習うより慣れよ
2007 / 07 / 18 ( Wed ) 犬と猫を一緒に飼っているというと、「ええっ!? 犬と猫って仲良くできるんですか!?」と驚かれることがある。
仲良くの定義は人によって違うだろうが、殺し合わない程度に共存できるという意味では、どんな犬と猫でも、もちろん仲良くいっしょに暮らすことはできる。 だが、犬と猫が添い寝というようないわゆる心温まる光景が我が家で繰りひろげられているかというと、そうでもない。犬も猫もたしかに犬猫屋敷の一つ屋根の下で暮らしているし、ゆるい感じで家族意識はあるものの、だからといって、日々いっしょに行動しているというわけではない。 つかず離れず、何となくお互いがいても気にならない。すっかり枯れた熟年夫婦のようなノリが我が家の犬猫同居のスタイルだ。 ![]() で、今回天が犬部屋に同居することになって、まず最初に問題になったのは姫さんの絶叫だった。 天はうちに連れてきた当初は怖いもの知らずの赤子だったので、まったく犬たちを恐れなかったが、姫のほうは新入りに興奮して最初の2日くらいは思いっきりエンドレスコンサートを繰りひろげたのである。 あぁ〜うるせえ(-。-) ぼそっ 犬と猫をいっしょに飼う場合、猫には自由にやりたいようにやらせ、犬にはある程度規制をかけるというのが我が家のやり方だ。別に猫をひいきしているわけではなく、単純に犬のほうが命令に従うことに慣れている動物だからだ。 猫は、思い通りにならないとストレスを溜めて具合が悪くなったり、家中にシッコをまき散らして抗議行動に出る。その点、犬の場合は巧く教えれば、短時間できちんと飼い主が望む行動をとれるようになるし、どうせ時間を使うのなら、猫より犬に教える方が手っ取り早いのだ。 姫の場合は猫が嫌いで吠えているのではなく、逆に猫が好きすぎて興奮して吠えているのがわかっていたので、猫が常に部屋にいる状況に慣れさせれば比較的早く吠え声の問題は解決すると踏んでいた。じっさい、姫は散歩の途中で猫を見かけると十中八九吠えまくるのだが、相手がうちのチビ姐さんだと、何も言わずにじっと大人しくしていられるのだ。 で、猫が目の前で遊んでいる状況を日常生活の中に取り入れてみた。姫にリードをつけて、行動を制限したり、クレートに入れて至近距離で天が遊ぶのを眺めるようにしてみたところ、1週間ほどで、姫はほとんど吠えなくなった。いまはリードもつけず、クレートにも入れず、1mほどの距離で天がボール遊びをしているのを姫はじっと眺めている。むろん、管理人が姫を抱いて耳元で「Good Girl! そうそう、姫ちゃんそれで良いの。よいコだねぇ〜」と吠えていないこと、大人しく座って見ていることをたんと褒めてやる。そうすることで、姫の中に「大人しく見ていれば、猫のそばに寄れるし、おまけに褒められて非常に嬉しい」という良い印象がきちんとインプットされるのだ。 1週間前より各段に成長した天は、だんだん恐怖心というものが芽生えてきている。最初は犬たちに対してまったく無警戒だったのが、いまはある程度の距離まで近づくと逃げるようになった。とくに姫に対しては、吠えるし、動きも速いのでちょっと恐怖を感じているようだ。 なので姫を訓練することで、管理人がそばにいて制止できる状況であれば、姫といっしょにいるのも怖くはないということを日々の生活で教え込んでいる。 ![]() 動物は、動物どうして何となく巧く折り合いをつけていく。これは犬の多頭飼いでも猫の多頭飼いでも犬猫の混合多頭飼いでも言えることだ。お互いに慣れる時間と、危険だと感じた時に逃げ込めるスペースを与えてやりさえすれば、いつの間にかいっしょに暮らしていく方法をちゃんと自分たちで見つけだす。 飼い主にできることは、そのための交通整理をすることで、あとは動物たちの自主性に任せておけば良いのだよ。犬猫って人が思っているほど馬鹿じゃない。それどころか、人間関係でゴタゴタを起こす多くの現代人よりも何倍も優れた動物なんじゃないかと管理人は思っている。 ![]() |
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