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しつけの第一歩

★★迷子を保護しています★★


この犬がほんとは誰かご存じの方、連絡くださいm(_ _)m

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保護した経緯、詳細はこちらから

で、本題……

プロの預かりさんって新しい犬が来たとき、まず最初に何を教えるのだろうか?

ちなみにうちでは、今回のすみれのようなケースも含めて、他人様の犬をお預かりしたときは、まず第一にうちがどこかをちゃんと叩き込み、名前を呼ばれたらとにかく戻ってくるように練習させる。万が一リードが外れてしまったとき、首輪がとれてしまったとき、これは命を守るのに一番大事なしつけだと感じているからだ。

もちろん、リードや首輪は出かける前にちゃんとチェックしていくのだが、それでも万が一の事故は起こりえる。だから犬を預かると、最初の1週間が一番緊張するのだ。いま放れたら、こいつぜったい戻ってこんぞ、と思うとどうしても最悪の事態が頭をよぎる。

すみれも、最初はもちろん名前にまったく反応しなかった。そりゃ、ある日とつぜん「すみれ」と呼ばれはじめたわけだし、反応しなくてとうぜんだろう。だから最初の1週間はとにかく、すみれ、すみれと連呼する。で、振り向いてこっちを見たら、ともかくめちゃくちゃ褒めてやる。それを続けることで「すみれ」というのが自分を呼ぶ識別子だということをしっかり刷り込んでやる。散歩の途中でも、ちょっと離れたら、即座に「すみれ、おいで」と呼びかけて、足元まで戻ってきたらグリグリしてものすごい勢いで褒めてやる。

うちが近づいてきたら、「すみれ、おうちどこ? おうちは?」とせっせと話しかけてやる。3日目くらいには、たいていの犬は自ら門に入ろうとするようになる。

これを1週間も続けると、たいていの犬なら家がどこか、自分の名前は何かをちゃんと認識するようになる。ついでに言えば、万が一脱走してしまったときのために、散歩コースも毎日色々変えてみる。うちの近所をくまなく歩きまわって、どこに出てもとりあえず家までは帰り着けるように近所の道をちゃんと教えておいてやるのだ。

てな具合に、大事な預かりっコに神経を集中させていたせいか、昨日の散歩では、いきなり姫のリードが外れて管理人は、みっともなくもオタオタしてしまった。これがカイなら何も心配はいらないのだ。呼べば100%ダッシュで管理人の元に戻ってくる。だが姫の場合は? いちおうまず大丈夫だという自信がないではなかったが、先日のドッグラン騒動のときのことを思うと、やはり少なからず不安は残る。まあ、万が一走りだしてしまったとしても、姫はちゃんと家に戻っては来るのだが、静かな連休中の住宅地に、ウァオウァオ絶叫しながら走る大型犬の図は、やはりできるなら避けたいものだ。

こういう時は、何があっても犬を追いかけてはいけない。落ちついて、何もなかったように、いつもの調子で犬の名前を呼ばねばならぬ。

再三言い続けていることを、頭の中で繰りかえしつつ、思いきり楽しそうな声でいつものように姫のことを呼んでみた。

「姫、おいで!」

幸い、姫はリードが外れたことにも気づいてなかったようで、呼ばれるといつものように尻尾をフリフリ戻ってきて、おとなしく管理人の前にオスワリしてご褒美の馬肉フレークが出てくるのを期待に目を輝かせて待った。

あぁ~やっぱりやってて良かった、呼び返しの練習。

でもこれがもしすみれだったら、きっと管理人はもっとオタオタしちゃうんだろうな。大事なすみれがもしリードから放れて走りだしてしまったら、我を忘れて思わず追いかけてしまうかもしれない。いざとなった時、慌てないように、ほんとうに毎日のお稽古はちゃんと続けておかないといけないね。

すみれは、首輪なしでうろうろしているところを保護された。もしかして、首輪かハーネスがすぽっと抜けてしまったのだろうか? それでパニックした飼い主さんは慌ててすみれを追いかけてしまったのだろうか? 呼び戻しの練習はちゃんとしていたのだろうか? たとえば首輪とは別に迷子札をつけておいてくれれば、きっとすみれはいまごろ無事飼い主さんの元に帰れたのにね。

リードが外れるという事故は、どんな飼い主にも起こりえる。そういう時に慌てないよう、呼び戻しの練習だけは、ほんとうに皆さんやっておきましょう(管理人の実感)。

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迷子札、出かける時は忘れずに……ね!
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ブルータス、おまえもか!?

★★迷子を保護しています★★

飼い主さぁ~ん、とにかく連絡くださいm(_ _)m

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保護した経緯、詳細はこちらから

で、本題……

仕事がずっと忙しく、その後休む間もなくすみれがやってきたりして、すっかり疲れがたまっていた管理人は、華の黄金週間初日を、昼寝をして過ごすことにした。

涎をたらしながら(←美味しいものを食べる夢でも見ていたのだろうか?)気持ちよくまどろんでいたところ、二階の物干し場からバァバの叫び声が聞こえてきた。

「たいへん! 雨よぉぉ~! 洗濯物、取り込みなさ~い!!!!」

家族の洗濯物は2階の物乾し場に干すのだが、抜け毛が多い管理人と犬の洗濯物は庭に干すと決まっている。

そういえば、きょうもすみれちゃんの汚れ物、洗ったんだったのぉ~

新しい犬がやってくると、最初のうちはぜったいに洗濯の回数が増える。人間のほうが犬の生活リズムをつかんで失敗させないように巧く立ち回れるようになるまでは、どうしても「あらら」ってことが起こってしまうものなのだ。

ちなみにパピーのほうが、この期間はたぶん長い。ツチノコ兄弟の場合は数ヶ月に及んだので、管理人は手が荒れてしまったほどだった。

ともかく、バァバの声に起こされて、寝ぼけ眼で洗濯物を取り込んで部屋に戻る頃、最初の雷が鳴り出した。

おぉっとー! 姫さん、大パニック(汗)

新しい犬を迎え入れる時、自分の犬たちがどれだけ安定しているかによってその大変さは変わってくる。姫さんがうちにやって来たときは、ツチノコ兄弟が聞き分けの良い、とりあえず問題の少ない立派な成犬だったので、管理人は多くの時間を姫に割いてやることができた。今回、すみれを預かることにしたのも、ようやく姫が落ちついてきて何にでもそこそこ対処できるよいコになってきたと判断したからだ。

新しいコに対しては、どうしてもあれこれ手をかけてやらざるを得ない。それを見て姫がマイナスのリアクションをとるようでは、やっぱり新しいコを家に入れるわけにはいかないのだ。

姫は、今やほんとうに何も問題なく飼えるレベルのふつうの成犬になった。未だにヒートのあいだはお漏らしをするが、それ以外はとくに問題らしい問題もない。お散歩のツケも一番上手にできるのは姫ちゃんだし、あれこれ試行錯誤した甲斐あって、興奮吠えも散歩の前に二言三言歌ってみる程度まで持って来れた。

だがね、雷は未だにダメなんざんす。雷が鳴ると目がうつろになって挙動不審になっちまうのよ。

幸い、すみれは雷に対してもまったく恐怖は感じない。大きい音に関してはどうやら問題ないようだ。試しに大きなトラックがバンバン通る幹線道路沿いを歩かせてみたのだが、トラックの轟音にも、マフラーを改造したバイクの爆音にもまったく動じなかった。

ちっちゃいくせに、大物だね、すみれちゃん♪

で、すでにキョドキョドしている姫を見ながら、雷が遠ざかるまで大変だわとため息をついてふと横を見たところ、姫ちゃん愛用の犬用ベッドの上に誰かがゲロゲロっとやった跡がこんもり……

カイザー、おまえもか!?

管理人の気分は、まさにジュリアス・シーザーだった。このコだけは大丈夫、手がかからないと信じていたのに、この上カイまで調子が悪いとなるとクローン管理人でもいないかぎり、とても我が家の犬社会を平和に秩序立てて運営していくことはできないだろう。

もしかして、神経質なカイちゃんは新入りのせいで精神的に参っちゃったのかしら? ストレス性の胃炎? カイちゃんが病気だったらどうしましょ!?

だが、吐いた内容物を調べた結果(←汚いなんて言っちゃいけない。犬が体内から排出する物はすべて犬の健康のバロメーターだ。出てきたものはつぶさに観察して原因を究明するのが良き犬飼い)朝食べたフードに混じって大きな破片がいくつもあるのが見つかった。

こいつ、さっきやった豚耳をほとんど噛まずに呑みこみやがった(怒)

すみれを散歩に連れて行くとき、お留守番用にやった豚耳が跡形もなくなっていたので不思議には思っていたのだ。ふつう1時間かそこらではぜんぶ食べるのは不可能だ。たいていは半分くらい残っているのに、今朝はそれがなかったので、どうせソファの下か布団の中にでも隠しているのだと思っていたのだが……

ともかく詰まっていた豚耳の大きな破片を吐き出したあとは、カイの胃も落ちついたようであとはおとなしくいつものようにベッドで昼寝に戻っていった。雷がだんだんと遠ざかっていって、姫もようやくふだんの落ちつきを取り戻した。

はぁ~良かったね。これでとりあえずは危機脱出。このベッドカバーは……また洗濯だわね。

犬を飼っていればほんとうに色んなことが起こる。汚いことも、めんどうなことも、困ったことも日常生活の一部になる。ほんとうに好きでなければやってられない世界なのだ。だが、多くの人が「ペットと暮らす楽しい生活」という一面だけに憧れてペットを飼いはじめる。

ときどき「わんちゃん、大好きなんですぅ~でもこんなに大きいと、毎日お散歩行かなきゃダメでしょ? 面倒だからわたしは無理」てなことを言う人がいるが、はっきり言って毎日の散歩が面倒だと思うのなら、たぶん動物と暮らすのに向いてない人間なのだ。散歩なんて、管理人に言わせれば犬飼い生活のなかでもっとも楽しいイベントだ。十数年の犬の一生の間には、それよりもっと面倒で嫌なことが山ほど起こる。

そういう大変なところも全部ひっくるめて、やっぱり犬との暮らしは楽しいと思える人だけが犬を飼うのがほんらいの姿なのだと管理人は思う。だから今のペットブームは歪んだ社会だとつくづく思う。


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大は小を兼ねない

すみれが我が家に来ることが決まって、管理人ははたと気づいた。

いままで、友人の犬などを何度も預かってきたが、たいていの場合は身ひとつで来てもらえば、餌も皿もおやつもリードも首輪もうちにたいていのものは揃っている。だが、5kg前後の小型犬? そんなサイズの首輪はねぇ~ぞ! 何しろ、ツチノコ兄弟はうちに来た時点ですでに7kgもあったのだ。おまけにあの太さは子犬の頃からで、パピーの頃に使っていた首輪も成犬の中型サイズ用のものでじゅうぶんだった。

弱ったね。首輪から何からぜんぶ揃えないとダメじゃんか。

だって犬用皿はいちおうディーが使っていたものがあるのだが、すみれにとっては風呂桶ぐらいの巨大サイズで、そこにすみれが食べる量の餌(姫さんに言わせると一息で吸い込める量)を入れるとあまりにもわびしくて涙が出てしまう。そういえば、水入れも新調しないと。いつも使っているバケツじゃ、すみれが溺れてしまうかもしれない。

だが、こう言うときに犬友というのはありがたい。小型サイズのキャバを飼っているはなさくら母がハナのお下がりの首輪やレインコートやクレートを貸してくれた。

その上、もう1人のチビ犬飼い犬友であるみぃに、こんど小型犬が来るんよと言ったとたん、「使ってないキャリーバッグがあるから、欲しいって言って!」なんて暖かいお言葉をいただいた。

皆さん、何て優しいんだろう(感涙)

もし、みんなの家で大型犬を拾っちゃったら、いつでも言ってね。スカーレット・オハラのウェストにつけられるような首輪や小柄な女性ならじゅうぶん着られるサイズの犬服、いつでも送るから♪

で、みぃのところからさっそくド派手なキャリーバッグが届いたのだ。

その名も……

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ヒデキ号


すげぇ~派手(^_^;)

いちおう写真は見せてもらったのだが、実物を見て改めて「買ったは良いけど、恥ずかしくて使ってない」と言っていたみぃの言葉の意味がわかった。

たしかに、服とのコーディネートがちと難しいかも……

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さっそく入ってみましたぁ~♪ ぴったり!


