お坊っちゃま
2006 / 09 / 21 ( Thu )
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さて、月曜日の「姫ちゃんの2周年記念日」の話だが、我が家では誕生日やら記念日には犬たちに豪勢な食餌が振る舞われることになっている。

犬猫屋敷で豪勢な食餌といえば、むろんメニューはと決まっている。

今回は、骨付きブタのスペアリブをせいろで蒸してやることにした。いつでも万年ダイエット中の犬猫屋敷のお犬さまたちである。脂身の多いスペアリブをそのまま食べさせたりしたら、また皮下脂肪がたまりにたまって、おデブ指数が上がってしまうからだ。

親に頼んで買ってきてもらったスペアリブは3本入りで、小さなのが2本と肉もたっぷりついたの大きいのが1本という構成だった。

きょうは姫ちゃんのお祝いだから、姫にはこの小さな2本をやろうかね。

まずは、いつもの餌を1/3ほどやったあと、本日のメインディッシュ、スペアリブの登場である。骨付き肉を見た瞬間、姫の瞳がキラリと光った。

「肉ね。やったわ! きょうの夕飯は肉なのね!!!!」

1本目のスペアリブを、姫はおよそ3秒で平らげた。




ガブッ (←肉にかぶりつく音)



バキッ (←骨を真っ二つに噛みちぎる音)



スポッ (←ふたつに折った骨を肉ごと吸い込む音)




もう少し、ゆっくり味わって食べられんもんかねぇ〜小さめとはいえ、スニッカーズくらいの大きさはある骨付き肉を三口で呑みこむアンタの気がしれん……





それに対して、お坊っちゃま育ちの黒いかたのほうは……





「こっ……こっ……これはなんでしょうか? え? お肉なんですか? 食べられるんでしょうか? でも大きすぎて、ボクの小さなお口ではとても食べるのは無理だと思います」

バクッといけ! 男なんだから、むしゃぶりついて喰ってみろ!!

「むっ……むっ……無理ですよ。こんな大きなもの、とても食べられませんって。お願いします、管理人さん、食べやすい大きさにちぎってください」

たしかに、貧乏な我が家では肉といったら、一口サイズの小さな肉を餌や野菜に混ぜて嵩を増やして食べさせたことしかない。大きな(こちらは100円で買える棒アイスくらいの大きさ)骨付き肉を見て躊躇する気持ちも判らないではないが、でもやっぱり犬なんだから、ここは一発バクッといってもらいたいものである。

とはいっても、困った顔をして肉の塊を見つめ、それから懇願するような目で管理人を見上げるカイの顔に負けて、けっきょく管理人は床に座りこみ、せっせと手でスペアリブをちぎってやることにした。

「はい、カイちゃんお口開けて……あぁ〜んしてごらん」

やっぱり犬飼いという人種はどこかネジが外れている。目の前にいるのは、本気になれば人の手だってかみ砕く立派な牙を持った動物である。そいつのために人間が肉をせっせと骨から外してやるなんて、どこか何かがおかしくはないかえ?

そのころ、すっかり2本目のガブッ、バキッ、スポッを終えた姫さんは、少しずつ肉を食べさせてもらっているカイのそばで

「ちょっと、ちょっと、ちょっと、それ残すんなら、アタシにちょうだい」

光線をビシバシ送りながら、カイと管理人の周りをグルグル回りつづけていた。

ライオンの食べ残しを狙うハイエナか、アンタは!?

5分ほどかけて、ちぎってもらった肉をきれいに食べ終えて、最後に残った骨をまた数分かけて堪能して、カイのお食事タイムは無事終了した。

こいつ、ぜったい野生では生きていけんな。

甘やかされて育ったお坊っちゃま育ちの我が愛犬を見て、深くため息をつく管理人である。

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テーマ:ワンコ日記 - ジャンル:ペット

00:19:58 | カイザー | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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