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すみれの譲渡条件~おわりに~

☆☆☆☆すみれの家族になってみたい人、いない?☆☆☆☆
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里親募集中のすみれがどんなコか、知りたい方はこちらから

譲渡条件についてはこちらをご覧ください。
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長々と書いてしまったが、簡単に言えばどんな家庭環境であってもすみれをもらっていただく障害にはならないが、ただすみれをタンス扱いする人がもらいに来たら、管理人はこんな顔(¬ ¬)で見ちゃうよって、要はそういうことなのだ。

たかが犬、されど犬。犬は法律上はタンスと同じ扱いだが、タンスとちがって感情もあるし喜怒哀楽をきちんと身体で表現する。できれば、すみれのそういう気持ちをちゃんと理解してくれる人間に、管理人としてはすみれをもらっていただきたい。

古いタンスは表面の傷を削り落として、塗装をし直してもしょせんは古いタンスのままだ。ところが、犬はちゃんと手を掛けて世話をしてやればスーパードッグにも問題犬にもあっという間に変身する。飼い主のやり方しだいで色んな犬ができあがるのだ。特にすみれはまだ若い犬で学習能力も非常に高い。だからたとえばトレーニングを楽しめる人ならば、そうとう高いレベルまでコマンドが入れられるはずだし、アジリティーなどのスポーツも一緒に楽しめると思う。

いまの時点で、すみれは確かに完璧な犬ではない。要求吠えの悪癖がついているし、気をつけないとマーキングもする。たとえば、間違った飼い主に飼われてしまえば、おそらく近い将来要求吠えがエスカレートして、咬み癖までいってしまうタイプの犬だろう。だが、すみれのエネルギーを良い方向に向けてやって、知的好奇心を満足させてやれれば、ぜったいに問題は起こさない犬だし、その上驚くばかりのポテンシャルを持っているまさに犬好き垂涎の的の名犬予備軍だ。

すみれは体重5kgにも満たない小型犬だ。だが、小さいから飼いやすいなんて思ったら大まちがいだ。おそらく、前の飼い主はそう考えてすみれを家に迎え入れたのだろう。そして案の定大失敗した。いくら片手で持ちあげられても、やっぱり犬は犬なのだ。きちんと犬として扱い、犬としてのニーズを満たしてやらなければ、すみれのように犬らしい良い犬であればあるほど問題犬と呼ばれてしまう。

すみれは、おそらくコーギーの血が濃いコーギーMixだ。コーギーというのは元来一日中牛を追って農場を駆け回るように作られたハーディングドッグで、小さな身体ですばしっこく走りまわって自分の100倍ほどもある巨大な牛を追い立てる勇敢でタフな犬種なのだ。だから、小型犬でも大型犬並の運動量が必要だ。それにもともと気が強くアルファ志向も強いので、この群のリーダーは頼るに足りんと判断した場合は、飼い主を蹴落としてトップに立とうとする傾向がある。牛のかかとを咬んで威嚇するのはコーギーの仕事の一部なので、問題犬になると咬み癖が出るというのはそのせいだ。ただ人と一対で仕事をするコーギーのような犬種は、訓練性能の高さは抜群だ。いったんこの人がリーダーと決めたら、リーダーの言いつけにちゃんと従い、スーパードッグへの階段を一気に上り詰めることもできる。

この辺は、我が家にいるハウンド系の皆さんとは大違いだ。ハウンド系の犬は、よっぽど時間をかけてちゃんと訓練を入れないと、スワレマテをかけて飼い主がその場を離れたとたん、自分の趣味の世界に没頭する。戻ってきたら犬がいなかった、なんてことは日常茶飯事なのだ。その点、すみれのような犬は、飼い主が戻ってくるまで一生でもスワレマテができるタイプの犬だ。むろん、すみれはまだまだ好奇心旺盛な子犬(2歳前後)なので、落ちつきがなくてマテは何より苦手だが、これから毎日地道にお稽古していけば、すぐに最低限のことは覚えて実践するだろう。

たとえば、我が家に来てすぐすみれには、これはやってはダメ、ここは入っちゃダメという犬猫屋敷の基本的ルールを教えたのだが、管理人が部屋から出ていっても、すみれはちゃんとダメだと言われた場所には入らずじっとフセのポーズで部屋の入り口で待っている。姫にやらせるのに2年かかったことを、すみれは1週間足らずでちゃんと覚えた。

ただ、定期的にさまざまな方法で管理人に挑戦してくる。たとえばダメだといった場所にわざわざ上がってみて、もしかして今回はOKが出るのでは? とやってみるのだ。ここでまあいいや、とルールがなし崩しになれば、あとは自分の天下だと常に下克上を狙っている。

管理人はそういうすみれの性格をおもしろいと思っている。コーギーの血が濃いすみれにとって、こんどの飼い主が言うことを聞く価値があるほど立派なリーダーなのかを確かめずにはおれないのだ。ちなみに一生こんな下克上の戦いを続けていかなくてはならないわけではない。ただすみれが納得するまではおそらく不定期にこのチェックは続けられる。