むろん、平均的な日本人にはちょっと派手なキャリーバッグも、平均的日本人のちょっと上をいくテイストを持った管理人にとってはお気に入りだ。

可愛いじゃんかよぉ~、ついでにカイと姫の分も買いたいかも。どっかに30kgでも入れるヒデキ柄のキャリーバッグ、売ってないもんかのぉ?

キャリーバッグだけではなく、すごく可愛いお皿ももらってしまった。

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いやぁ~ん、ちょっと可愛くない?


すみれちゃん、今はまだコングでお食餌をしているので今すぐには使えないのだが、少し落ちついてちゃんとお皿で食べられるようになったら、さっそく使わせていただきますm(_ _)m

すみれちゃん、良かったねぇ~皆さんの暖かい善意のおかげで貧乏家主のわりにはステキな生活が送れそうだよ!

ちなみに貧乏家主がすみれのために用意したものは、プーさん柄のお皿(100円ショップで購入)、小型犬用のピーピー鳴るおもちゃ(すみれは音が怖いらしく一度も遊んでくれない)、それに迷子札一式と小型犬用コングだけだ。現在はまだ小型犬用の小粒の餌すら買ってない。

きちんと健康診断が済んで、どういう餌がベストなのかわかってから買ってもいいかな……と。それまではとりあえずうちのコたちが食べてるソリッドの餌だけでいいんじゃない?

まったくいいかげんな預かりである。何しろ大粒のソリッドの餌ではすみれちゃんの小さなお上品な口には大きすぎたというのに(だから1日目はほとんど食べてくれなかった)、そこで新しい餌を買いに行くことなく、砕いて割ったものを食べさせているのだから……

すみれちゃん、仮屋の家主は貧乏だから、アンタに金はかけないが、その分たっぷり手をかけてるからねぇ~

だから、早く飼い主さんに元に帰れるように頑張ろうね♪

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命名 すみれ

「すみれ」というのは保護した友人がつけた名だ。

色々あって、最終的に犬猫屋敷に居候が決まった時点で、いつまでも「迷子ちゃん」と呼ぶわけにもいかんね、と仮の名前をつけることにした。

やっぱり女の子だから花の名前がいいわね。というわけで、じつに常識的なステキな名前がついたのだ。

ちなみに、良い名前が思い浮かばなかった時のために、ちゃんと管理人も名前を考えていた。

姫の次にうちに来るコは、男の子なら「殿」になる予定なので、やっぱり女の子なら「女中」でしょ。

なかなかナイスなネーミングだが(まずバッティングすることはないだろうし)獣医に行ったときにちょっとばかし恥ずかしいかもしれない。また呼び戻しのトレーニングもできれば人前ではやりたくない気もする。

「女中ぅ~、コイ!」

それに、万が一飼い主さんが名乗り出てくれなくて、新しい家を探さなければならなくなったとき、「里親募集中の女中ちゃん」というのはちょっとくどい気もするな。

「女中を新しい家族の一員として迎えてくれる暖かいご家庭を探しています」

なんだか必要以上に涙を誘って、応募が殺到しそうな気もするし。

ちなみにうちの家族は犬の名前の大切さなんてものには一切関心を払わない。おかげで皆さん勝手な名前を付けて呼んでいるので犬にしてみれば大迷惑だ。

ディーでも姫でも犬を見れば「カイちゃん」と呼びかける不思議なジィジ。まっすぐ歩くという散歩の基本的なルールをわかってないすみれに対し円(まどか)という名を勝手につける妹。

おまけに今朝はバァバにこう言われた。

「どうしたの、きょうは朝からよもぎちゃんすごく吠えてない?」

だ・か・らぁ~

誰だよ、よもぎって!?

良かったね、すみれ。常識人の友だちがちゃんとした名前をつけてくれて。そうじゃなきゃ、アンタ、いまごろ「女中」って呼ばれていたんだよ。まっ、じっさい自分の名前が何だか、こういう変な家で暮らしているとよくわからなくなるとは思うが(汗)

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アタシのほんとうに名前を知ってる人、管理人さんに連絡してね!


迷子の迷子のすみれちゃんの飼い主捜しに、皆さまどうぞ御協力のほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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すみれの飼い主捜しに御協力いただける方は、下の枠内の宇宙語を丸ごとコピペすれば、ポスターが現れるしかけになっとります↓

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迷子の迷子のすみれちゃん

すみれは、2週間ほど前に江戸川の河川敷のそばを独りでうろうろしているところを保護された。短足胴長で、いっけん小柄なコーギーにも見える不思議な犬だ。

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仮称すみれと申します。以後お見知りおきを♪


友人のつてで、まああれこれあって、けっきょく我が家の居候としてしばらく犬猫屋敷で暮らすことになった。

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脚が短くて、胴長なのよ。コーギーみたいだけど、尻尾はくるりん、お耳も垂れ耳なの


保護されたときは、首輪もハーネスもしていないかった。派手にいやいやをする癖があるので、首輪が抜けて脱走したのかと思い、警察や保健所に届け出るかたわら近所の動物病院やペットショップなどで訊いて周りポスターもあちらこちらに貼ってみたが、けっきょくまだ飼い主さんは名乗り出てくれない。

保護されたときは身体もほとんど汚れていなかったし、爪もきれいにカットされていたので、おそらく大事に室内で飼われていたコだと思うのだ。恐ろしいほど人なつこく、保護した人にも管理人やその他の犬猫屋敷の家族にもすぐに馴染んで尻尾を振っている。うちのデカ犬に対しても、最初は少し警戒して鼻に皺を寄せていたが、ケージから出して自由にさせてみると、まったく物怖じせずに近づいていって、ふつうにお尻の臭いを嗅いでちゃんと挨拶している。室内トイレの躾もちゃんとされているようで、ケージから出したらまずトイレに連れて行くと、大も小もちゃんとトイレの中でする。


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シッコもうんPもトイレでするわよ


4~5歳という説も出たが、管理人の素人判断では歯もまだきれいで犬歯もそれほど摩耗していないし、何よりケージから出した時の落ちつきのなさやはしゃぎぐあいから見て、それより少し若い3歳前後ではないかという気もしないではない。いまはまだ来たばかりなので管理人が目を離すときはケージで暮らしているのだが、次はいつプレイタイムかと昼寝もせずにじっとこちらを見つめているほどパワーもある。

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同居犬は大きいけど、みんなおとなしくて優しいみたい♪


毛がふさふさしているせいか、そこそこの大きさに見えるが、抱き上げてみるとあまりに軽さにちょっと違和感を感じるほどだ。おそらく体重は5~6kg程度だろう。管理人など、いつもこのコを片手に乗せて運搬している。

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20kgのデカ犬と並ぶと、こんなにサイズがちがいます(当社比)


コマンドへの反応は、残念ながらあまりよくない。オスワリというとなぜか後ろ足で立ちあがるので、もしかしたら躾本の1ページ目でつまずいた口かなという気もしないではない。Noに関してはそこそこちゃんと反応するが、褒め言葉に対する反応も異常に薄い。人は大好きなのだが、何言われてるんだかわからないという顔をするのがちょっと不思議な感じがする。


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とにかく、何に対しても興味津々


うちに来たばかりで、このコが何が好きで、どんな遊びを好むのかはっきり言ってまだわからない。管理人も、まだすみれのとびっきりの笑顔を見たことがないので、なるべく早く最高の笑顔を見せて欲しいなと思っている。

すみれがどんな家で飼われていて、なぜ河原を独りで歩いていたかはわからない。正直、今までうちに来た居候の中でも一番お行儀が良い子なので、とくに捨てられる理由も見あたらない。外見に特徴があるコなので、たとえばお散歩の途中で見かけたことがあるなど、とにかく何か情報があればと思っている。

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アタシのこと知っている人、連絡くださいね!


単なる脱走犬なのか、それとも捨てられてしまったのか、今の時点では何もわからない。ただ、もし飼いきれなくて捨てたのであれば、それでもいいから前の飼い主から連絡をもらいたいと思っている。もし、すみれをもう飼う意志がないのなら、却ってほんとうは何という名前なのか、いくつなのか、どういう犬種でどういうところから来た犬で、何が問題で飼えなかったのかをちゃんと教えて欲しいのだ。この先、すみれを引きとって飼ってくれる人を探すにしても、そういう情報があるとないでは大きな差がある。このコに合う家はどういう環境なのか、どういう飼い主がふさわしいのか、それを何の情報もなしで見極めるには、やはり時間がかかるのだ。

というわけで、迷子の迷子のすみれちゃんの飼い主捜しに、皆さまどうぞ御協力のほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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すみれの飼い主捜しに御協力いただける方は、下の枠内の宇宙語を丸ごとコピペすれば、ポスターが現れるしかけになっとります↓

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1,2,3,4,5……あれ?

犬猫屋敷と言えば……

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チビ姐さんをかしらに……

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めったに姿を見せないシャイな黒猫1号

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3本脚で家中を駆け回る、悪戯っ子の黒猫2号


それにくわえて

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ものぐさが毛皮を着ているデカ犬1号と

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グルメでアーチストなあのデカ犬2号



……おや?



おやおやおや?



物陰に誰かの気配が!



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誰だ、こいつ!?!?!?!?


to be continued……
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競技会に行ってきた~その2~

日曜日の競技会の管理人的もう一つの目玉は、久しぶりに管理人の一番年若い犬友、NANAMIさんと愛犬ムジカ嬢に会うことだった。会場から比較的近いところに巣があるのは知っていたので、競技会を見に行こうと決めたとたん「一緒に行かない?」とさっそくお誘いしたのである。ちなみに、せっかく2年ぶりに会ったにもかかわらず、ムジカ嬢の写真はない。たくさんの犬たちにすっかりハイになっていた管理人は、ムジカ姫と記念撮影することをすっかり忘れていたからだ(汗)

JKCの競技会というのは、別に見るだけなら入場料がかかるわけでもなく、誰でも自由に入れる河原でやっているのだが、不思議とそばに住んでいても一度も行ったことがないという人は多いのだ。現に、今回一緒にでかけたハナサクラ母も、超地元民のわりに一度も中に入ったことはなかったのだそうだ。いつも散歩の途中で、何かやってんなぁ~犬がたくさん来てんなぁ~と眺めてはいたものの、いざそこに突入できるかというとそれはまた話がちがうのだ。

じっさい、管理人も競技会なんて敷居が高くて入りづらい、とかねがね思っていたのだ。別に競技に出るわけじゃないんだから、犬の散歩がてらふらっと行けば良いものなのだが、こう、うちの犬たちとは格が違うスーパードッグの集団の中に、ツケも満足にできないような駄犬を引き連れていくのはけっこう恥ずかしいし、みたいな気分があったのは事実だ。だが、今回はツチノコのきょうだい犬のグレちゃんたちも行くと言うし、だったら覗きに行っちゃおうかなぁ~と勝手に皆さんをお誘いした。まっ、結果的にものすごく楽しかったわけなのだが、同時にもう一つの犬社会を見たような気がして、じつに興味深い体験をした。

まず第一に、さすがにJKCの主宰だけあって、来ている犬のほとんどが純血種である。いやはや、世の中ほんとうに色んな犬種がいるもんだと驚くくらいさまざまな種類の犬に会ってしまった。写真でしか見たことのないグローネンダールやマスティフにも会ったし、めったに見ないオーストラリアン・キャトルドックが集団でたむろしているのも目撃した。今回はフライボールの大会もあったせいか、一生分くらいのシェパードとボーダーコリーを見たような気がする。

