隣の芝生
2006 / 12 / 09 ( Sat ) きょうもきょうとて、地道に新バナー普及運動実施中♪
で、きょうの話題だが…… 犬ってどうして他犬の持っているものに限って欲しくなってしまうのだろうか? いや、これは前々から思っていたことなのだ。ツチノコ兄弟が最初に我が家のやってきたとき、多頭飼いのなんたるかがまったくわかっていなかった管理人は、なんでも2コずつ同じものを買ってやっていた。ディーとカイのあいだには歴然とした順列があったし、いつもディーだけが遊んでいてカイがおもちゃで遊べないのは不憫だし、という中途半端な平等意識に基づいた管理人の親心からだ。 だが、まったく同じものを2つ用意してやっても、奴らはいつもひとつをを巡って闘争する。たいていは、どちらかが両方をぶんどって(たいていはディー)もう1頭のほうが、物欲しげにその回りをぐるぐる回っていたのである。 そのようすを見ていて、管理人は、はたと思いついた。管理人と妹が子どもだった頃を思いだすと、やはり相手が持っているもののほうがすばらしく良く見えたような気がする。それはたいてい同じもので、色がちがうとか、形がちょっとちがうとか、とにかくほとんど差異はないのだが、にもかかわらず、相手が持っているもののほうが、ぜったいに自分のより良いと思いこんでしまうのである。 たぶん、犬だって同じなのだ。 隣の芝生はいつだって青く見える。 で、最近いつものアメリカのサイトから犬グッズを買いこんだときに、ついでにラテックスのおもちゃを買ってやった。ピーピー鳴るおもちゃは唯一姫が遊ぶおもちゃで、放っておくと自分で投げたおもちゃをおっかけたり、ただ無心に囓っていたり、とにかく独りで何時間でも遊んでいる。おもちゃを壊しちゃいかん、という教育をパピーの頃にきちんとできなかった管理人のようなダメ飼い主に飼われている大型犬だと、たいていは数日で笛の部分が壊れてピーピー鳴るおもちゃもただのゴムの塊になる。 だが、姫はピーピー鳴るおもちゃをとても大切に扱うのだ。もしかすると、前の家でおもちゃはたった1コしかもらえなくて、それを大事に使っていたのかなとも思うし、もしかするとパピーの頃にはおもちゃなどで遊んだことがなかったのかな、と思うこともある。我が家に来た当初、姫はおもちゃで管理人と一緒にうまく遊べなかった。最初は管理人が手を出すと慌てておもちゃを隠してしまうような妙な動きをしていたのだ。管理人がおもちゃを手にとって、それを投げて姫が追っかけるというような、ごくごくふつうの遊び方ができるようになったのは、つい最近のことである。 お世辞にも可愛くないのが、アメリカ製のおもちゃの特徴である。 姫のためには、変な顔をしたカエルさん、顎のちからが強いカイ用にはちょっと堅めのハリネズミを購入したのだが、2頭とも相手が持っているほうが気になってしかたがないらしい。これがツチノコ兄弟ならば、 「おい、そっちよこせよ!」 「やだよ、あげないよ!!」 「よこせよぉ〜!!!!」 てな具合に引っ張り合いになって、せっかくのおもちゃが数分のあいだにお釈迦になるなどというのはよくある出来事だったのだが、さすがに単なる同居犬の他犬の関係では、そこまで親しげな行動はとれないらしい。代わりに、互いをちらちら横目で見ながら、相手が興味を失っておもちゃを放す瞬間を虎視眈々と狙っているのだ。 さっきから、2頭はずっとピーピーピーピーやっている。相手の興味をひくように、わざと前を通りすぎてみたり、横目でちらちら見ながら「こっちのほうが良い音で鳴るぜ!」とばかりにおもちゃを鳴らしまくったり、2頭の駆け引きを見ていると時間が経つのも忘れてしまう。 たまに、管理人が遊びに参入したとたん、そっちのおもちゃが犬たちの最高級の逸品になるのもおもしろい。 成犬になると犬は遊ばないと真剣に信じている飼い主さんがいるが、犬はいくつになってもおもちゃで遊ぶ。たしかにパピーの頃のように、延々遊びつづけるということはないが、パピーのときと同じように、おもちゃを持ってはしゃぎまくるのだ。 きょうのように天気の悪い日は、散歩が極端に短くなる。その分の余ったエネルギーをほどよく消化させるため、犬猫屋敷では雨の日には、ピーピー音が響き渡ることになる。 |
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