だからすみれには、ルールをきちんと守らせられる立派なリーダーになれる飼い主さんがベストなのだ。すみれのチェックをくぐり抜け、この人の下で一生ついていきますとすみれが思った瞬間、バラ色の犬飼い生活が待っている。

すみれの場合、初めて犬を飼う初心者飼い主さんであってもじつは十分巧くやっていけると管理人は思う。できれば、初級コースだけでも良いトレーナーさんについて正統派の犬のハンドリング方法を学ぶことをお薦めするが、独学で勉強するだけでもとりあえずはやっていけるだろう。問題行動があるだとか、飼い主に挑戦してくる犬と聞くと、難しい、面倒な犬と思いがちだが、じつはすみれのようなコは一番扱いやすい犬なのだ。正統派のトレーニング方法だけで、まず問題なく楽しく飼っていくことができる。

ただ、いわゆる「癒されたいから犬を飼いたい」タイプの人や、犬をやたら猫かわいがりするタイプの人には、すみれは向かない。そういう飼い方をすると途端に問題犬に変身する。

最後に、すみれの譲渡条件~序文~に書いた3つの譲渡条件について少しだけ説明しておこう。

1.すみれを最後まで可愛がって大切に一緒に暮らしてくださる方。最期の瞬間は一緒にそばにいてやって、すみれが虹の橋を渡っていくのをきちんと見送ってくださる方。

これはどんなときでも、ペットを飼う場合の大原則だと管理人は思う。明るく楽しいペットとの暮らしの最後には、どんな場合でも例外なく哀しい別れが待っている。だから、それが耐えられないと思うのなら、最初から犬なんて飼おうと思わないほうが身のためだ。ペットを飼う人間がぜったいにやってはいけないことは、飼っている動物より先に自分が逝ってしまうことだ。どんなときでも、何があっても、飼っている犬の最期をきちんと見届ける、これができない人にはやっぱりすみれはお譲りできない。

2.すみれとの暮らしを、これから長ければ15~6年のあいだ、ずっと楽しんでいってくださる方。

この国には「わんちゃん大好き!」という自称犬好きはたくさんいる。だが、十数年の犬の一生に渡って、ずっとコンスタントに犬との生活を楽しめるほんとうの犬好きはあまり多くない。タンスやバッグや服は買って数年経てば飽きてしまうが、犬がタンスとちがうのは、彼らが日々変化し成長していく生き物だからだ。その変化を見逃さず、日々の暮らしを楽しめる方なら、すみれはどんな環境の家に行ってもおそらく一生幸せに暮らせる。5歳のすみれには5歳のすみれの良さがある。10歳になれば、またそのときのすみれの良さがある。その時のすみれを、その時々に合わせたやり方で精一杯慈しんでいただければ、管理人としては本望だ。

ちなみに、保護動物を譲渡する際「いままで苦労してきた犬ですので、幸せにしてやってください」と言う人が多いが、管理人はすみれをもらってくださる方に、このコを幸せにしてやって欲しいとは思わない。ただ、すみれと一緒に幸せになっていって欲しいなとは心から思う。

あと「頑張って一生大事にします」という人もいるが、じつはこれも管理人的にはアウトだ。だいたい犬なんて、もともと頑張って飼うもんじゃない、と管理人は思うのね。頑張らないと飼えないのなら、最初から犬を飼うべき環境ではないのだよ。

だから、寝て、起きて、食べて、仕事して、トイレ行ってみたいな生活の一部としてごく自然にすみれを可愛がって末永く愛情を注いでくださる方に、管理人としては是非すみれをもらっていただきたいと思うのだ。

3.この先、すみれが生きているかぎり、細く長く犬猫屋敷の管理人と何らかのおつきあいを続けていってくださる方。


こういう条件を出す預かりボランティアってたぶん他にいないけど(笑)別にすみれをもらったが最後、その後十数年に渡って管理人につきまとわれるわけではないので、そこのあたりはご心配なく。正式にお譲りした時点で、すみれに対する管理人の責任は終了するし、その後どんな飼い方をしようと、管理人は一切口を挟むつもりはない。むろん、お渡しする前に注意点や問題行動の直し方など必要な点はご説明するが、これはあくまでも我が家でのケースであって、飼い主や環境が変わればまったく同じようにはいかないのは犬飼いの世の常だ。だから、○○しろというのではなく、うちではこういうことがあったとき○○で巧くいきましたという申し送りであって、それを租借して自分なりにアレンジして応用するのは新しい飼い主さんがやるべきことだ。

ただ、短い間とはいえ、すみれは我が家のコとして暮らした、いわば管理人の隠し子である。だから、もし可能ならば数年に1度くらいは元気な顔を見せてもらえれば嬉しいなとは思っている。出不精な管理人だが、それでも年に何回かは犬友を誘ってふらふらとBBQやったりドッグランに行ったりもするので、そういう時にお暇でしたらすみれと一緒に参加してもらえるととても嬉しい。