確かにいまはどこの公園でもドッグランでも来ている犬の半分以上が純血種なのだが、これだけ大量の犬が集まるところで、定番のダックス、トイプー、チワワ、ジャックなどをほとんど見かけないというのも不思議な体験だった。プードルはいるにはいるのだが、ほとんどがトイではなくてどでかいスタンダードプードルなのだ。ともかく、うちのコたちが小型犬に見えるようなデカ犬ばかりがのっしのっしと歩きまわっている会場で、これまた当たり前のことながら、犬どうしの喧嘩や唸りあいなどまったく起こらず、吠え声すらほとんどしなかったというのはフツーの犬飼い管理人としては舌を巻くようなできごとだった。

ちなみに今回同行した隠し子1号のハナさんは、あまりの犬の多さにすっかり気後れして母さんの腕から降りることもできなかった。ハナに比べれば犬フレンドリーなサクラも、人類は皆きょうだい思考のバセ集団の熱烈歓迎にすっかりビビって首輪抜けの技を披露した。他の犬とすれちがうとけっこうギャンギャンやってしまうというムジカ嬢は、思いの外よいコで会場にいるあいだ、ほぼひと声もあげなかったのだが、顔を見るといっぱいいっぱいで、やはりある意味試練だったのはまちがいないようだ。

みんな、犬の社会化、しっかりやらせておきましょうねぇ~

とは言いつつ、うちのコたちはどうかなと思うと、やはり少しばかり不安になる。カイはおそらく大丈夫だろうが、姫の場合はねぇ~家人がつきあってくれて1頭引きならおそらく問題を起こさずおとなしくしていられるだろうが、管理人の腕ではどう考えても2頭引きでこの場に連れてくるのは無理がある。

まっ、それは置いといて、今回もう一つの収穫は、いつもサイトを愛読しているHal's BarのHalさんLinoさんに偶然お会いしたことだ。Lino氏が現在CDXに挑戦中で、毎回競技会に出ているのはブログで読んで知っていたのだが、あれだけ多くの犬がいる中で見つけられるとは思っていなかった。ところが、同じ黒ラブ飼いで熱血ファンのハナサクラ母は、数十頭いる黒ラブ集団の中から、ちゃんとHalさんの姿を見つけだしたのだ。

「あの、白いTシャツ着てるのがぜったいそう! だって、競技会にはあのカッコで行くって出てたもん!」

ちなみに、昨日の競技会には某有名芸能人も来ていた。管理人たちは会わなかったが、○○が来てるよと一緒に行った方に教えてもらったのだ。だが、犬馬鹿な管理人たちにとっては、しょっちゅうテレビで見かける二枚目俳優よりもHalさんLinoさんの黒ラブコンビのほうがぜったい会いたい有名人(犬か?)なのだ。だから、彼らの姿を見つけた途端、ハナサクラ母はサクラを連れて飛んでいった。

「いつもサイト見てます! 一緒に写真撮らせてもらってもいいですか?」

むろん、写真に写るのは、お犬さまたちだけである。で、3頭にお座り願ってようやく撮れた記念写真がこれ↓
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いちおう前は向いてるが、思いきりピンぼけ(汗)

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HalさんLinoさんは、さすがにちゃんと座ってくれるが、サクラ思いっきり動くし(大汗)

そして何とか3頭をカメラのほうに向かせようと、必死に頑張る飼い主たち↓
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ともかく、あこがれのHalさんLinoさんにお会いできて、犬馬鹿飼い主たちは大満足だった。とくに高齢のHalさんは、ときどき具合が悪いなんてブログに書いてあることもあって心配していたのだが、昨日は比較的涼しかったこともあってか、そんな歳には見えないほど元気そうで安心した。Halさん、これからも元気で思いっきり長生きしてね。Linoさん、こんどは競技の応援にも行くから、ますます頑張って!

「サクラ、良かったね。記念撮影させてもらえて! 一生の思い出だね♪」

これが某有名俳優との記念写真だったら、たいていの人がおぉ~と声をあげるだろう。それに比べてこの写真じゃ、知らない人が見たらだたの黒犬が3頭映っているだけにしか見えない。にもかかわらず、小躍りして喜んでいる犬馬鹿の母と母(仮)。

「あぁ~せっかくなら、本持ってくれば良かった!」

Hal&Linoの飼い主さんはこんな絵本↓を出しているのだ。


シンプルだけど犬飼いならぜったいぐっと来る内容


「そうだね。せっかくだからサインしてもらえば良かったね!」

ちなみに犬馬鹿飼い主の頭に浮かんでいるのは、「サクラさん江」の下にHalさんとLinoさんのパウマークがついている図だ。

やっぱり犬馬鹿の飼い主ってとことん変だと思う。とことん変だが、脳天気でご陽気で平和な人種だとつくづく思う。

そう言えば、犬馬鹿ついでに管理人は留守番のわが子たちに山ほどおやつを買って帰った。こういう会場では多頭飼い御用達の1kg入り大袋で豚の耳や馬のアキレスなどの良質のおやつが安価で売られているので見逃せない。終いには所持金を使い果たし、友だちに借金までして砂肝ジャーキーやらニワトリのとさかを買いあさる始末。

やっぱり犬馬鹿って変だと思う。でもそんな犬大好きの人には犬にまみれて楽しめる競技会はマジでお薦め♪
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競技会に行ってきた~その1~

ふと思いついて、JKCの春季訓練競技大会とやらに行ってきた。

むろん、我が家の駄犬とダメ飼い主が競技会に出場したわけではない。ツチノコ兄弟のようなバセットでありながら競技会に挑戦しているバセット界のアイドルばせ男くんの勇姿を拝みに行ったのである。

ちなみに我が家のデカ犬たちは今回はお留守番である。競技会というのがどんな場所だかわからないし、大勢の犬に興奮して我が家のお姫さまが得意の歌を披露したりしたら、目も当てられない惨状になるのは明らかだったからだ。

というわけで、今回は偵察もかねて独りで行ってきた。むろん、リードを握っていないと不安発作が起こるので、会場近くに済む我が隠し子のサクラをレンタルドッグさせてもらった。

大張り切りの管理人は、日曜だというのに会社に行くより早起きして朝も早よから会場に向かった。当初、バセ男くんの登場順は午前中と聞いていたからだ。ところが、途中でツチノコのきょうだい犬グレちゃんの飼い主さんから電話が入った。

「どうやら、午後になるらしいの。だから慌てて来なくても平気だって」

なぁ~んだ、じゃあいつもの通りゆっくり起きて来りゃ良かったんじゃん! でもまあ、せっかく早起きしたわけだし、久しぶりに隠し子ハナサクラを心ゆくまでグリグリしまくって時間をつぶすとするかね。


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隠し子1号のハナお嬢さま


てなわけで、ハナサクラの家に上がり込み、犬たちと遊びながらお茶を飲んでまったりしていたら、ふたたびケータイが鳴りだした。

「いまどこ? ばせ男くんの出番、次だって!」

おいおい(汗)

ハナサクラの家は、ほんとうに会場からすぐの場所なのだが、さすがに速攻で行っても間に合わなかった。何のために、アタシャ早起きしたんだか(滝汗)

でも、あこがれのバセット界の★、ばせ男くんに会えるだけでも管理人は本望だ。ばせ男くぅ~ん、会いたかったよぉ~!!!!

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どれが、ばせ男だよ!? 同じ顔した犬ばっかりで見分けがつかん!!!

ちなみに、ばせ男くんはこちら↓ 上の写真ではしっかり見切れてるし(汗)
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CDXに挑戦するお犬さまというのは、うちにいるフツーの犬どもとはちがってうしろから後光がさしているようなものすごぉ~いお犬さまなんじゃないかと、管理人は勝手に想像していたのだ。他の犬が周りにいても、姿勢を崩さず飼い主を一心に見つめるみたいな?

でも、こんな風に言ったら失礼かもしれないが、ばせ男くんは丸っきりフツーのバセットで、他に来ていた多くの「ばせ男応援隊」の皆さんと少なくとも行動ではまったく見分けがつかなかった。新顔のハナとサクラに興味津々で、ともかく挨拶しようと尻尾フリフリ近づいてくる。管理人のポケットに忍ばせてあったサクラのベイト用の餌に気づき、鼻をピクピク動かしながらもしかしたらもらえるんじゃないかと期待のまなざしでこちらを見上げる。

こういう状況で、ディーやカイがやるであろう行動そのままだ。もちろん、競技になればバシッと決めるであろうことは言うまでもないが、なんかこう、ふだんはフツーの犬そのものってところが、妙に嬉しくなってしまった。

なぁ~んだ、CDXに挑戦するようなスーパードッグだって、やっぱ犬は犬なんじゃん♪

犬にはしつけをして飼うのが当たり前。そんな常識もなぜかこの国ではなかなか一般人にまでは浸透しない。トレーニングなんて、警察犬や盲導犬などごく一部の特別の犬だけに必要なものと思いこんでいる人が多くいる。うちは小型犬だから、しつけなんて必要ないとはっきり言い切る飼い主もたくさんいる。しつけなんてするのは犬が可哀想と言う飼い主に会うたびに、管理人は思うのだ。犬のしつけとかトレーニングという言葉を何か勘違いしてるんじゃないかな?

犬にしつけをするのは可哀想と思っている人は、一度こういう競技会を覗いてみると良いと思う。楽しそうに、ほんとうに生き生きと競技をしている犬の姿を見れば、たぶん考えが変わると思う。一昔前の犬の訓練は、確かに力づくでも言うことを聞かせる軍隊式が主流だったが、いまは犬も飼い主も一緒に楽しめる楽しい訓練方法がたくさんある。

他にも昨日の競技会では色々楽しいことがあってまだまだ書ききれないので続きは明日……
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思いやりとコミュニケーション

毎年恒例展示会のおかげで、すっかり筋肉痛の管理人である。なぜ展示会のブースに座っているだけで筋肉痛になるかは定かではないが、おそらくあの「パンプス」という履き物がどうも身体に合わないのだろう。ビジネスの場とはいえ、なぜ展示会に健康サンダルで行ってはいけないのか、毎年管理人は不思議に思う。じっさい、今年初登場の会社のオジサンは、疲労のあまり3日目の午後にはすっかり瞳孔が開いてゾンビ顔になっていた。営業活動って命をかけてまでやるものなのだろうか? すっかり疲れた顔になっている周りのオジサンたちを見るたびに、管理人は不思議に思う。

そんなこんなで、ここ数日は家に帰り着くとお犬さまのお世話をするのがいっぱいっぱいで、あとはバタンキューでベッドに倒れ込んでいたためにいつもの立ち寄り先を覗いてみる時間すらなかったのだが、今日になってお友だちサイト画期的な記事が載っているのを見つけた。

うわぁ~こんなまじめなこと論じちゃって、きっとあの人、いまごろ蕁麻疹で全身カユカユになってるにちがいないわ。

今回、満月さんのところでは、個人保護の犬だけに限って(彼女の場合は団体からの委託で預かりもしているので、そういう犬の場合は団体側の譲渡条件が適用される)譲渡対象の間口を広げることにした。これで今まで譲渡条件を見ただけで「うちは無理」と諦めてしまっていた人たちが、もしかすると相談してみる価値はあるかも、と思ってくれれば幸いだ。むろん、中にはやっぱりダメだったという人も出てくるとは思うのだが、できればあまり落ち込まず、まっ、いいかと軽く考えてくれればいいな、と管理人は思っている。

犬の里親に立候補して断られるということを、まるで全人格を否定されたように嘆く人も多いのだが、たいていの場合は単に縁がなかったというそれだけのことだ。犬との相性、預かりさんとの相性、そういうものがしっくりいかなかっただけで「今回は残念ですが」ということになるケースがほとんどなのだ。だが、中には今のこの状況ではやっぱり犬を飼うべきではないというケースも存在する。にもかかわらず、とにかく犬が欲しいのだとペットショップやネット販売に走るのは、ちょっと待っていただきたい。

