ブリーダーって?〜その1〜
2006 / 12 / 28 ( Thu ) 日本にはブリーダーを名乗る人間が山ほどいる。犬を交配させて子犬を産ませる犬の所有者の誰もがブリーダーを名乗れるのなら、たしかにこの国には数千人のブリーダーが存在する。だが、じっさいほんとうのブリーダーというのはそれほど数が多くはない。
管理人が言う「ほんとうのブリーダー」というのは、犬の血統や交配についてじゅうぶんな知識を持っている各犬種のプロである。金儲けのために、去年はチワワ、今年はジャックラッセル、2年前にはトイプーを作ってましたなんて奴らは単なる繁殖屋だし、うちのコの子どもが見たいの、とただ同じ犬種をかけ合わせ、お気に入りの数匹を手元に残し、あとはペットショップに売りましたなんていう輩はバックヤード・ブリーダーと呼ばれる単なる無知な素人だ。そういう連中までがブリーダーを名乗るせいで、ほんとうにまじめにやっている良いブリーダーさんの評判が下がるのは、じつに残念なことだと思う。その結果ブリーダーという言葉の意味がまちがって使われるのはじつに由々しき問題だ。 保護団体のサイトを見ていると、よくこんな条件がついている。 「ブリーダーへの譲渡はいたしません」 この場合のブリーダーは、おそらくブリーダーを名乗るその他の人々なのだろうが、これを見て、多くの一般人はきっと思うのだ。 「ブリーダーっていうのは、保護犬の譲渡もしてもらえないくらい悪い奴らなのね!」 ちなみに、万が一管理人が保護犬を飼っていて、新しい飼い主候補として「ほんとうのブリーダー」さんが名乗りを上げてくれたなら、管理人ならまずまちがいなくその人に犬をもらってもらう。なぜなら「ほんとうのブリーダー」なら、その犬種のプロであり、きちんと世話をして大切に最後まで飼ってくれるという保証書がついているようなものだからだ。不妊去勢手術も無理矢理しろとはいわないだろう。手術をせずにまちがって交配してしまったなんてことは、プロのブリーダーならありえない。未去勢の犬であってもきちんと管理することができるのがほんとうのブリーダーであって、その程度の管理もできないようではブリーダーを名乗る資格などないからだ。 ブリーダー=子犬を産ませると思うのはまちがいだ。血統もわからず、多くの場合親犬も正確な歳すらわからない保護犬を交配に使うブリーダーなどいるわけがない。繁殖に使って良い犬と使うべきではない犬、その見分けができないようではプロのブリーダーとは言えないからだ。 ほんとうの犬のプロとしてのブリーダーさんとそれを取り巻く世界というのは、一種独特の犬社会で、管理人のようなふつうの犬飼いには縁遠い世界なので、管理人も日本のブリーダー事情についてはよく知らないのだが、本やサイトで読んだかぎり、アメリカやイギリスのブリーダー事情と日本にいる自称ブリーダーがやっていることはあまりにもちがいすぎる。 長くなったので、つづきは明日…… |
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