り口付近でお掃除ボランティアのお爺さんがせっせと掃き掃除をしていた。

なるほど、ポセはこれが怖かったわけね。

昨日犬まみれのほうに書いたように、ポセは爺さんが苦手である。おまけに掃除道具全般もなぜか恐怖の対象だ。掃除機、箒、ちりとりなどを見ると怖くて横っ飛びしてしまうのだ。その嫌いな爺さんが恐怖の箒を振り回している。ふつうの感覚なら何でもないそんな日常風景も、ポセの目から見るとマシンガンを手にしたゴルゴ13が家の前で張り込んでいるようにしか見えないのだ。

こりゃ、掃除が終わるまでは朝の散歩はお預けだわね。

で、その後管理人はちょっとお出かけする予定があったので、いつものように犬たちにお留守番用のおやつを用意した。ふだんならコングに山ほどおやつを詰めこんでやるのだが、ポセはおやつにも好き嫌いが激しいので、うちのコたちは巨大グリーニーズを1本ずつ、ポセには大好物の鶏ささみジャーキーを1本やっていくことにした。で、それぞれにおやつを差しあげて、行ってくるわと玄関を出て3歩歩いたところで……

ギャオギャオ、ガオガオ、グルグル〜


オイオイ、いきなり喧嘩かよぉ〜(涙)

見送りに玄関まで出ていたバァバが「止めなさ〜い」と叫んでいる声は聞こえるが、騒ぎはいっこうにおさまらない。しかたがないので玄関にとって返し、管理人は靴のままドスドスと家の中に飛び込んだ。

止めんかい(怒)


一喝したら、犬どもはすぐに喧嘩を止め、尻尾を巻いて大慌てで自分の領地に逃げ帰った。

喧嘩の原因は姫さんがポセの鶏ささみジャーキーを横取りしようとしたことだ。食べ物が絡むとビビリのポセも決して引かない犬なので、結果、大喧嘩に発展した。

ったく、毎日十分すぎるほど色々食べさせてやってるのに、たかが鶏ささみジャーキー1枚を巡って、どうしてこういうもめ事を起こすんざんしょ。

姫は管理人に大声で怒鳴られて、そのまま反省室(クレート)に放り込まれた。ポセはと見ると、自分で決めた巣穴である管理人のデスクの下で丸くなって震えている。

おまけにそばには血がぽたぽた落ちてるし……

あぁ〜最悪。流血の惨事って奴だわ(。_ _)

とりあえず傷口を確かめて止血しないとお話にならないので、まずはよく見える明るいところにポセを引きずり出すことにする。とはいっても、無理矢理引っぱるとますます怖がるので、鶏ささみジャーキーを盛大に振って、猫なで声でなだめすかして何とかお出まし願った。

幸い、傷はたいしたことはなかった。耳の端をちょっと咬まれただけで貫通もしてないので、濡れタオルでしばらく抑えていたらすぐ完全に血も止まった。うちのコならともかく、お預かりしている他人様の家のお坊っちゃまだし、一瞬、念のために病院に連れて行こうかとも思ったが、縫うほどの傷でもないし、何より恐がりのポセを車に乗せて見ず知らずの獣医の元に運んだりしたら、ポセにとっては咬まれたことよりそっちのほうがトラウマになりそうだったので、傷口をよく洗って、マキロンで消毒してとりあえずようすを見ることにした。

夕方、家に戻ってみると姫とポセは仲良く並んでお出迎えしてくれた。流血の惨事があったことなどころっと忘れて、ふつうに共存している2頭がおかしくもあり嬉しくもある。

犬って揉める時はけっこう平気で大喧嘩もするし、ときには血を流す騒ぎにもなるけれど、根に持ったりせずに、喧嘩が終わるとまるで何ごともなかったようにまたふつうにいっしょに暮らしていくんだよね。

こういう体験をすることで、ここまでやったら喧嘩になる。ここまではOKというように、互いとのつきあい方をちゃんと学習していくのだ。

とはいっても、喧嘩させてしまったのはそういうシチュエーションを作ってしまった飼い主のミスなのだが……

いま2頭はすぐそばに寝ころんで、すやすや寝息を立てている。終わりよければすべてよし、ということで、色々あったけれど、とりあえず犬猫屋敷の1日は、きょうも平和に暮れていく。

20070812b

テーマ:わんことの生活 - ジャンル:ペット

19:37:26 | うちのコたちの話 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
| ホーム |