犬と暮らす方法なんて他にいくらだってあるのだ。たとえば今は犬を飼えるが、もしかすると来年はわからないというのなら、短期の預かりボランティアをやるという手もある。ほとんどの保護団体は常時預かりボランティア不足に泣いている。保健所から引き出しをしたくともとりあえずの預かり場所がないために見殺しにせざるをえないのが現実だ。犬の特性を見て、必要なトレーニングをして、新しい飼い主さんの元に送り出すにはある程度の経験や知識が必要になるが、そういうプロの預かりボランティアさんの手が空くまで、とりあえず犬を引きとって餌をやって散歩をして愛情を注ぐという中継地点としての役割だけなら、おそらくたいていの人ができることだろう。団体の規模によっては、預かりボランティアはほんとうに犬を預かるだけで、お届けや審査など里親探しに関わる業務はすべて他の担当者がやってくれるというケースもある。とくに年齢制限に引っかかる高齢者のかたには、こういう預かりボランティアとして活躍して欲しいな、と管理人はつくづく思うのだ。

譲渡する側が、譲渡条件を緩和してより多くの受け皿を作ろうとして動いていく場合、もちろんさまざまな弊害も起こる。より広範囲に対して里親募集をする以上、当然断られる人の数も増えていくわけだ。だから、断られた、ああもうダメだと嘆き悲しむ人や暴れて暴言を吐く人ばかりでは、結局保護団体側の譲渡条件はふたたび厳しくなるほうに行ってしまうだろう。譲渡条件を緩和すれば保護する側の負荷が大きくなる。もらってもらう場合と比べて、お断りの連絡というのは何倍も神経を使う手間がかかるものだからだ。

以前2ちゃんの保護団体バッシングスレッドに「里親になろうと応募したのに3日経っても返事が来なかった」と怒りの投稿をしていた人を見かけたが、正直管理人は何だかなぁ~と哀しい気分になってしまった。

確かにすぐに返事が来ないというのはイライラする状況かもしれないが、里親募集の広告を出した途端、多い犬だと日に数十件の問い合わせが入るのだ。それを読んで、返事を出すのはたいてい1人の預かりボランティアだ。仕事や家事などの通常業務をこなしながら、自分の犬や預かり犬の世話をして、その上すべての問いあわせにちゃんと受け答えをしなければならない。そのたいへんさを想像すれば1週間やそこら返事が遅れたからと言って文句を言うのはどうかと思う。問い合わせをするほうは1通のメールだが、返事をするほうは何十件も対応しなければならないのだ。

その上、問い合わせの内容が

「サイトで見ました。ポチくん、かわゆ~い(*^_^*) ポチくんが欲しいです。吠えますか?」

なんてメールがケータイから届いた日にゃぁ、マザーテレサ並に懐の深いボランティアだって、ざーけんな!と怒鳴りつけたくなるだろう。

じっさい、現実問題としてこういう問い合わせは多いのだ。これに3日以内に返事をしなかったといって、2ちゃんで悪口を言いふらされたんじゃ、たまったもんじゃないと管理人だって思う。

もちろん、真剣な気持ちで問いあわせしたほうにしてみれば(上のケースでも真剣かもしれないが、申し訳ないがこのメールが届いた時点で、たいていの人なら一般常識から外れた不適合者という判断を下すだろう)返事が来なければ色々良くない状況を想像して勝手に落ち込んだり悩んだりしてしまう。管理人はじっさい姫の里親募集に応募した経験があるからわかるが、最初に問い合わせをして返事が来るまでの数日間というのは、もうドキドキハラハラ、受験の合格通知を待つような気分になるものだ。もしかして、メールが届いていないんじゃないか? それとも何か書き方に不備があって怒ってるんだろうか? 不合格の場合は返事が来ないんじゃないか? 返事が遅いってことは、やっぱり良くない知らせにちがいない。

じっさいは何のことはない、忙しくてPCの前に座る暇もなかったみたいな話なのだが、内情を知らなければどんどん悪い想像ばかりが膨らむものだ。現代人はすぐにその場でお返事に慣れている。今や金を借りるんだってその日のうちに返事がもらえる世の中なのだ。だから、できれば譲渡する側もオートリプライ方式で、とりあえず「お問い合わせありがとうございました。たくさんのお問い合わせをいただいているため、現在順にお返事をさせていただいています。きちんとしたご連絡ができるまで数日から1週間程度お待ちください」てなメールをちょっと出しておけばよけいな心労を緩和する助けにはなる。

ともかく、譲渡条件を含めて保護活動なんていうものは、要は人と人とのコミュニケーションしだいで何とでもなるんじゃないかなと管理人は思うのだ。ただきちんとしたコミュニケーションをとるには時間がかかる。今はまだ、人手が足りないためにそのコミュニケーションをとる時間が満足にとれない。

うぅ~ん、悪循環だね。困った事態だ。でも、やはり少しでも良くしていかねばならぬと思うのだよ。それ以外のどうでもいいことに時間とエネルギーを使うのは無駄だしね。無駄はいかんよね、無駄は……

2004年度、全国で殺処分された犬の総数……173,032頭

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変わるべきは誰?

おそらく、今一番最初にしなくてはならないのは、賢い消費者を増やすことだ。A店とB店とC店を比べて、一番安いチワワを買おうというような勘違い飼い主を減らすことだ。チワワと書いて売っていたからそれがチワワだと思うのは大まちがいだ。チワワというのはチワワの骨格とチワワの体型とチワワの気質を持っているからチワワ。純血種の犬というのはそういうものだ。純血種それぞれのほんらいの性質と体型を持った犬を作るにはそれなりのコストと知識が必要なものだ。

あとは姫のようなリサイクル犬でもじゅうぶん飼えるのだということを、よりたくさんの人に知ってもらうことだ。ちなみに、管理人は保護された犬すべてが、すばらしく飼いやすい最高の犬たちばかりだと言うつもりはない。なかには問題行動が原因で捨てられた犬もいるし、そういうコであれば、むろんそれを直して飼わなくてはならなくなる。ただ、通常は犬の問題行動なんて飼い主との相互関係で起こってくるもので、たとえば吠え癖がひどい犬が、新しい家に行った途端ほとんど吠えないなんてケースはざらにある。

たとえば、犬に資格を取らせたり、作業犬として使うとなると、やはりその作業にむいたブリードの犬をきちんとした知識と技術のある人がパピーから育てた方が手っ取り早いだろう。だが、ふつうにペットとして飼うだけなら、3歳以上の成犬からでも(ちなみに3歳以下ならパピーから飼うのと何も違いがないと管理人は思っている)じゅうぶん飼える。いまはまだ成犬の躾なおしじたいが一般的ではないために情報が少ないのは事実だが、管理人のような素人でも時間をかければちゃんと困らない程度には教えることができるのだ。

成犬の躾なおしが可能だとわかっていれば、捨てられる犬の数も減っていくだろう。もう飼いきれない、と諦めてしまう飼い主の多くは「もう3歳だから治らない」と真剣に信じ込んでいる。だが、じっさいは3歳なんてまだまだ色々覚える楽しい時期だ。にもかかわらず、「犬のしつけは半年が勝負」みたいなことを真剣に信じている人が多すぎる。

犬を選ぶうえで、犬種の特徴をきちんと知っている人を増やすのも大切なことだと思う。たとえば、目の前に同じ条件のラブとダックスがいたとしたら、初心者飼い主に薦める場合、管理人は迷うことなくラブを選ぶ。だが、今のこの国ではほとんどの人がダックスを選ぶのだ。ラブとダックスを比べたら、ダックスのほうが小さくて飼いやすいと思う人が多いからだ。

そうやって成犬の受け皿をせっせと広げていきながら、保護動物を譲渡する側も少しずつ改革が必要になってくるだろう。現在の保護団体が「理想の里親さん」像として掲げているような条件の家は、残念ながらもはやこの国には存在しない。あったとしても、ほとんど新たなペットを受けいれる余裕がないのが現実だ。白馬に乗った王子さまは、すでに背中から頭の上まで他の犬猫が乗っているにもかかわらず、王子さまのお迎えを待っているだけでは助けられる命の数が減ってしまう。

たとえば譲渡条件を決めるなら、個体の性質や年齢、それまで飼われていた環境に合わせて決めるべきで、何でもかんでも一律に室内飼い、留守番なし、子どもなし、老人不可というのはやはり今後変えていかざるをえないだろう。ついでに言えば、なぜこの犬には室内飼いがふさわしいのか、なぜこの犬は子どものいる家庭はダメなのか、そういう説明をすることはやはり必要だと管理人は思う。室内飼い、プレミアフード、不妊去勢手術といったような「保護団体側の常識」は、この国ではまだ一般的な犬の飼い方とはちがうことは、やはり認識すべきだと思う。そういう常識を共有できる人たちの中だけで細々と保護活動をしたいのなら今のままでも問題はないだろうが、より広く一般の人に保護犬を飼ってもらおうと思うのなら、やはり保護団体側の歩みよりと説明責任は必要になってくるだろう。

もらいに来る方にも、もちろん問題はある。安易な気持ちで保護動物をもらいに来る人は今でも多い。保護団体が出すさまざまな条件を面倒くさいと敬遠する人もたくさんいる。むろん、なぜそういう条件がつくのか、納得のいく説明をしない保護団体のほうにも問題はあるが、単にペットショップと比べて、めんどうだから止めましょうというのは何か違うと管理人は思う。

問い合わせのメールを出して、お見合いをしに行って、自分の身分を明かして連絡先を開示して、そのうえ家に他人がやってきて、その後ももらった犬猫のようすを定期的に報告する。確かに今の時代、こんなにめんどうなことをなぜしなければならない、と多くの人は思うだろう。もっと手軽に、安易に動物を手に入れる方法などいくらでもあるのだから。

だが、このそれぞれのステップに、なぜそうしなければならないかというちゃんとした理由があるのだ。ところがこれもまた「保護団体側の常識」で内部の人間は、その理由を説明すべきだという発想すら浮かばない。結局ここでも説明がたりないために、多くの誤解を生んでしまう。

今の時代、ペットショップやネット経由で、金を出せば確かに後腐れなくペットが手に入る場所はいくらだってある。だが、後腐れがないということは、逆を返せば頼る人もいないということだ。たとえば、犬が脱走してしまったとしよう。そんな時、近所に散歩友だちがたくさんいれば、おそらくみんな親身になって一緒に探してくれるだろう。どうように、良心的な保護団体であれば、そこのネットワークを使って必死に捜索活動を手助けしてくれる。たとえばやむを得ない事情があって、どうしても飼えなくなったとしよう。そういうとき助けてくれる可能性があるのは、周りの犬友だし、もし保護団体から来たコであれば、そのコを譲ってくれた保護活動家のネットワークが助けになる。ペットを飼えなくなりました、といって当座の預かり先を探してくれるペットショップはあまりないと管理人は思う。とりあえず犬を引きとって、新しい飼い主を探してくれるネットショップはあるのだろうか?

むろん煩わしいこともあるだろうが、人との関係をつなぐことでメリットもたくさんあるのだ。第一ちょっとした人間関係の煩わしさで参っていて、言葉も喋れない動物とその先十数年巧く暮らしていけるのか正直管理人は疑問に思う。煩わしくない、後腐れがない、手軽で簡単であることがほんとうに良いことなのか、少なくともペットを飼う(買う)という点に関して言えば違うのではないかと管理人は思うのだ。

この国で飼われている犬の多くは社会性に問題を抱えている。他の犬と挨拶ができない。一緒に遊ぶことができない。他の犬とすれちがうたびに吠えて大騒ぎなんて犬はざらにいる。最近管理人は、おもしろいことにこの国は人間も社会化期に失敗した奴が多くいるな、とつくづく思う。とりあえず誰とでも仲良く、穏やかに巧くやっていくというおとなとしての最低限のルールを平気で踏み外すおとなが、自分も含めてけっこういるなとつくづく感じてしまうのだ。

犬はもともと社会性のある、群で生きるのに適した動物だ。そういう犬と暮らしていると、人も自然に社会の群のなかで生きていかざるを得なくなる。群にはむろんメリットもデメリットもある。だが、犬はしょせん群がなくては生きていけない。

じゃあ人間はどうなんだろうか?