保護犬の譲渡というのは、結局のところは相性が一番のポイントだ。犬と人間の相性もあるし、人間同士の相性もある。管理人自身、姫をもらった経験から言うと、やはり最初の頃は預かりボランティアさんと密に連絡をとって、色々聞き忘れたことを再確認したりすることも多いのだ。だから、犬猫屋敷の管理人が死ぬほど嫌い、という人だと、やっぱり巧くいかないと思う。それにおそらく管理人のほうも、こいつ、管理人に会うたびに緊張でハックル上がってるぞと思えば、やっぱりこいつにはすみれはやらん、と言うことになってしまうことだろう。

というわけで、ほんとうに長々書いてしまったが、管理人が思うすみれをもらっていただきたい飼い主さんの理想像はこういう方なのだ。ただ理想は理想で、現実には会ってお互い一目惚れ、ということもあるわけで、多少理想とはちがうことがあっても、もしかするとすみれにぴったりの飼い主さんがある日ひょっこり現れるかもしれない。

すみれは、幸い車に乗ってお出かけも大好きだし、新しい人に会ってグリグリしてもらうのは何よりの喜びだ。だから、ちょっとここのところはクエスチョンマークがつくけど、でもすみれと一緒に暮らしてみたいなと思われるようならば、どうぞ遠慮なくお問い合わせくださいませ。幸い今月いっぱいで仕事も片がつくし、そしたら管理人もせっせとすみれの新しい飼い主さん探しに精を出そうと思っているし。

けっきょく、犬と飼い主の相性なんて、要は会ってみないとわからない、と管理人は思うのね。だから、お見合いなんて堅苦しいことではなく気軽に合コン気分ですみれに会って頂ければいいと思うのだよ。

ただ、最初に書いたようにやっぱりすみれにはすみれに一番合う飼い主さんがいるはずで、せっかくご足労いただいて会っていただいても、やはりちょっと無理かなというケースは出てきてしまうのだ。かといって、それはあなたが犬を飼うのに適さないというわけではもちろんないし、ましてや人間性を否定されてるわけでもないのね。ただ単に、すみれという犬には合わなかった、それだけのことなのだ。そこのところはよくご理解頂いた上で、すみれという犬を是非そばで見てみたい、グリグリっとやってみたいと思う方は、メールフォームからご連絡くださいマシm(_ _)m
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すみれの譲渡条件~その6~

☆☆☆☆すみれの家族になってみたい人、いない?☆☆☆☆

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「同棲カップルはご遠慮ください」

これもほとんどの保護団体が譲渡条件として掲げているものだ。で、このケースについては管理人としては何がいけないのか、まったく理由がわからないのでむろんすみれを譲渡する際の障害にはならない。だいたい、婚姻届を役所に出したか出さないかで犬の飼い方にちがいが出るとは思わないし、じっさい戸籍謄本やら住民票の提出を求める保護団体なんてほとんど聞いたことはない。だから、こんなことを条件にしたとしても、それで断念されるのは却ってまじめで誠実な人たちだけなのだ。何でもいいから犬が欲しいとやってくる連中は、結婚している振りをすればいいだけなんだから、こんな馬鹿げた条件をつける必要はないと管理人は思っている。

ただ、ラブラブの二人が一緒に暮らしはじめましたぁ~♪ベッドもダイニングセットもテレビも買ったし、あとは新居のために犬もぉ~♪なんてノリですみれをくださいと来られても、またもや管理人は(¬ ¬)こんな顔になってしまうだろう。

再三書いているように、管理人は犬をもの扱いする方には、大事なすみれを差しあげるつもりはない。犬は、感情があり人間と同じように喜んだり悲しんだりする生き物だ。それをきちんと理解して一生大切にしてくださる方にのみ、すみれをもらっていっていただきたい。

だから、法律上は正式なご夫婦ではなくてもすみれに合う人たちであれば、是非このコの飼い主さんになっていただきたい。ただし、どれくらい一緒に生活されているのかとか、経済的な基盤はしっかりしているかとか少々立ち入った質問をさせていただくことはあるかもしれない。

これは籍を入れているいないにかかわらず、お二人のどちらかだけが犬を飼うことに非常に前向きで、もう片方は欲しいならどうぞ、というような態度の場合、残念ながらお断りせざるをえない場合があると思う。これもまた、ただ単に確率論の問題だ。正式な夫婦であるかないかに関わらず、人間関係なんていつ壊れてしまうかわからない。そうなった時、すみれを可愛がってくださっているほうの方が経済的基盤を持たないと、すみれは結局路頭に迷うことになる。すみれをもらっていただくとしたら、いちおうお届けに上がる範囲はある程度限られてしまうし、また小型犬と言うこともあって東京を中心とした首都圏からご希望をいただくことも多いだろう。そうなると高い家賃という問題が出てくる。今はペット可の集合住宅も多いし、すみれのサイズだとそういうところでも暮らすのは可能だが、やはりふつうのアパートに比べれば家賃が割高になってしまう。別々に暮らすようになった場合、すみれを飼い続けられる環境で暮らすことが経済的に無理だろうと管理人が判断すれば、やはりお断りせざるを得ないのだ。

