マーキング癖ありますけど、それが何か?
2007 / 06 / 02 ( Sat ) ☆☆☆☆すみれの家族になってみたい人、いない?☆☆☆☆ 里親募集中のすみれがどんなコか、知りたい方はこちらから 譲渡条件についてはこちらをご覧ください。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 昨日の記事に書いたように、すみれにはマーキング癖もついている。マーキングというのは犬にとって、自分のものに名前を付けるという行為であって、管理人の経験から言うと、まっ、やる奴はやるし、やらん奴はぜんぜんやらんのね。たとえば、ツチノコ兄弟の場合、同じタイミングで去勢手術をしているのだが、ディーはマーキングをするタイプのコだった(じっさいやってしまったのは、一生のあいだに2度くらいだが)。それに対して、カイの場合はいままで一度もマーキングをしたことはないし、おそらくこれからも一生しないと管理人は思っている。 で、世間一般にマーキングというのは犬の本能だし、止めさせるのは不可能だと思われている。ちなみに防止策はあるのね。犬がおとなとして身体的に成熟する前(生後6ヶ月ぐらい)に不妊去勢手術を済ませてしまうと、マーキングはほとんどしなくなる、と言われている。ただその時期を逃してしまうと、もうぜったい治せないのか? ん〜これは難しい問題だわね。正直、マーキングを完全に止めさせる特効薬みたいな躾術は管理人も聞いたことないし。 ただ、マーキングが何かということを理解すれば、やる前に止めることは可能だし、ある程度失敗させない方法はあるのだよ。 と言うか、マーキングというのは自分のものに名前を書く行為だと理解すれば、たとえば毎日自分のうちじゅうにシッコをかけまくっている犬を、マーキング癖がひどい犬と呼ぶのはちょっとおかしいんじゃないの? と管理人は思うのだ。すでに黒々と「ポチ」って名前が書いてある上に、また名前を書かずにはいられないとしたら、そのコはものすごい強迫観念にとらわれてるってことですわよね。何度も何度も自分の名前を書いておかないと不安になっちゃうってことだから。 人間が同じことをやったとしたら、一度医者に診てもらってこいって言いたくなりません? だから、管理人は思うわけだ。一般的にマーキング癖がひどいと言われるトイレを決まった場所でできないコの多くは、マーキングじゃなくて、抗議シッコをしてるんじゃないかなって。 で、マーキングの良いところは、やる場所やタイミングがある程度飼い主にもわかるという点だ。何しろ、自分のものに名前を書きたいわけだから、書く対象がなければマーキングはしないのね。だからマーキングの場合は、位置がある程度特定される。あとは書いてある名前が薄れてくると、いちおう念のためにまた上から黒々と名前を書いておきたいわけだから、やるタイミングも計れるようになる。だから繰りかえしマーキングをさせないためには、やったらすぐに臭いまで完全にとれるタイプの洗浄剤を使って掃除して、その場所から痕跡を消し去ってしまうことだ。管理人がお薦めするのはマーキングしそうな場所にクッションシートを敷いておくことだ。畳やフローリングや絨毯だと、マーキングをしたことにすぐ気づかなかった場合、どうしても臭いがその場所に染みこんでしまう。そうすると繰りかえしマーキングされてしまうのだ。その点、クッションシートを敷いておけば、さっと拭き掃除をしたあと、洗浄剤で丹念に拭けばまず臭いは残らない。 マーキング癖のある犬は、他の犬の臭いに反応する。だから、獣医やドッグカフェなど犬が多く集まる場所は要注意だ。ディーは家の中でのマーキングは一切しないコだったのだが、生涯で唯一失敗してしまったのは、動物病院の入り口に置いてある足ふきマットの上と、ペットショップの入り口付近の柱だった。どちらもたくさんの犬の臭いがついていたのだろう。飼い主がうっかりしていたために、あぁ〜あということになってしまった。 