物事を白黒善悪でわけるのは、単純でわかりやすい図式ではあるが、少なくとも今の歪んだペットブームに関しては、そんなに単純なことで「はいOK」になるレベルはもうとっくに過ぎてしまっていると管理人は思う。そして結局のところ、今のこの状態を何とかできるのは人間だけなのだ。犬猫を量産するのも、それを買うのも、捨てるのも、拾うのも、新しい飼い主を探すのも、もらうのも、結局は人間。

だから人間が何とかしなきゃいけないんじゃないかな。春の陽気にぼーっとしながら、管理人はそんなことを徒然に思っているのだ。
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リサイクル奨励

ふと思ったことを徒然なるままに……

あっ、ちなみにうちの奴らはおかげさまで元気です。雨なんでちょっとしょぼくれてはおりますが。

で、ふと管理人が思ったことなんだが……

今の日本はまちがいなくペットブームだ。猫も杓子もとにかくやたら犬猫その他色んなペットを飼っている。ここ数年、ペットの可の集合住宅もどんどん増えてきて、朝夕の公園に行けば、まるでドッグショーみたいにさまざまな犬種の犬がいる。

一方で、捨てられる動物もあとを絶たない。わたしたちの貴重な税金を使って行政がせっせと動物を殺している。かたや、人気種が店頭に並ぶために毎年増産されている。増産体制のために、狭い場所に閉じこめられて毎年ヒートのたびに出産させられ身体がボロボロになる動物がいる。そしてそんな子犬を大喜びで買っていく人たちがいる。

いちおう管理人は愛犬家だし、そういう意味で「こんなのはいけない!」と叫ぶこともできるのだが、敢えてふつうの人の感覚で考えてみよう。

今や時代の主流はエコである。ゴミを出さない、リサイクルがトレンドだ。にもかかわらず、大量生産、大量廃棄がまかり通る日本のペットブームはやはり変だと思うのだ。いまどき、冷蔵庫だって建設資材だってリサイクル法の対象になるのだ。にもかかわらず、ペット業界だけが売ったらそれっきりであとは知らんぷりが許されるのは、やっぱり変だと管理人は思う。

むろん、消費者のほうにも問題はある。きちんと勉強もせずに可愛いからと子猫、子犬に飛びつくのはどうかと思う。手軽に、簡単に欲しいものが手に入るからと安価なペットショップやネット販売で犬猫を手に入れる人間が多すぎる。動物を飼うことがどれほどたいへんなことか、その責任や辛さを知らない人が多すぎる。

おしゃれなドッグカフェでお茶を飲むのも、ペット連れでステキなホテルに泊まって旅行するのも、犬を飼う生活の1/10に満たない短い時間だ。あとの残りは、うんちを拾い、シッコの始末をし、病気になったといえば気の遠くなるような金額を払って医者に連れて行き、家を破壊され、庭に穴を掘られ、吠え声がうるさくないかと隣近所に気を使い、そのあげく最後は一緒に暮らしていた大切な家族を涙ながらに見送らねばならない。動物を飼うということは、ほんとうに好きじゃなきゃやってられないほどたいへんなことなのだ。だが、上っ面だけで「可愛いぃ~」とペットとの暮らしをはじめたがる人があまりにも多すぎる。

で、やっぱりたいへんだから飼いきれないとそういう動物を人は保健所(愛護センター)に引き渡す。

幸い、この国には個人でそんな動物たちを救って新しい飼い主に届ける活動をしている人がいる。だが、彼らはまだまだ巨大なペット産業の中で点にも満たない小さな存在だ。犬猫の里親募集という活動があることじたい、知らない人が多すぎる。知っていても、譲渡される犬猫をもらいに行ってくれない人もたくさんいる。中には素っ頓狂な愛護活動家も多くいて、そういう人にたまたま当たってしまうと、動物の保護活動じたいを否定する人も出てきてしまう。

困った状況だと、管理人は思うのだ。犬や猫やウサギやフェレットや、余ってしまったペット動物が山ほどいるのに、それをリサイクルする手段がない国というのは困りものだ。

ペットショップとひとくくりにするとじつは困った状況になる。ネットショップは別として(管理人は会いもせずに犬猫を買うのにはぜったい反対だ)ペットショップの中にもじつはピンからキリまで色々ある。管理人がともかく廃業して欲しいのは、ガラスケースの中に赤ちゃん犬をポツンと座らせ、ともかく3ヶ月以内に売ってしまおうという類の量販店型ペットショップだ。たとえば、管理人が知っている店の中には、子犬たちがごく自然にサークルの中で遊んでいるような店もある。むろんそういう店にいるコたちは、量販店型の店のコよりずっと月齢がいっている。だが、他の犬とふつうにふれあっても伝染病の心配がないような免疫力の強い個体を売っているということは、それだけ健康で安心な犬たちを仕入れているということだ。病気の心配もない、社会化もさせられる、そういう環境の元で育った子犬はやはり大きくなっても問題が少なく飼いやすい。つまり捨てられる確率が低いコたちなのだ。

同じように保護団体や動物愛護の活動家にも色々なパターンがある。ほんとうに犬猫のためを思って一生懸命地道にやっている人たちもたくさんいるが、同時に安易な気持ちでそういう活動に手を出して、妙なことをやっている人も多くいる。

そういう両極端なあれこれを見るにつけ、管理人は深いため息が出てしまうのだ。何とかならないのかね、この状況?

つづきは明日……
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自分に合った訓練方法

ちょっと前の話になるが、選抜高校野球のニュースを見ていたら、おもしろいコメントが聞こえてきた。今回決勝まで勝ち残った静岡の常葉菊川と岐阜の大垣日大のいずれの監督も、昔ながらの怖い鬼監督ではなく、いつもニコニコのじつに優しい監督だったというのだ。つまり学生スポーツの世界でも、いまや陽性強化が花盛りってわけだ。

おもしろいね、この現象。

犬のしつけでも、とくにペットのしつけに関して言えば、最近では陽性強化が完全に主流となっている。おもちゃやおやつなどのベイト(ご褒美)を使って犬が自ら頑張ろう、やったるぜと思う気持ちを奮い立たせるのが陽性強化の本分だ。だから、ノウハウを知らないと最初はとても時間がかかる。単におやつを食い逃げされたり、思うように犬が動いてくれなくてとてもイライラする瞬間がある。だが時間をかけてやると、良い行動の定着率は強制的にやらせるのに比べて格段に良いことがわかってくる。○○してはいけない、と教えるより、やって欲しくない○○ができないように代わりに自ら××させるほうが、いったんその行動が定着すると失敗のしようがないからだ。

ツチノコ兄弟を我が家に迎え入れた8年前、管理人もご多分漏れず躾本などを買いこんでせっせと犬のトレーニングについて学んでいた。そこには「おやつなどを使って褒めて犬をしつけましょう」と書いてあったので、むろん管理人は律儀におやつを片手にオスワリ、マテ、ツケとせっせとお稽古に励んだのである。問題は管理人の買った躾本には、おやつを使ってコマンドにとりあえず従わせる方法は書いてあっても、おやつがないときにもやっぱり飼い主の言うとおり行動させる方法が具体的に書いてなかったという点だ。おかげで、ツチノコ兄弟はおやつのグレードが良いときは名犬ラッシー並の天才犬、おやつがなければただの馬鹿犬という典型的なフツーの犬に成長した。

陽性強化って何だろう? 単に褒めるだけじゃないんじゃないか? そんな根本的なことを真剣に考えはじめたのは姫がうちに来てからだ。姫は、たとえば首にジャークを入れるなどの強制訓練を本気でとことん拒否したからだ。

座らなければ腰を押して(大きい犬だと人が乗ることもある)無理矢理にでも座らせる。首に思いっきりジャークを入れて強引に座らせるなどというのは、一昔前の犬の訓練では当たり前のことだった。だが、姫の場合はこういうやりかたをまったく受けいれなかった。強制すればするほど、意地になってやらない。その強情さは、さすがの管理人も舌を巻くほどのすごさだったのだ。

ちなみに褒めて座らせる方法がわかった今でも、ついつい昔の癖でジャークを入れてしまったりしたら、とたんに姫はムッとしてオスワリ拒否症を発症する。怖い声で命令しようが、怒鳴ろうが、姫は微動だにしないのだ。もしかすると、前の飼い主の元でさんざんこれをやられてうんざりしているのかも知れないが、とにかく強制的にスワレと言われて座るなんてことは、ぜったいにやらないと心に決めているらしいのだ。

その代わり、次の瞬間管理人がにっこり微笑んで「じゃあ、姫ちゃん座ってみようか? はい、Sit」というと満足げにその場にちゃんとオスワリをする。2年半のつきあいで、姫はこういう奴だとわかっていてもその変貌ぶりには毎回管理人も驚かされる。

「そうそう、そういう風にちゃんと頼めばいいわけよ。何だったら、フセもしちゃう?」

姫みたいに筋金入りの強制訓練拒否犬は、まあそんじょそこらにいるわけではないが、管理人は姫と出会ったことで、陽性強化とは何なのか昔よりはほんの少しちゃんと理解できたような気がする。本にこう書いてあったからこの方法でできるはずだと思うのではなく、姫のふだんの行動パターンや嗜好を考慮して、書いてある内容を自分なりに味付けしてうち流の教え方というのを開発できる力がついたような気がするのだ。

陽性強化という訓練法は、正直いって難しい。上っ面だけ真似して、ただおやつをやって褒める一辺倒でやってしまうと単に甘やかされたわがまま犬ができてしまう。かと言って怒鳴って叩いてという訓練法だと一時的に問題行動の矯正はできても、なかなか根本的な解決には至らない。とくに管理人のような見よう見まねの素人にとっては、きちんとできるようになるまでに何年かかるんだろうとつくづく思う。まっ、管理人のような凡人には、ともかく地道に毎日お稽古していくしかないんだがね。

強制訓練と陽性強化、どっちが優れた訓練方法だとは一概には言えないが、管理人と姫に関して言えば、これがやっぱり一番だったと今は思う。そのことに気づくまでじつに長い時間を要してしまったのだがね。

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食の安全

先日姫さんがブログで取りあげていたのだが、アイムス、ユカヌバ、ニュートロなどの日本でも有名なプレミアムフードを受託生産している提携製造工場で問題のフード(缶詰、レトルトパックなどのウェットフード)を食べた犬猫に腎障害が起こるという騒ぎがあって、飼い主のあいだで波紋が広がった。けっきょく原料に使われた中国産の小麦グルテンに殺鼠剤が混ざっていたとかで、その後も、同じ原料を輸入して使っていた犬用おやつのメーカーがリコールを発表し、アメリカでは飼い主が集団訴訟を起こすほどの騒ぎになっている。

当初(3/18)CNNなどでニュースが配信されたときには、動物に対する無差別テロか!?とも思うような仰々しい見出しが踊り、日本でも多くのサイトでパニック状態になった飼い主さんが大騒ぎをしていた。多くが愛用するペットフードのブランドが出てきて、なおかつ日本の総代理店がきちんとした対応をとらなかったこともあって、正式の販売ルートだけに限って言えば、対象製品は米国内のみで販売されているもので、よっぽど運が悪くなければ日本でこの製品に当たることはないのだが、にもかかわらずあちらこちらのペットコミュニティーでこの世の終わりのようなパニックが広がっていった。

管理人にしてみれば、たかが犬の食べ物に日本で言うところの厚生労働省であるFDAが関与してくるアメリカはすごくない? という気分だし、いち早く予防措置的リコールを発表したペットフード会社の対応は十分すぎるほど良心的だと思うのだが、「やっぱりペットフードは信用できない!」「一部でこういう事故が起こるのなら、他の製品も疑ってみたほうがいい!」「やっぱり手作り食じゃないとダメ!!」てな議論が巻き起こっているのを目にすると、何だかなぁ~と思うのだ。

いや、別に管理人は手作り食が悪いといっているわけではないのだよ。ただね、ペットの手作り食というのは経済的にも時間的にも余裕がある人しかできないことであって、あまり一般的な犬猫の飼い方ではないと思うのだ。ただ単に人間の食事を作るのと一緒のものを別の鍋で煮ればいいというだけなら誰でもできるが、犬猫に必要な栄養のバランスというのは人間のそれとはちがってくる。だから、彼らに必要な栄養素をすべて取り込んできちんとした食事を手作りで与えようとしたら、そうとうの勉強が必要だし、手間もお金もかかるのだ。ゆえに、たいていの獣医さんは手作り食に否定的だ。それが悪いといっているのではなく、じっさいきちんとできてる人があまりにも少ないからなのだ。

