雷恐怖症
2006 / 12 / 27 ( Wed ) 昨晩の東京は、盛大に雷が鳴った。
っつぅかさぁ〜、12月の末に雷って何? ふつう雷って夏に鳴るもんでしょうが。おまけにきょうはトレーナー1枚でも過ごせるようなぽかぽか陽気。やっぱり地球は壊れてる。いかんね、エコな暮らしを心がけんとね。 で、その雷が鳴っているさなか、たまたま越後屋と電話でダベっていたのだが、電話の向こうとこっちで雷嫌いの犬をなだめながらの会話はけっこう笑えるものだった。 「というわけで新しいサイト立ち上げたんで、いつもこまめに宣伝してくださる犬猫屋敷の管理人さまに敬意を表して、ちゃんとリンク貼るように。大丈夫、姫ちゃん、怖くないから、管理人の足元にくっついてなさい」 「おお、今週は忙しいから、週末になったらやっとく。ポン太、大丈夫だ。父ちゃんがいるんだから、怖くないぞ!」 「頼んだよ。お互い友だち少ないんだから、せっせと協力しあわないとね。姫ちゃん、平気だから。ほら、もう音が小さくなってきてる。もうすぐ終わるからね、もうちょっとだけ、ガンバ!」 「それにしても、おまえのデザインした姫のブログ、いつもながら趣味悪すぎ。ポン太、平気だって。父ちゃんぜんぜん怖がってないだろう。父ちゃんが平気っていったら、大丈夫なんだから」 「放っといて。丸1日かかったんだから! 姫ちゃん、ほら、もうゴロゴロさん遠くに行ったよぉ〜もう大丈夫だよぉ〜」 「あんなもんに1日かけたのか?! 暇人。ポン太、気晴らしにささみ喰うか? ほら、大好きなささみジャーキー……いらないのか? そうか。じゃああとで落ちついたら食べような」 ちなみに、この会話をしている最中、姫はずっと管理人の足元で丸くなってガタガタ震えていた。ポセは食卓の下に潜り込んで、すっかり瞳孔が開いていたらしい。 犬飼いというのはまったくおかしな人種である。本気で、犬に向かって話しかけるのがごく当たり前だと思っている。犬飼いどうしだから許されるこんな会話も、ふつうの人相手にやったなら、ぜったい頭がおかしいと思われる。 姫もポセも、心底雷が怖いのだ。人間の耳には聞こえないくらいの些細な音でも、彼らはすぐに反応する。昨晩も、パニックを起こした姫がいきなり部屋のドアをぶち抜いた。 まっ、仕方がないんだがね。少なくとも管理人が家にいれば、それほどひどいパニックは起こさずに済むようになっただけでも、姫にしては進歩なのだ。前は絶叫しながら家中をかけずり回って大騒ぎしていたものだ。 雷が鳴ったせいで、管理人は風呂に入りにいけなかった。越後屋も眠くてその場で気絶しそうなぐらい疲れているにもかかわらず、雷が鳴りやむまで2階に寝に行くことができなかった。雷が鳴っているあいだ、いつものようにくだらない話をしながら、互いの愛犬をなだめつつ犬が落ちつきを取り戻すのを待っていたのだ。 犬飼いってやっぱり変な人種なのだ。犬のために、ときには生活のペースを狂わされるのが当たり前だと思っている。 だがね、犬は1日のほとんどを人間のペースに合わせて暮らしているのだ。誰にだって苦手なもののひとつやふたつはあるものだ。だから愛犬が恐怖でガタガタ震えているときぐらい、そばで応援してやるのもいいだろう。 深夜にとつぜん鳴った雷のおかげで、管理人はすっかり寝不足だ。だが、これもまた犬を飼う生活の一部。少しずつでも姫の雷恐怖症がよくなってくれるのなら、それで管理人としては満足なのだ。 |
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