次は年齢の問題だ。子犬の場合「55歳以上不可」という条件をつけている団体が多い。これまた単に確率論の問題で、犬の寿命が15年として、70歳まではたいていの人は元気に犬を飼い続けられるだろうという、どこに根拠があるんだかわからない計算式の結果出された数字なのだと管理人は思っている。正直、年齢と身体の衰えの相関関係なんて個人差があるものなのだ。60歳でもう枯れ木のようになってしまっている人もいれば、80過ぎても原子力で動いているようにパワフルな老人もいる。だから、管理人は特に何歳という年齢制限は設けないが、ただ3歳から5歳の子どもを育てられるくらいのパワーがないと、おそらく現在のすみれとの生活はかなり疲れます。こいつは、ほんとうに落ちつきがなくてパワーがありあまっている元気な若い犬なのだ。小さな犬をお膝に乗っけて静かに暮らしたいと望んでいる癒し犬をご希望の方には、ぜったいに向かないタイプのコだ。だから、特に年齢制限は設けないが、決して老人むきの犬ではない。

あとはペット不可の集合住宅にお住まいの方だ。ほんらいはこれはお断りすべきなのだろうが、じっさいこの国には「ペット容認」という非常に不思議なシステムがある。要は契約上はペット不可らしいのだが、ほとんどの人が飼っていて、そんなもんだとみんなが思いこんでいるという曖昧な状況だ。こういうケースであれば、別に管理人は気にしない。もらいに来てくださるご本人が、一生すみれを飼っていけると判断されるのなら、譲渡の障害にはならないと思う。ただし、一生すみれを飼っていくということは、そこを何らかの理由で追いだされた時に、きちんとすみれと一緒に暮らせる家に移れる確信があるという意味だ。ちなみに、すみれは再三書いているように要求吠えの癖がついてしまっている犬なので、おそらく新しい家に行った最初は、しばらくはけっこう吠えるだろう。だから、ペット不可の住宅で隠れて飼うには向きません。そんなことをしても1日でバレるのはまちがいない。

どうように集合住宅であろうが一軒家であろうが、ちょっとでも犬が吠えると近所から苦情が殺到するようなお宅にも向かない犬だ。すみれの要求吠えは、巧くやれば完全に治せるものだが、やはり完全に止めさせるのには時間がかかる。長ければ数ヶ月かかるそのトレーニング中、近所のご理解を得られないような環境では、すみれを飼うのは不可能だ。

すみれの譲渡条件~おわりに~に続く

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すみれの譲渡条件~その5~

☆☆☆☆すみれの家族になってみたい人、いない?☆☆☆☆

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「単身者の方はご遠慮ください」

これは比較的どこの保護団体でも譲渡条件のトップに掲げている項目だ。なぜ単身者が動物の保護団体から嫌われてしまうか? それは単に確率論の問題だと管理人は思っている。再三書いているように、可愛がっていた犬を手放さなければならない事態なんてどんな人にだって起こりえる。たとえば若くてぴんぴんしている人だって、明日事故に遭って死ぬかもしれない。そういう時に飼われていた犬がどうなるか? いまのこの国の法律だと、所有者がいなくなったとき、犬は不要品として処分される。家具や身の回りのものと同じ扱いだ。そういう状況で、10人家族と独り暮らしを比べたら、危険率100%の家に犬をやりたいと思う人はいないだろう。

だから、自分に万が一のことがあった時、犬が路頭に迷わないようきちんと準備している人ならば何も問題ないと管理人は思う。たとえば自分が事故に遭った時、まず家に飛んでいって犬を救出してくれる友人や離れて暮らす家族がいるなら、危険率は100%から一気に0に減るわけだ。正直、やたら家族が多くても、飼い主が死んだ途端、犬の世話なんかできないから捨てましたなんて家はいくらだってある。だったら、そういう心の冷たい大家族の家にやるよりは、すみれをほんとうに大事にしてくれる単身者のところに出したほうがすみれにとっては幸せかもしれない。

ただ独り暮らしの家だと、おそらく十中八九お留守番の多い生活になる。これは正直迷うところだ。もちろん、中には管理人のように家で仕事をしている人もいるし、たとえば自分で会社をやっていて仕事場に犬を連れて行けるとか、そういうケースなら何も問題はないのだが、おそらく単身者の多くは、日中会社員生活を送っているだろう。単純に働かなくても喰っていけるような幸福な人は、一握りにも満たない少数派だからだ。