じっさい、うちではドライフードを切らした一時期泣く泣く手作り食にしていたことがある。で、うちのデカ犬たちに必要なタンパク質を肉や魚だけでとらせようとしたならば、週に数キロの肉を買ってこなくてはならないのだ。これはドッグフードに比べるとそうとうの出費だった。どんなに安い肉を買ったとしても、プレミアフードの1月分の金が1週間で吹っ飛ぶのだ。おまけに作るのにも手間がかかる、大量の肉と野菜を切り刻み、そのうえ油だ酢だごまだと身体に必要な良いといわれるものを混ぜ混ぜして、野菜も煮た方がいいものと生で与えたほうがいいものとわけて調理しとなると人の食事より手間がかかる。

けっきょく我が家では1週間ちょっとで「もう止めた、やってられん!」ということになったのだが、そのとき身に染みてドッグフードのありがたさを感じたのだ。

手作り食推進派の皆さんは、ドッグフードは何が入っているかわからないから不安だといっている。たしかにそれはそうなのだが、管理人のような一般人は手作り食にしてみたところで、素材からすべて吟味して作るほどの金も時間も持ちあわせていない。けっきょくは輸入品の安い肉を使い、そのとき安価に売られている野菜を買って混ぜて煮るだけなら、添加物の入っていない評判のよいプレミアフードでもさしたるちがいはないと思うのだ。だから、手作り食をちゃんと作れる人たちは、勝手にやってもらえばいいのだが(管理人は他人が自分のペットに何を喰わせようがどうだっていい)この先手作り食を作れない人間は犬を飼うべきではないなんていう方向に行ってしまったら、ただでさえ行き場がなくなって困っている多くの犬たちにどうやって飼い主を見つけりゃいんだと暗い気持ちになってしまう。

で、それはともかく今回の妙なパニックの一因は、日本におけるペットフードの輸入元というか総代理店がきちんとしたアクションを即座にとらなかったせいだろう。たしかに必要な情報はすべてサイト上に出そろってはいたが、いかんせんすべてが英語であって、読んでもちんぷんかんぷんという人たちにとってはけっきょく不安を煽ることにしかならなかった。

日本でもメジャーなフード会社のなかでは、サイエンスダイエットのヒルズ社だけが、いち早くニュースが出た翌日にサイト上に安全宣言を出していたし、ニュートロの正規代理店でも同じような記事を上げていたが、アイムスなどの他社のサイトを見てもこれに関する記事は数日経っても上がってこなかった。今回リコール対象になった製品は、正規ルートでは輸入販売していないから知らぬ存ぜぬを決め込んでもかまわないと思ったのかもしれないが、やはり企業姿勢としては首を傾げたくなるのが本音のところだ。

いずれにせよ、評判のいいプレミアフードと呼ばれるペットフードは、決してベストではないかもしれないが、妥当な値段でペットの健康維持に必要な栄養素をしっかりとることができる経済的で良心的なよい製品だと管理人は思っている。たとえばスーパーで売っているようなものすごく安いフードに比べればむろん値段は数倍高いが、その分さまざまなメリットがあるものだ。とくに子犬の成長期によいフードを食べさせて将来医者いらずのきちんとした身体を作っておくことは、長い目で見るとジャンクフードを食べさせるよりずっと経済的なのだ。

だから管理人のような考え方の飼い主にとってはプレミアフードはなくてはならない。だから管理人は、こういう騒ぎが起こって風評被害でプレミアフードの市場が立ちゆかなくなったら困るなと心底憂いているのである。

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犬飼い殺人事件

忙しくてコストコに仕入れに行く暇がなく、仕方がないのでいつもの通販で犬のドライフードを購入した。どうせ送料がかかるので、ついでにあれこれおやつなども仕入れたのだが、そのなかに冗談みたいに大きなプレスガムが混じっていた。

いやね、30cmのジャンボサイズって書いてあったのは見たのだが、まさかここまでデカイとは、管理人も想像していなかったのだよ。

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長さはほんとうに30cm以上あった。おまけに圧縮されているので重さもそうとうのものになる。

これ、立派な武器になるかも……

てなことを考えていたら、新たな推理小説のプロットを思いついた。名づけて「犬飼い殺人事件」被害者の死因は、鈍器のようなもので殴られた傷だ。だが凶器はどこを探しても見つからない。密室で殺された被害者と、そばには大型犬が1頭。

以前、氷を凶器に使った殺人事件という小説を読んだことがある。とがった氷で刺したあと、部屋の温度を上げておけば、氷が溶けて凶器はきれいに消えてしまう。プレスガムで殴っても、あとは犬が食べてしまうからこりゃ完全犯罪だね。いいね、このプロット。だれかこれで推理小説を書いてくれないだろうか? お礼に犬のおやつを送ってくれればアイデア提供しちゃうけど……

なんて、くだらないことを考えているのはもちろんいつもの現実逃避だ。あぁ~仕事しなきゃね。がんばれ、管理人。

それにしても、このガム……セール品で安かったから6本も買っちゃったんだが……ぜんぶ食べ終わる日が来るのだろうか?
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結婚願望

結婚したい!……と唐突に思う瞬間がある。

いや、別に目の前を白馬に乗った王子さまが通過して、巧くその捕獲に成功したというわけではむろんないのだが。ただね、独身であるということは色々社会的に問題があるわけですわ。何というか、いい歳して独り者っていうのは、やはりこう世間一般の基準から見るとはみ出しものといいますか、今はそれほど珍しくはないのだが、やはりある一定の年齢層の人に言わせると立派なおとなじゃない風に言われるわけだ。

まっ、別に管理人は世間に何と言われようがあまり気にしてはいないんだがね。やれ子どもの教育費だ家のローンだと騒いでいる友人たちを見回すと、良かった、しがらみのないわたしって世界一の幸せ者とか思ったりもするのだが……

この↑無責任さがおとなになりきれない証拠だっていう議論は置いといて、ともかく「つがい」でないことじたい管理人としてはとくに困った状況でもないのだが、ふと「いくつまで犬と暮らせるか?」と考えたとき言い知れない恐怖に襲われるのである。

中高年の自営業、しかも独身!

ぜったいにペットなんか飼っちゃいけない人間だよな、自分。こんな奴に犬くれる人、ぜったいにいないよなぁ~しかたない、次はペットショップに買いに行くか……でもペットショップで売っているのは子犬ばかりだし、それだとますます危険が危ないよなぁ~(-。-) ぼそっ

ちなみに管理人の理想の死に方は、飼っている犬猫すべてを無事見送り、派手に葬式(犬猫の葬式ね)を済ませた翌日にぽっくり逝くことなのだ。めんどうを見なければならない奴らが生きているうちは、おちおち死ぬわけにもいかない。だが人間いつ寿命がくるかわからないわけで、それを考えると怖くてペットなんてとても飼えない状況になるわけだ。

管理人の周りでも同じようなことを言っている人はたくさんいる。たいていが、自分が死んだら全財産を犬猫に遺していくような世間の基準から見るとちょっとばかし「頭のたがが外れている」類の飼い主ばかりだ。そういう人は、最後までめんどうを見られない以上、やっぱりペットは飼うべきではないとある一定の年齢になると犬猫を飼うのを諦めるようになる。

それは確かに正論だが、一方で住む家を失って処分されていく犬猫や、飼い主が見つからずにずっと縁がつながるのを待っている犬猫もたくさんいる。たとえ短いあいだでも、そういう動物たちを飼ってやれるのなら、それはそれでいいのかも、と無責任に考えてしまう瞬間もじつはある。

中には自分が逝ってしまったあと、ペットがどうなるかまるで考えずに犬猫と暮らしはじめる人もいる。じっさい、最近よく散歩の途中で見かけるのは、明らかに定年退職した直後といった風の老夫婦がやんちゃなパピーを連れて歩いている姿なのだ。そういう姿を見ていると、やっぱり管理人は心配になるのだ。大丈夫かな? ちゃんと最後までめんどう見られるのかな?

この歳になって今さら結婚する気もないし(確かにつがいであるほうが犬猫の里親にはなりやすいのだが)第一犬猫より手がかかる夫を持つのはやはりめんどうなのだが(おそらくしつけも入れにくいし、餌もドライフードだけじゃ済まんだろうし)、それはともかく、いくつまで犬猫と暮らせるか、これはとにかく管理人にとって非常に重要な問題なのだ。

将来、カイや姫を無事見送ったら、そこで打ち止めにするのかな? 近所の公園に出かけていって、他人様の犬に熱い視線を投げかける怪しいおばちゃんになるのだろうか? それとも掟破りのネット販売でやっぱり犬を買っちゃうのかな?

もしかすると、自分に万が一のことがあったときは責任もって後を見てくれる団体に所属して預かりボランティア一本でやっていくことになるかもしれない。たぶんこのコなら大丈夫だろうという年齢の老犬老猫を飼うかもしれない。またはセラピードッグつきの老人ホームに入って、そこの犬を我が物顔で私物化する嫌な婆さんになるかもしれない。

そのときになってみないと、どうするかはわからないが、猫はともかくもしまた犬を飼うのならぜったいこうしようと決めていることが一つある。

こんど犬を飼うときは、万が一飼い主が変わってもやっていける犬を育てなければいけない。きちんと最低限のしつけは入れて、誰に対してもフレンドリーで、できれば他の犬とも仲良くやっていける犬にしておかねばならない。

ただでさえ成犬というのは、なかなかもらってくれる人がいないのだ。そのうえしつけもできていない、人になかなか慣れない、多頭飼い不可ときたら十中八九新しい飼い主は見つからない。きちんと誰にでも飼える犬にしておくことは、自分に何かあったとき愛犬の命を守るための最大の防御だと管理人は思っている。こんな理想的な犬に仕上げるのは、技術も知識もない管理人にはとてつもなく難しいことなのだが、それでも次にまた新しい犬を迎えるときは、やはりやらなくてはならない最低限の責任だと思っている。

それとなるべくたくさん犬友を作っておくことだ。何十人も犬友がいれば、ひとりかふたりはとりあえず新しい飼い主が見つかるまで犬を手元に置いてくれるだろう。他力本願だが、やはり自分に何かあったら?と考えると、自分の葬式に当たり前のように車にケージを積んで来てくれるような友人がいるに越したことはないとつくづく思う。

たぶんこの先何年か立派に犬を飼えるのに、それでも諦めてしまう飼い主さんたち。家がないからという理由だけであっさり殺されていく犬たち。やっぱり子犬じゃないとダメと信じて大量生産された子犬を買いに行く人たち。そういう子犬を製造するために、小さなケージに閉じこめられて一生を終える繁殖犬たち。

何だかどうしようもなく矛盾を感じる状況だ。「犬は天下の周りもの」というのは管理人の口癖だが、じっさいそういう時代になればいいなとつくづく思うのだ。むろんペットを飼う以上、どんなことがあっても最後までめんどうを見るのが筋だが、飼い主に万が一のことがあったときは動物たちも救えるようなセーフティーネットがある社会が理想的だ。

それにしても、管理人はいくつまで犬猫と暮らしていけるのかな? 毛むくじゃらの家族がいない人生なんて寂しすぎて考えるのも嫌だな。

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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

バトル!

カイと姫が珍しくマジ喧嘩をした。

ガオガオ、ギャフギャフ、グワグワ、ガウガウ~!!!!!!

