管理人のお薦め本
2006 / 10 / 21 ( Sat )
1ヶ月ほど前、管理人はある一冊の本に出会った。

今年の初めくらいに、New York Timesのベストセラーリストのトップを何週も続けている犬関連の本があるということで、ちょっと話題になった本を、春先に購入し、忙しさのあまりずっと読まずに放っておいたものだった。

何しろ、タイトルが良かった。

「Marley & Me: Life and Love with the World’s Worst Dog」

世界一の問題犬と言い切っちゃうところが気に入った。表紙もラブのパピーの写真で、ものすごく可愛かった。

でも、内容はたいして期待していなかったのだ。いままでNew York Timesのベストセラーリストの言葉に騙されて購入し、途中で投げだした本はいくらだってあるし、売れているからおもしろいというわけではないのはじゅうぶん承知していた。とくに犬関係の本は、「ほんとにこいつ、犬飼ってんのかよ!?」と言いたくなるものも多くてね。そうじゃなきゃ、単なる自慢話だったりして、ああ、そうですか、それはよろしゅうございましたね、と白けた気分で本を閉じることも少なくないのだ。

そんなこんなで買ったはいいが、そのうち読む本の山の中に積み上げられていたのだが、仕事が空いた暇つぶしに、ちょっと読んでみるかね、とある日ふとなんの気なしに手にとってみた。




……すいません、参りましたm(_ _)m




こんなおもしろい本、初めてです。感動しちゃいました(T_T)




もし管理人に潤沢な資金があるなら、自費出版したいとまで思ったのだ。ボランティアでもいいから、日本中の犬飼いさんと犬飼い予備軍に、この本を読ませたい!

なんて思っていたら、何のことない、驚くほど早く翻訳版が発売された。


<<あらすじ>>

ジョンとジェニーの新婚カップルは、将来子どもがたくさんいる家庭を作ることを夢見ていた。ところが、ジェニーときたら、夫が買ってきた植木をことごとく枯らしてしまう。このままで子どもができたら、ほんとうにちゃんと育てられるのだろうか? 試しにまず犬を飼ってみようか? そんな単純な理由で、ふたりは新聞広告に出ていたブリーダーの家に犬を選びにでかけて行く。

そこにいたのは生まれて間もないラブのパピーで、どのコにするか迷っていたところ、なかに1頭、特別やんちゃで元気のいい♂犬がいた。♀犬は400ドル、♂犬は375ドルだけど、そのコなら350ドルでいいわ、とブリーダー。

ジェニーは「お買い得」という言葉にめっぽう弱い女性だったので、ふたりは迷わずその元気でやんちゃなお買い得犬に飛びついた。それがマーリーと夫婦の出会い。そして、25ドルのディスカウントの理由がわかるのにそれほど時間はかからなかった……

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マーリーは決して世界一優秀な犬ではなかった。それどころか、飼い主が太鼓判を押す問題犬だった。とにかく元気で、力が強く、悪戯はするは、盗み食いはするは、せっかく行ったトレーニングスクールも、たった2日で退学させられ、ふつうのラブの基準に照らし合わせても、じゅうぶんものすごい犬なのだ。

ジョンとジェニーの奮闘ぶりはまさに抱腹絶倒のおかしさだ。マーリーのやることなすこと、まさに「この馬鹿犬!」と言いたくなるほどのみごとさなのだ。それを、新聞のコラムニストでもあるジョン・グローガンが軽妙な筆で綴っていく。

だが、どんなにマーリーが問題犬であっても、ふたりは彼を溺愛する。むろん、途中で挫折しかけることもあるのだが、最後には、あぁ〜ぁ、またやっちゃったよ、まったくこいつときたら、と笑いながら、マーリーはマーリーなのだから、とすべてを受けいれていくのだ。

これは、ちょっととぼけたふつうのアメリカ人、グローガン一家と天下のダメ犬の一生の物語だ。正しい犬の飼い方や、コマンドの入れ方、しつけの仕方のノウハウ本は数限りなくあるが、そんなものよりこれを一冊読む方が、犬を飼うというのはどういうことがほんとうの姿が判る気がする。

すでに犬を飼っている人は、ぜったいに大喜びすること請け合いだし、犬を飼ったことのない人、犬を飼いたいと思っている人にもぜひ読んで欲しいと思う。ついでにいえば、犬の問題行動に悩んでいて、明日にも犬を手放しそうになっている人には、ぜひとも読んで欲しいのだ。

この世のなかに、飼いきれない犬など存在しない。

飼いきれない犬は存在しないが、犬を飼いきれない飼い主は存在する

この本は、多くの人にそれを教えてくれる。

テーマ:日記 - ジャンル:ペット

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