率直に言って、すみれにとってお留守番の多い生活というのは決してベストの環境ではない。すみれは、とにかく人間のそばにいられればご機嫌なコなので、やはり常に誰かが家にいてくれる環境のほうがベストだとは思う。だが、同時にすみれはちゃんとおとなしく留守番ができるコなのだ。最初は多少抵抗して吠えてみたりするのだが、もともとあきらめの良い賢いコなので、こういうもんだとわかってしまえば、おとなしく静かにケージの中でお留守番ができる。

ちゃんとすみれのリーダーになって、留守番の時はケージでおとなしくしていなければならないというルールをきちんとすみれに教えて、守らせられる飼い主さんであれば、すみれはおそらくずっとお留守番の家でも楽しく暮らしていけると思う。

だから、平日はずっとお留守番の独り暮らしの方であっても、管理人はすみれを譲渡してもいいと思っている。ただし、1日中お留守番の環境に見合うだけの時間をすみれのために使っていただける方であることが条件だ。

犬を飼うにはそれなりに時間と手間がかかる。たとえばすみれの例だと、家で排泄はすべてできるが、それでも毎日の散歩は欠かせない。すみれはまだ子犬に毛が生えたような若い犬だし、小型犬だがそうとうパワーがあるコなので、そのエネルギーを巧く発散してやることができないと、まちがいなく吠え癖、悪戯などの問題行動が出るタイプだ。

いまはデカ犬2頭と同じペースで朝晩2回散歩に行っている。デカ犬の場合は散歩だが、脚の短いすみれはいつも小走りだ。その状態で朝晩合わせて1時間強近所を歩きまわる。それだと、日中は悪戯もせず、ほとんどの時間を寝て過ごしているので、おそらくすみれにとって必要な運動量はこれで足りていると見てまちがいないだろう。他にも、すみれは現在管理人が家にいる時は室内フリーで過ごしているので、無駄に広い屋敷内を駆け回って、これもそこそこ運動にはなっている。たとえば独り暮らしの狭いアパートで飼うとして、室内での運動はまったくできないとなると、朝夕の散歩で1時間半~2時間を見たほうが良いかもしれない。

まあこれはあくまでも目安だし、その他色々な状況で条件は変わっていくのだが、仮に散歩の準備時間と帰ってきてから足を拭いたりする時間を全部合わせて1日の散歩に必要な時間を2時間としよう。

その他に餌やり、ブラッシング、排泄物の処理など毎日すみれにかかる時間を1時間とする。するとこれだけでもう1日最低3時間がすみれのために埋まってしまうのだ。その他に、一緒に遊んでやったり、グリグリしてやったり、トレーニングの時間が入ると1日にすみれのために使う時間は4時間~5時間。仮に4時間として、その時間をあなたはすみれのために毎日割いてくれますか?

管理人が会社員をやっていた頃を思いだすと、1日4時間も自由になる時間があったかな?という気がする。会社の就業時間は9:00~5:30だったので朝は7時過ぎには家を出ていた。帰ってくるのは残業がなくても7時近くだ。つまり通勤を含めると1日の半分を会社のために使っていた。睡眠時間を6時間としても、それですでに1日の残りは6時間しかない。食事もしなければならないし、独り暮らしだと洗濯も掃除もしなくてはならない。そういう雑用に2時間とったら、残りはぴったり4時間だ。その全ての時間を、あなたはすみれのために使う覚悟がありますか? それも1年や2年じゃない。この先16年間だ。そんなに長い期間、すみれのために自由時間を全て費やす覚悟はできていますか?

じっさい、管理人の周りにも独り暮らしの会社勤めで犬を飼っている人はいる。で、そういう人の生活を見ていると、やはり生活の中心が犬になってしまっている。仕事が終わったら何が何でも即行帰り。友だちと飲みに行くにしろ、いったん家に帰って犬の世話をしてから出かけてくる。独り暮らしだと、多少具合が悪くても犬の世話は休めない。むろんそういう時にピンチヒッターで散歩や餌やりをしてくれる家族か友人がそばに住んでいるか、ペットシッターを雇える金があるのなら、そういうオプションもあるだろう。週末は、平日の留守番の埋め合わせをするようにほとんど毎週犬と一緒に過ごしている。その生活を延々十数年続けていく。それだけすれば、確かに独り暮らしでも問題なく犬は飼えるのだ。だが、そこまでできる人はなかなかいない。

独り暮らしで寂しいから犬を飼いたいという人は多い。犬がいるだけで癒されるという話もよく聞く。だが、同じように飼い主は犬を癒してやっているのだろうか? 世の中には、飼い主がいなくてもまったくストレスを感じない動物もたくさんいる。だが、犬という動物は人がいないとダメなのだ。もともと、人と一緒に暮らすために人間が交配して作り上げた動物なのだから、人と共にいることが犬の生き甲斐なのだ。