争いの種は、昨日管理人がお出かけする際にコングに詰めて置いていったレバーだった。どうやら不器用なカイがうまくレバーを取り出せず、姫に盗られまいとスチール本棚の下に隠しておいたものらしい。夜中に何度も姫が本棚の下をガリガリやっていて、何をそんなに熱心に取り出そうとしているのかと管理人は不思議に思っていたのだ。

朝になって、朝食を食べずに本棚の下にばかり気がいっているカイを見て、管理人はカイにこう言いきかせたのだ。

「朝ご飯をちゃんと食べたら、管理人がとってやる。何があんのか知らんが、それをとって欲しかったら、朝ご飯をちゃんと食べること!」

もちろん、賢いカイちゃんはこの程度のことはちゃんと理解できるのだ。だから横目で本棚の下を確認しつつ、渋々ご飯を食べ出した。ちゃんと食餌を平らげたので、むろん管理人は約束どおり床に這いつくばって本棚の下の奥の方に入ってしまっていたコングを無事救出した。中にはまだたんまりとレバーが詰まっていた。

なるほどね。これだけレバーが入っていれば、2頭が目の色を変えて騒ぐのも当たり前だわな。

約束どおりカイにコングを渡して、管理人は自分の朝食に戻ったのだが、しばらくするとソファのほうから最初に書いたような野生の雄叫びが聞こえてきたのだ。

バトルだぜ!

レバーが絡むと、友情とか群の仲間とか同類愛なんて美しい言葉はきれいさっぱり忘れ去られる。何が何でもあの旨そうなレバーを敵から奪うことだけに全神経を集中させた犬たちがそこにいた。

やめぇぇぇぇい!!!!!

管理人の怒号が鳴り響いたのはむろん言うまでもないだろう。我が家は管理人がしきる平和国家である。たとえ貴重なレバーを巡る争いであっても仲間の犬に牙をむくことは絶対に許されない。

管理人が止めに入った時には、すでにコングは姫の口に陥ちていたのだが(声だけは立派だが、あいかわらずカイは喧嘩に弱い)、とうぜんのことながら姫はせっかく奪いとったコングを管理人の取りあげられた。力ずくで他犬のものを奪ったときは、それは自分のものにはなりません。これが管理人の決めた犬猫屋敷のルールなのだ。

不満そうな姫を放っておいて、カイだけ廊下に出してコングの中身を出してやった。ただでこんな良いもんやるのも何なんで、いちおう簡単な訓練の真似事ぐらいはやってみた。

いやはや……毎度のことながら、大好きなレバーを前にちらつかせるとアンタってほんとうに何だってやっちゃうわけね。その微動だにしないフセ、マテの姿勢ってどうよ? 座って、はい、ハイファイブ……Good Boy! やればちゃんとできんじゃないのさ。ふだんのあのだらけ方はいったい何なのさ!?

残りをほんの少しだけ姫にもやった。もちろんお得意のフセを披露させたことは言うまでもないだろう。

バトルといってもその瞬間がすぎればまた平和が戻るのが犬の社会の良いところだ。紛争の種が消えてしまえば、また平和な群の生活が戻ってくる。仲良くベッドに横になって寝息を立てている犬たちを見ながら、人間もこれくらいシンプルでピュアな動物ならば世界はもっと平和になるのにとため息をつく管理人である。

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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

犬とは関係ない話……だが

最近仕事がらみである本を読んだ。

内容は、世界中の紛争地帯についての本だったのだが、とくにアフリカの子ども兵士の話に関しては、腹が立つとか可哀想を通り越して、何だかやりきれない気分になった。



ニュースではほとんど報じられないが、平和ボケした日本の周りでは今日も世界のどこかで常に紛争が起きている。60年間も戦争に巻き込まれず生きてきた日本人には想像もつかないことかもしれないが、アフリカや中東や中南米やアジアの国々には、生まれてから一度も平和な時代を知らずに育った人間がざらにいる。というより、日本のように戦争を身近に感じずに半世紀以上も暮らしていける国じたいが、この世の中では希少価値なのだ。

ゆとり教育は大失敗で日本人の学力低下が著しいと騒いでいるが、台形の面積が計算できないくらい何なんじゃいと管理人は思うのだ。世界には台形の面積どころか、足し算が何かも知らない子どもはざらにいる。英語の苦手を克服しようと小学校から英語の授業を採りいれるなんて話を聞くとフンと鼻を鳴らしたい気分になる。英語がぺらぺら喋れるどころか、母国語の読み書きすら知らない子どもが世界には何億人も存在する。先進国の子どもたちが、コンピューターゲームで疑似体験していることを、本物の銃を持って実践している子どもが山ほどいる。これって何か変だと管理人は思うのだ。

いまや先進国日本では、犬猫にだって毎年ワクチン接種を受けさせるのはごくごく当たり前のことになりつつある。だが世界には貧困のせいでワクチン接種が受けられずそのせいで死ぬ人間が6000人もいるのだ。たとえ病気に罹らなくても、食べるものもなく、教育も受けられず、おとなになっても仕事もなく、そんな人生を歩む人間が世界にはたくさんいるという事実がやっぱり変だと思うのだ。

東京でオリンピックなんかやる必要ないな。唐突だが、管理人はつくづくそう思った。東京どころか、欧米諸国でもとにかくいわゆる先進国でそんな金のかかるイベントは今後50年はやる必要ない。その分オリンピックもワールドカップも万博もこういう貧しい国で開催して、そのためのインフラ整備をして、地元に金を落として、人々に仕事と収入の機会を与えるようにすればいい。別にご大層な競技場を作る必要もないだろう。アフリカでやるなら、サバンナで地面に座りこんで競技を見ればいいことだ。2階席3階席がないならば、木に登って観戦すればいいだろう。中東でやるなら、パラソルをさして広大な砂漠をフィールド代わりに競技会をやるのも乙なものだ。みんながみんな、先進国なみに近代化する必要はないはずだ。ただ清潔な水や医療体制とか、最低限の教育とかそういうところだけのインフラ整備の機会を作ればいいと思う。

自信を失った日本人が、愛国心を持てるよう景気づけにオリンピックを開催しようなんて理論はまったくもってお笑いぐさだ。オリンピックのお祭り騒ぎで盛り上がる程度の薄っぺらい愛国心など持っていてもたいした役には立たないだろう。そんなことに金を使うなら、発展途上国にワクチンを送って、学校設備や水道設備を整えるような支援活動に金を回した方がよっぽど世のため人のためだ。高等教育を受けられない国の子どもたちのために、日本の大学の門戸を開いてやった方が長い目で見ればよっぽど人類の発展のためになる。何も世界に目を向けなくても、国内にだって支援を必要としている人は山ほどいる。どうせ金を使うのなら、わけのわからない政治家の領収書なしの膨大な水道光熱費に使うのではなく、そういうところに使えばいいのだ。

「衣食足りて礼節を知る」を知るとはまさに言い得て妙な言葉だと思う。最低限の暮らしもできないような貧困の中では人の心もすさんでいく。そういう地域ではどうしても紛争が絶えないのだ。仕事がないために、食べ物を得るために銃を手にとる人間が増えれば、当然そこに紛争が起こる。ここでいう貧困とは、ほんとうの意味での生きるか死ぬかの貧困だ。最新型のワンセグケータイが買えないから自分は不幸だというのとはレベルがまったくちがうのだ。

かといって、別に自分が何かできるわけではないのだが、せめて皆さん明日は散歩の途中で投票ぐらいは行きましょうね。せっかく50年以上平和な時代が続いているのだから、この国が妙な方向に突っ走っていかないように、変なことをやってる政治家にははっきり「NO!」と言っておきましょ。

当たり前に持っているはずの選挙権だって、歴史をひもとけば日本に今の選挙制度が導入されたのは第二次大戦以降のことなわけで、じつは全員に選挙権があることじたい、ごく最近手にした権利なわけだ。紛争に巻き込まれた国の人間は、自分の手で国の行く末を決めることすらできないわけで、そういう方向に走って行っちゃうと、あとで取り返しがつかないことになる。

政治家も犬もそういうところは一緒だしね。ダメなことはその場で「NO!」って叱っておかないとね。まあいいやで済ませると、あとになって悪癖を直すのは、ほんとに、マジでたいへんだからさ(←ダメ飼い主の実体験)。
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テーマ : 日記
ジャンル : ペット

レインコート

先日、犬友のワハ母(現在の寄生先はこちら)から非常にええもんが送られてきた。

安さに引かれて衝動買いしたものの、ハンナにはちょっとばかし大きすぎて着られなかったレインコートをお下がりで頂戴したのである。

当初、寸法を聞いたところ姫にも大きすぎるサイズだった。ふつうならここで「姫にもちょっと大きすぎると思うから、お気持ちだけいただいておきます」って辞退するのがふつうだろうが、もしかするとそのサイズならカイでも着れるかもと「ちょうだい、ちょうだい!」とねだるところが、管理人の貧乏くさいところである。

ちなみにこのレインコートの着丈は70cm、カイの着丈は68cmである。

で、ものが届いてみて初めてわかったのだが(あいかわらず人の話を聞かない管理人)問題のブツは両脚までカバーできるワンピースタイプのレインコートだった。70cmのワンピースタイプの犬服を68cmの犬に着せるのは、どう考えても物理的に無理がある。

前脚は、着れたんだがね……

前脚だけレインコート着てもね(汗)

というわけで、けっきょくこのレインコートは姫に着せることに決定した。サイズとしては大きめと思ったが、じっさい着せて見たところ……

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あつらえたみたいに、ぴったりじゃん♪


ちなみにワンピース型の犬服というのはけっこう着せるのがたいへんだ。服が嫌いというコだと、押さえつけて前脚と首を入れることはなんとかできるものの、後ろ脚までとなると大騒ぎになる。だが、なぜか姫さんは服を着るのに抵抗がないようだ。むろん、いつものごとく姫の大好きなおやつを前にちらつかせて、「これを着たら美味しいおやつがもらえるよぉ~ん」となだめすかしてやったのだが、それにしても案外簡単に着せられたので管理人はちょっと驚いてしまった。そういえば、ふつうのTシャツタイプの服にしても、姫は最初からまったく抵抗しなかった。もしかすると、姫さん前の家では年中服を着せられてお嬢さま生活をしていたのかもしれない。

そんなわけで服を着るのにはまったく抵抗のない姫さんなのだが、フードをかぶるのはちょっとばかしお嫌らしい。

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フードをかぶったとたん、気分は急降下


せっかくついているのだから、全身濡れないようにフードもかぶせた方がいいと思うのだがね。でもここまでブルーな顔になられるとさ……しかたない、フードは単なる飾りにするか(汗)

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ともかく、ワハ母さま、けっこうなものをいただき、ありがとうございましたm(_ _)m 姫のヒートやら我が家の病人けが人騒動やらでお礼が遅くなったこと、お詫びもうしあげます。ようやくこの記事が上げられたきょう、たまたまワハ父のサイトにとんでもない題名の記事が上がっていたのは……意図したものではありませぬので、悪しからず(-_-)

追伸:またもや、ワハ父がライブをやるらしい。こんどは、父だけではなく母までが!?