たとえば、姫にはしっかりマーキング癖がついているし、おまけに不妊手術をしていないのでけっこうな確率でマーキングをする。だから姫の場合はぜったいに排泄を終えるまでは、動物病院にもドッグカフェにも連れて入ることはできない。むろん、排泄とマーキングはちがうので、シッコをした直後であってもやっぱりやる時はあるのだが、それでも膀胱をなるべく空にしておくに越したことはない。あとは姫の動きに逐一目を光らせておく。リードを短く持って、ベイトで釣ってなるべく他の犬の臭いに気をとられないようにする。床の臭いをクンクンやり始めたら、要注意だ。ただ、もう我慢できない! という排泄とちがって、マーキングの場合は、しそうになったら「イケナイ」と言うことで、ある程度止めることができるのだ。まあ自信がないのなら、♂の場合ならマナーベルト、♀ならパンツを履かせるという方法もある。 多頭飼いの家に、マーキング癖を持つ犬がやってくれば、とうぜんのことながら最初はあちらこちらにマーキングをする。新しく来た犬は、見ず知らずの臭いに囲まれて、とにかく不安な気持ちになっている。だから、とりあえず自分の周りだけは安心できる臭いをつけておきたいのだ。 いま、すみれがやっているマーキングはまさにこのパターンだ。 我が家の犬たちは、犬それぞれのテリトリーというものを持っていない。うちは犬のハウスとしてケージを使っていないので、管理人の部屋ぜんたいが、カイと姫共通のテリトリーになっている。だから、カイと姫の考えでは、部屋の真ん中に置いてあるすみれケージも、自分たちのテリトリーの一部なのだ。 これが、すみれとしては非常にお気に召さない。すみれはもともと自分のテリトリーを大事にする個体なので、平気で他人様のハウスに侵入するデカ犬たちを非常に無礼な奴らだと考えているのだ。だから、空き巣に入られないよう、出かける前には入り口にちゃんと貼り紙をしていくのだ。 「ここは、すみれのおうちですから、勝手に入らないでください!」 すみれは、ケージの入り口付近に何度も繰り返しシッコをする。あまりに何度もやり続けるので、けっきょくその位置にトイレシートを敷いているのだが、やったな、と思って片づけても、またすぐに同じ場所にシッコをする。要は、すみれはこれを自分のテリトリーを主張する表札だと思っているのだ。だから、いくらその場所をきれいにしても、すみれは何度でも同じことをする。 で、管理人としては、最近は、まっいいかな、どうせそのうち止めるだろうしとけっこう気楽に考えているのだ(←あいかわらず、極めていいかげん)。なぜなら、すみれは我が家に来た当初、入り口のみならずハウスの周りにもせっせとマーキングしてハウスの外縁にまで自分のテリトリーを主張しまくっていたからだ。だが、それはそのうちやらなくなった。いくらせっせと自分の臭いをつけまくっても、デカ犬たちはものともせずに、すみれが自分の土地だと言い張っている場所にまで平気で侵入しまくっているからだ。 管理人の経験から言うと、犬というのは非常に合理的なものの考え方をする動物だ。だから、やっても無駄なことはそのうち放っておいてもやらなくなる。玄関にいくら貼り紙をだしたとて、平気で侵入してくるデカ犬たちと暮らしていれば、そのうち貼り紙なんてやっても意味がないと思うはずなのだ。しつこいようだが、すみれはトイレでちゃんと排泄できたときに限って、管理人からものすごく褒められる。シッコという限りある資源をどうせなら楽しい思いをするために利用しようと思うのは、合理的な犬の思考からすると当然出てくる考えなのだ。 マーキング癖というのは、飼い主にとっては確かに頭が痛い問題だが、かといって飼育放棄に至るような大問題でもないのだよ。飼い主がちょっと注意して、工夫を凝らせば別に止めさせられないものでもないし。少なくとも管理人はそう思っているのだがね。 |
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