忙しい現代人にとって犬とずっと一緒にいることはおそらくまず不可能だ。管理人だって週に何日かは会社勤めで犬を留守番させている。だがその分の埋め合わせができるよう、留守番で溜めたストレスを発散させてやれるよう、何とか時間をやりくりして犬のために使っている。3頭も犬がいると、たとえばテレビを観る暇なんてぜんぜんない。買い物に行く暇もなければ、友だちと会うのも月に数えるほどだ。映画館に映画を観に行くこともめったにないし、犬連れでなければ旅行にも行かない。そういう生活を、もし苦痛だと思うのなら、最初から犬と暮らすのは諦めておいたほうが良いと思う。犬と過ごす時間が楽しみにならなければ、とてもやっていけるものではないし、結局面倒になって犬がほったらかしになれば、その犬はまちがいなく問題犬と呼ばれるようになる。

犬を飼うということは、手持ちの限られた時間をどう使うか優先順位をつけるということだ。特に独り暮らしで会社勤めをしているのであれば、自由に使える時間のほとんどを犬のために費やさなくてはならなくなる。それを苦痛だとは思わない人、そういう暮らしをやっぱり楽しいから止められないと思う人であれば、管理人は喜んですみれをもらっていただきたいと思っている。

すみれの譲渡条件~その6~に続く

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すみれの譲渡条件~その4~

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お子さんのいらっしゃるご家庭にすみれをもらっていただく場合、忘れてはならない「最悪の事態」は、アレルギー問題だ。

「子どもがアレルギーで犬を飼えなくなりました」

最近、犬を手放す理由としてこんな話をよく聞くようになった。正直、アレルギーの問題は難しい。事前に検査をしておいても、やはり後から出ることはあるし、最近はアレルギーになる子どもが驚くほど多い。だから、これもわりとよくある「最悪の事態」なのだ。

譲渡する側にしてみれば、飼うと言ったのだから責任持って最後まで飼えと言いたいところだが、どんどん悪化する子どものアレルギーを薬で必死に抑えながら、無理に無理を重ねて犬を飼い続けることが果たして良いことなのか管理人としては何とも言えない。またそういう状況で、すみれに対して以前どおりの愛情を持って、すみれとの暮らしを楽しんでいけるのかも難しいところだ。

だから、もしぜったい無理な状況なら、すみれを我が家に戻してもらってかまわない。そのときの状況によって、その後うちでずっと飼っていくか、また新しい家を見つけてやるかはわからないが、いずれにせよ管理人が責任を持ってすみれのその後を見ていく。

ただ、すみれを手放す決心をして良いのは、ほんとうに「もうぜったい飼いきれない」となった時だけだ。管理人としては、最後までジタバタして何とかすみれを飼い続けられるようあらゆる手段を尽くしてくださる方に、すみれをお譲りしたい。

こういう言い方をすると非難されるかもしれないが、最近やたらと聞く「子どもがアレルギーだから飼えなくなりました」という話、犬を厄介払いするための言い訳に使っている人も多いのではないかと疑いたくなるのだ。いわゆる「引っ越しで飼えなくなりました」と同じパターンだ。なぜかこの2つは「犬を捨てる正当な理由」としてまかり通ってしまっている。

ちなみに、ほんとうに愛犬を口で言うほどちゃんと可愛がっているのなら、引っ越しだから飼えなくなるなんてことはありえない。レアケースとしては、英国やオーストラリアといった異常に動物検疫が厳しい国へ海外赴任するケースだが(それもでぜったいに連れて行けないわけじゃない)、里親募集のサイトを見ていて、年間これだけ多くの人が海外赴任してるのだろうか? と管理人は首を傾げたくなる。ペット不可の家に引っ越しが決まってしまったら、犬を飼える別の家を探せばいいだけの話だ。なのにその努力をせずに「飼えなくなりました」と放棄するのは、犬を捨てられるきっかけを待っていたからだと管理人は思うのだ。単純に人に置き換えて考えてみればいい。あなたは、引っ越し先の家がせまいからといって、3人いる子どものうち1人を置いていこうなんて思いますか? いまの時代は思う奴もいるんだろうが、ふつうの人は、3人子どもがいれば3人とも一緒に暮らせる家を探す。新しい家に置く場所がないから捨てていくのは古いタンスだ。もういらないけど、捨てるきっかけがなかったから何となく家に置いておいた古い家具は、引っ越しと共に処分される。

確かに、この国のいまの法律では犬はタンスと同じ扱いだが、管理人は犬をタンスと同じように扱う方には、すみれをお譲りするつもりはない。

そういえば、保護団体の中には、譲渡条件に「引っ越しがないご家庭」を入れているところもあるが、上のような理由で、すみれを家族の一員として引っ越ししても常に連れて歩いてくださる方であれば、別にすみれを譲渡するのに障害にはならないと管理人は思っている。

アレルギーのケースは引っ越しとはちょっとちがう。子どものアレルギーは、じっさいどこの家でも起こりえる事態だし、ほんとうに入院するような騒ぎになってしまうこともありえる。