『親指企画DOGS』 LIVE
赤羽LIVEハウス“ウッディ”(03-3598-4803)
2007年4月21日(土)19:30~(出演順未定)
出演3組(ベンチャーズ系1組&普段はビートルズのPaul役の方が歌うフォーク系1組)
1ドリンク付¥3,000or2ドリンク&サンドイッチ1人前付¥3,900(選択制)


DOGSとなっているけれど、出るのは飼い主だけであって、犬はどうやら出演しない模様なのだが……

ワンスケ&ハンナのコーラス付きじゃないのは残念だけど、土曜の夜お暇な人は赤羽までLet's Goざます!
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テーマ : ワンコ日記
ジャンル : ペット

夕立

今日は夕方からいきなり雨が降り、雷がゴロゴロ鳴りだした。

これから夏にかけて、姫さんにとっては受難の季節である。姫は心の底から、ほんとうに雷が大嫌いだ。人間の耳には聞こえない微かな音であってもすぐに反応して騒ぎ出す。音に敏感な犬というのはいるもので、雷などの大きな音に必ず反応して怯えるのが常なのだが、そういう犬はふつう花火などにも同じような反応を示す。

姫の場合は花火やトラックの騒音など他の音にはまったく反応しないので、おそらく大きな音が苦手というより、雷というもの自体にとても嫌な記憶があるのだ。

雷はたいてい雨を伴うものだ。姫はうちに来た当初、ほんとうに雨の日の散歩が嫌いだった。いつものように大はしゃぎで玄関までは行くのだが、ドアを開けて外が雨降りだとわかったとたん、尻込みして玄関から出ようとはしなかった。苦労知らずで脳天気なツチノコ兄弟が雨が降ろうが槍が降ろうが1日2度の散歩は欠かさないのとは大ちがいだ。

そう言えば、うちに来た最初の年は、雪あそびも嫌がった。これまたいつでもお気楽脳天気なツチノコ兄弟がドロドロになって庭を駆け回っているのを横目で見ながら「何やってんのかしら、あの馬鹿」という顔をしていたのを管理人は今でもよく覚えている。

独り暮らし時代の記憶がまだ鮮明だったころの姫にとって、濡れるということはおそらく命取りだったのだろう。保護された時期から見て、姫はたぶん冬の間に独り暮らし生活を送っていた。冬場の寒い時期、暖かいねぐらのない犬にとって身体が濡れるというのはまさに命に関わる問題だ。丁寧に身体を拭いてくれる飼い主を持たず、暖かい部屋でぬくぬくすることのできない野良犬にとって、身体を濡らさないということは生存し続けるための本能に根ざした行動だったのだろう。

今年は雪が積もらなかったが、去年の冬は姫も他の2頭と一緒にドロドロになりながら庭で雪あそびを楽しんだ。雨の日でも喜んで散歩に出かけていくようになった。今は身体が濡れても、家に帰れば乾いたタオルで拭いてもらえて、そのあと暖房の入った部屋で暖かい布団にくるまってぐっすり眠ることができる。それがちゃんと理解できれば、身体を濡らすことへの恐怖がだんだんと薄らいでいく。

あいかわらず雷が鳴ると姫は仕事机の下に潜り込み、管理人の足元で小さくなって震えている。雷嫌いは完全には治らないものの、最初のころのようにパニックを起こして家中を駆け回るようなことはしなくなった。そろそろ落ちついてきたことだし、こんどは雷が鳴るたびに、とびっきり珍しい美味しいおやつを姫の口に放り込んでみようかな、とも思っている。

すごく嫌なことが起こるたび、同時にめちゃくちゃ良いことが起こるようにして、だんだんと嫌いなものを楽しみにするようにしていくのは、犬のトレーニングではよく使う手だ。ただ、冷静さを失うぐらいパニックしていしまっている時には、目の前に美味しいおやつをぶら下げても、犬は見向きもしてくれない。

でも今の姫の状態なら、おやつにちゃんと反応を示すかもしれない。

一度刷り込まれてしまった「恐怖心」を完全にぬぐい去るには時間がかかる。だが、どんな犬と飼い主でも、時間をかければ良い状態に持っていくことはできる。雷が鳴らないようにはできないが、雷が鳴ってもそんなに怖くないと思わせることは可能だ。少なくとも管理人は常にそう思っている。

あいかわらずマイペースでお昼寝中のカイさんは、むろん雷が鳴ろうがまるで知らん顔だ。雷が怖いものだとか良くないものという感覚自体を持ちあわせていないので、外がちょっと騒がしい程度にしか感じないらしい。外で盛大に雷が鳴っていても腹を丸出しにして仰向けで寝てる姿は平和そのものだ。

カイちゃん、そんなかっこで寝ていると、雷さんにおへそを採られちゃうよぉ~

どんな犬でも苦手なものはそれぞれ違う。また苦手を克服できるペースも、そのやりかたも犬と飼い主によってそれぞれだ。うちはまあうちのやりかたでのんびりやっていけばいいかな。

ようやく雷が遠ざかっていつもの寝床に戻って寝ている姫を見ながら、そんなふうに考えている。

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テーマ : ♪♪成犬万歳!!
ジャンル : ペット

呪われた屋敷

もしかしたら、犬猫屋敷の管理人はとうとう地獄に堕ちたかなと喜んでいるそこのあなた、たいへんご無沙汰しておりました(深々とお辞儀m(_ _)m)

おかげさまで管理人は今も元気で生きとります。今回は、マジで死ぬかと思ったけどね(-。-) ぼそっ

ここ数週間で我が家を襲った悲劇の数々には、さすがの管理人も「何なんや!?」と目の玉をむかずにはおれなかった。何しろ次から次へと病人けが人が続出しそれに病獣、怪我車まで相まって、犬猫屋敷はまさに呪われた屋敷状態になっていたからだ。

ことの始まりは2週間ほど前、ジィジが旅行に行って悪性の風邪をもらってきた。で、元もと年寄りだし、具合が悪いんだからおとなしく寝てりゃいいもんを、病を押してあいかわらずあっちこっち遊び歩いていたせいで、すっかり風邪をこじらせ、結局1週間ほど具合の悪い状態が続いていた。そこに、先日も書いたようにカイちゃんの関節炎騒動が起こり、ついでに虫歯が腐って、管理人的にはそうとう「てーへん」な状態になっていたのである。

だが、じつは先日書かなかったことがもう一つあった。「あんよ痛い痛い」になったカイちゃんを慌てて車で医者に連れて行き、とりあえず関節炎ということで安心して帰ろうと車のエンジンをかけたところ、サイドミラーを開閉させるモーターがいきなり空回りし始めて、グイングインという妙な音が止まらなくなってしまったのだ。おそらく運転席の下にある配線のどれかを切れば止まるのだろうが、わけもわからず引っこ抜くわけにもいかず、ちょうど車検が近かったこともあって、しかたなくその足でディーラーの整備工場に持っていく羽目になった。

いったんカイを家に降ろして改めて出かけても良かったのだが、このときすでに管理人の歯痛はそうとう酷くなっていたので(おまけに車を運転するために痛み止めも止めていた)面倒くさくなって結局カイを乗せたまま車のお医者さんに飛び込んだのだ。

ディーラーはうちから車で5分の距離にあるのだが、むろん脚が痛いカイちゃんをそんなに長く歩かせるわけにはいかない。というわけで、整備工場に車を持っていき、事情を説明して、直してついでに車検を通す作業もやっちゃってと頼んだあと、管理人は堂々とこう宣ったのだ。

「うちのお犬さま、いま関節炎で歩けないんで、誰かこのままこの車で私と犬をうちまで送ってもらえません?」

幸い、そのディーラーとは長いつきあいなので当たり前のようにいつもの営業マンが管理人とカイを家までちゃんと送ってくれた。期末のくそ忙しい週末に、犬が病気なので家まで送れと言ってくる、客というのはほんとうに信じられないわがままをいう動物だ、とおそらくその営業マンは心の中で舌打ちをしていたことだろう。

で、ここまでならまあ「何か悪いことが続くわね」で済まされたのだと思うのだが、翌週またこれでもかというほどの悲劇が続出した。先週の記事を書いてあげた直後、こんどは妹がいきなり9度の熱を出してとつぜん寝込んでしまったのだ。ちなみに管理人の歯痛には非常に冷たかった家人だが、妹の風邪にはそうとう同情の声が集まった。もう家じゅう上げての大騒ぎである。で、そんなときに限ってまたいつものクライアントが「嘘でしょ?」というような短納期の仕事を依頼してきた。悲劇というのは常にそれ自身を餌にして次々増幅するものである。

というわけで、この週末、徹夜覚悟の仕事を抱え、あいかわらずカイの運動制限のため2度にわけて犬の散歩に出なければならないのに、むろん熱が完全に下がらぬ妹からの応援は期待できず、またPCの具合が悪いの何のと喚く親をてきとうにあしらい、歯の化膿止めを飲みながら管理人はせっせと仕事をこなしていった。

「この上あんたも風邪で倒れたら、笑い話にしかならんから、妹の部屋に行くときはマスクをして手袋をして、出てきたら即うがいと石けんで手を洗浄するように!」とバァバにきつく申し渡しておいたにもかかわらず、むろんバァバはそんなめんどうなことはやりゃしない。こりゃ来週あたりこんどはバァバが倒れるぞ、と覚悟していたら、思いの外早くバァバも倒れてしまったのだ。

それも2階の踊り場で、猫にケッつまずいて(^_^;)

金曜の夜、管理人がせっせと仕事に精を出していたところ「助けてぇぇ~」というバァバの情けない声が聞こえてきた。何が起こったかと見にいくと、ゴタゴタ色々物が置いてある2階の踊り場で足元の猫を避けようとしてバランスを崩してみごとにひっくり返り、その場にあった衣装ケースの角に頭をしたたか打ちつけていた。

「だって、猫が足元をうろうろしてて……」

うちは年中犬やら猫が足元をうろうろしてるもんだ。だいたい、あんたに踏まれるほど鈍くさい猫はこの世にはいないのだから、知らん顔して通りすぎればいいものを……

バァバのおでこにできたコブはみるみる大きくふくれあがった。場所が場所だけにいちおう検査したほうがいいということになり、結局夜間診療をしてくれる救急病院に行くことになった。ちなみにジィジもパニック状態に陥っているので言っていることが意味不明である。

「救急病院に行かなきゃなんないのに、車がないと不便だ!」

世の中には、タクシーという便利な乗り物があることをご存じないのだろうか? 電話で呼べば家の前まで来てくれるだろうと言ったにもかかわらず「電話番号がわからん!」と意味もなく家のなかをうろうろしている。たしか数ヶ月前に「救急車を呼ぶほどではないとき、呼べば来てくれる救急タクシー(いちおうドライバーが応急処置のしかたを知っているとかそんな話だったと思うのだが)の電話番号とやらを嬉しげに冷蔵庫のドアに貼っていたはずなのだが、むろん我が家にありがちなように、肝心の時にはその大事な物がどこに行ったかわからなくなる。おそらく、これは大事だからと、またどこかに仕舞い込んだのだ。それで仕舞った本人がその存在をきれいに忘れ去っているのである。

冷蔵庫のドアには、犬猫が急に病気になったときのために呼べば来てくれるアニマル・タクシーの電話番号はちゃんと貼ってあったのだが、バァバはケージに入れる必要もなく、おそらくそれほど毛も落ちないのでふつうのタクシーでもいいかなと判断し、動物園のクマのように「たいへんだ、たいへんだ」とただ右往左往している親たちを尻目に、電話帳(これはあまり大事な物ではないのでいつもの場所に置いてあった)から無線タクシーの連絡先を拾いだし、タクシーを呼んで二人を乗せて送りだした。

ちなみに肝心なときに必要な物がないといえば、今回歯痛、発熱、打撲傷と「冷やさねばならぬ」事態が続発したにもかかわらず、我が家にはアイスノンとか保冷剤という類のものが一切なかった。数ヶ月前までは山ほど冷凍庫に入っていたのだが、「掃除したい病」の発作に襲われたジィジが一気にぜんぶ捨ててしまったのだ。ふつう一つ二つは残しておく物だが、なぜかジィジは発作が起こると闇雲にすべての物を捨ててしまう。で、その直後にぜったいにそれが必要になり、結局肝心の物が見つからないと大騒ぎになるのだ。

とは言っても、代替品ぐらいいくらでも見つかる。歯痛のとき管理人のぷっくり腫れた顎にのっていたのは鶏胸肉の真空パックだった。今回、心優しい管理人がバァバに貸してやったのは、大切に冷凍庫に寝かせてあった肉まん(大)である。ほんとうはまだ食べたくはなかったのだが、親孝行な管理人は気前よくバァバのためにそれを放出してやった。

タクシーが来てそそくさと車に乗り込む二人に管理人は優しく言葉をかけたのだ。

「それはアタシの明日の朝飯だから、治療が終わったらちゃんと忘れず持帰るように」

幸い、バァバの怪我は単なる打撲と診断された。ようやくもらった薬が効いてきて、週末が終わるころには妹の熱も7度台に下がった。車も無事日曜日には元気になってご帰還し、カイの脚も短い散歩なら一緒に行けるまでに回復した。無事短納期仕事の納品を済まし、良い具合に解凍された肉まんを堪能しつつ管理人はつらつらと今回の悲劇について考えている。

今年は、珍しく節分に「鬼は外、福は内」をさぼったのがいけなかったのかもしれんな。ただの豆まきとはいえ、侮っちゃいかん。

来年はちゃんと大声で「鬼はぁ~外!」と叫ぼうと心に決めた管理人である。

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近ごろの若いもんは、根性が入っとらん!
我が家の最長老チビ姐さんはきょうも元気に暮らしている
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スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


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