だから、みんながみんな、アレルギー=待ってましたとばかりに放棄、だとは思わないが、最近の数の多さを思うと、それに近い家も多いのではないかと疑いたくなる。じっさい、アレルギーといっても症状の出方はさまざまだ。ひどい例だと、犬と一緒の部屋にいただけでその後丸1日寝込むようなことにもなる。だが、逆にちょっと鼻水が垂れるだけ(ちなみに、管理人は子猫の毛アレルギーなので、子猫に近づくとこの症状が出る)、少し咳き込む程度なんていう軽い症状もあるわけだ。むろん、どんどんひどくなることもあるし、そのあたりのことは管理人も専門家ではないのでわからないが、ともかくアレルギーだとわかった途端、ハウスダストまみれの古い絨毯を捨てるように、すみれを放棄するようなご家庭には、最初から大事なすみれを差しあげるわけにはいかない。

医者の中には、子どものアレルギーで診せに行くと、検査もせずに「ああ、室内でペットを飼っているならそれが原因ですね。犬を手放した方がいいですよ」なんてことを平気で言うひどい医者もいるそうだ。確かに、犬を室内で飼っていれば毛も散るし、人間だけで暮らすより野外の異物を室内に持ち込むリスクは高くなる。だから、犬を室内飼いすることによって、免疫の弱い子どもだと何らかの病気を発症することはあるのだが、犬を室内飼いすると不衛生で子どもが病気になるというのは、管理人に言わせればナンセンスだ。そんなことが理由なら、日本以外の土足文化の国は、すべての人がいまごろアレルギーで苦しんでいるはずだ。

犬を室内飼いし、なおかつ室内の衛生レベルを犬がいない状態と同じに保とうとすれば、当然ながらそれだけこまめに掃除をする必要が出てくる。それをきちんとやらずして、犬がいるから子どもがアレルギーになったというのは、責任転嫁も甚だしい。犬にしてみれば良い迷惑だ。

だから、犬を飼えば当然掃除は大変になる。アレルギー症状も初期段階であれば打てる手段も多いので、子どものちょっとした変化に目を光らせることも大切だ。万が一アレルギーが出てしまった時も、体質改善、環境改善によって治せるケースもあると思う。だから、万が一子どもが犬にアレルギー反応を起こしてしまったケースでも、何とか巧くすみれを飼い続けられるようあらゆる手段を模索してくださる飼い主さんであれば、管理人はすみれを是非もらって頂きたいと思うのだ。

とはいえ、やっぱり子どものアレルギーがひどくてもう飼いきれないというケースは出てくるかもしれない。これは、ほんとうにどんな家庭でも起こりえる「最悪の事態」なのだ。だからこそ逆に、管理人は敢えてリスクを犯しても、相性さえ合えば、すみれをお子さんのいらっしゃるご家庭にでももらっていただこうと考えている。なぜなら、その家で万が一最悪の事態が起こった場合にも、すみれには犬猫屋敷というセーフティーネットがついているからだ。もしお子さんにアレルギーが出て、そのうちで飼えなくなったとしても、すみれが路頭に迷うことはない。管理センターで不安の中、独りぼっちで残酷な方法で殺される心配もない。なぜならすみれには、万が一の時に戻る家があるからだ。儲け主義のペットショップやネット販売で買った犬だとそうはいかない。飼い主が放棄してしまえば、犬の運命は決まってしまう。だからこそ、リスクの大きい家庭ほど、どうしても犬が欲しいのなら、ほんらい保護犬をもらうべきだと思うのだ。

子どもにアレルギーが出て、飼いきれなくなるリスクが高いから、うちは犬を飼わないと諦めてくれるのならそれでいい。たとえば、それでもどうしても犬と暮らしたいから、預かりボランティアをやるという方向に行ってくれるのならありがたい。だが多くの人はそうではない。保護団体から犬をもらえなかったからと、ペットショップに行ってしまう。その結果、「最悪の事態」が起こって路頭に迷う犬があとを絶たない。

これって悪循環だと管理人は思うのだよ。だから、制約もなく、個人の自由で飼い主探しをできる管理人としては、そういうご家庭のひとつにすみれをもらってもらうことで、もし将来不幸になる犬を1頭でも減らせるのなら、そうすべきだと思うのだ。

犬を飼うにはリスクが伴う。「最悪の事態」はどんな家庭でも起こりえる。だが「最悪の事態」が起こった時、どう対処するかによって、その人がほんとうに犬を飼える人なのか、または犬を飼うべきではない環境にいたのかがわかってくる。「お子さんがいらっしゃる家庭」というのは、確かにリスクが高い環境だ。子どもと犬の両方を世話する親御さんの負担はそうとうなものだし、やはりかなりの犬好きで、そうとうの覚悟がなければ犬との暮らしはしばらくお預けにしておいたほうが無難だろう。だが、それでも頑張って犬を飼いたいと言うのなら、管理人としては、喜んですみれ迎えていただきたいと思っている。じっさい、相手のお人柄を見る際に、お子さんを育てているかたの方が、一目でどんな飼い主さんになるかが想像できて判断するのには楽なのだよ。すみれを子ども同様に育ててくださるのなら、この人ならきっと巧くやっていける、このケースは無理だろうと明らかにわかるのだ。

だから、たとえ「お子さんのいらっしゃるご家庭」でも、管理人は色眼鏡で見ることはしない。だが、起こりえる「最悪の事態」については、きちんと前もって考えて覚悟した上ですみれを望んで頂ければ幸いだ。

次回は、犬をもらおうとすると断られるケースが多い単身者への譲渡について。

すみれの譲渡条件~その5~に続く

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すみれの譲渡条件~その3~

☆☆☆☆すみれの家族になってみたい人、いない?☆☆☆☆

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お子さんのいらっしゃる家庭で、もうひとつ注意すべき点は、万が一今後すみれに咬み癖が出た場合だ。いまのところ、すみれは一切咬み癖のないコだ。管理人が口に手を突っこんで食べ物を取りあげても、噛むそぶりすら見せないのでおそらく大丈夫だとは思うのだが、コーギーの血が入っている可能性が高いので、咬み癖がぜったいに出ないという保証はできない。コーギーが悪い犬だとか咬み癖がある犬種だという意味ではないが、躾に失敗したコーギーの場合、咬み癖という形で問題行動が出やすいのは事実なのだ。

犬が人を咬む理由は、恐怖、防衛、攻撃のどれかだ。すみれの場合、攻撃癖は一切ない。耳掃除などすみれが嫌だと思うことをされる時も、暴れて逃げようとはするが、噛みつくことは一切しない。これはどんな犬でも一緒だが、どうしようもない恐怖を感じたら、たぶんすみれも相手に噛みつく。だが、これは人間が身を守るために腕を振り回すのと一緒で、どんな犬でも本能的にやることだし、すみれは小さくても勇敢で太っ腹な犬なので、他の犬に比べても咬むという恐怖の限界値はかなり高い位置に設定されている。だから、これもほとんど心配はいらない。ただ、すみれは標準的な犬に比べて、そうとうテリトリー意識が強い犬だ。自分の島というものをとても大切にしているので、たとえばお子さんがすみれのおもちゃや餌に手を出した時、瞬間的にバクッとやってしまう可能性はある。ちなみにいままで会った子どもに対しては一度もやったことはないのだが、こればっかりはぜったいにないとは言い切れない。なぜなら自分のテリトリーを守ろうとするのは犬の本能の一部だし、すみれの場合はとくにその部分が強い個体だからだ。

念のため言っておくが、管理人がすみれの食べているおやつやおもちゃを途中で取りあげても、すみれは決して攻撃しない。どう考えてもぜったいに危ない位置(すみれの前脚の間に挟んだ)からおやつやおもちゃを取りあげる時も、うなり声ひとつあげない。ただ、それは管理人がすみれの群のリーダーだからだ。リーダーに対しては絶対服従するのだが、お子さんがすみれにとって同列か下位にいる場合、当然のようにすみれは攻撃に出るかもしれない。同じように、子どもがすみれにとって自分より群の上位の個体でなければ、しつこくされて嫌になったからバクっというケースもぜったいにないとは言えない。

なぜか犬は群のブービー賞を狙いたがる。その理由はよくわからないが、お父さん、お母さん、子どもという3人家族だと、どうしてか犬は自分が子どもよりひとつ上の順位にいると思いこむ。ちなみにうちのような4人家族だと、犬は常に妹のひとつ上だ。で、そういう状況で子どもが犬のテリトリーを犯した場合、犬に咬まれたという事故が起こりえる。

これを回避するためには、ともかく子どもが犬の扱いに慣れるまでは、おとなが常にちゃんと目を光らせていなければならない。犬には犬ほんらいのルールがある。新しい家で、その家のルールが判るまではどうしても犬は自分の知っているルールを適用しようとしてしまう。だから、すみれが新しい家のルールを覚えるまで、また子どもが正しい犬の扱い方をちゃんと覚えるまでは、やはりおとなの指導が必要なのだ。

で、万が一すみれがお子さんを咬んでしまった時は、親御さんが公平な立場で何が原因か、どうしたら二度と同じことが起こらないか、きちんと見極めて改善策を考えてやって欲しい。むろん親の立場にしてみれば、可愛い我が子が咬まれたのだから犬を蹴り倒してやりたい気持ちになるだろう。だが、犬は決して理由もなく人を咬んだりはしないものだ。理由があるから人を咬む、だが犬は、その理由を説明する術を持たない。

犬が子どもを咬んでしまった。これはいわゆる「最悪の事態」のひとつだが、わりとよく聞くケースでもある。幸いすみれには咬み癖はついていないし、今後もまったく出ない確率も高いのだが、やはり「最悪の事態」は想定しておいたほうが良いだろう。

すみれの譲渡条件~その4~に続く

テーマ : 里親探し
ジャンル : ペット

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スーパードッグにはほど遠い、おとぼけワンコたちと暮らすフツーの飼い主


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